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第一話の補足 素養の実践鍛錬 など


清之助「人格スキルを磨く場合、五覚を刺激する生でのぶつかり合いが最も経験値かせぎの効率がいい。作品の表現力もバランスよく伸びる。影響を受けたい人間に会うためなら、金や時間を惜しむな」


清之助「ひきこもりならネットのゲーム、SNS、掲示板ごしの交流でもいい。時間あたりの効率は大幅に低下するが、ないよりもはるかにいい」


清之助「モニターごしを含めた対人恐怖症なら、小説や映画でもいい。作者の人間像を感じられる作品をあさり続けろ。対人緊張のアドレナリンがでにくいから『人に伝わりやすいセンス』はほとんど育たないが『読めばおもしろい作品を書く素質』は伸びる」


清之助「家族や友人がいるなら、少しでも大事にしろ。その誠意はそのまま作品の信頼感になる」


アレッサ「なるほど……だがそれなら、なぜこの作品の作者は……」

ユキタ「そこにふれちゃだめだ」


清之助「ペットや鉢植えを家族や友人とみなしてもいい。だがその場合、作品の魅力もペットや鉢植え風になりがちだ。相手の気づかいがなければ成立しないおもしろさになりやすい」


清之助「だが傾向として効果が低いだけで、少しずつだろうが経験値にはなる。人間とぶつかる下準備になればベターだ。犬猫や鉢植えなみの人間だっている」

ユキタ「それはいくらなんでも……」

清之助「すまん。失礼だから言い直そう。犬猫や鉢植え未満の人間はいくらでもいる」




   *




アレッサ「作品から作者が読めるとは、怖いがおもしろいな。ほかにも読みかたのパターンはあるのか?」

清之助「俺なりに気をつかって言わなかったのだが。残酷なやつだな」

アレッサ「え」


清之助「いい話を書く作家ほど人でなしとか、悲惨な話を書く作家ほど甘やかされているとか、ハッピーエンドを書けない作家は……」


アレッサ抜刀「も、もういい!」




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