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警鐘

作者: ゆう

滔々と鳴り響く(ringing)鐘の音は 空気に溶けては消えていく 

繭のような雲は流れて玉響の夢を見 空気に溶けては消えていく 


リンゴン リンゴン リンゴン リンゴン


萌ゆ燃える華は僕の顔に影を落とし 空気に溶けては消えていく 

眩しい程に降り注ぐ黄金色の光でも 空気に溶けては消えていく 


リンゴン リンゴン リンゴン リンゴン


少し欠けている冷たい白銀色の月も 空気に溶けては消えていく 

真に僕を包むこの柔らかい風もまた 空気に溶けては消えていく 


リンゴン リンゴン リンゴン リンゴン


無限に見える砂粒でさえ三年も経ず 空気に溶けては消えていく 

白くくゆる煙は天上に登り切る前に 空気に溶けては消えていく 


リンゴン


遍く全ての僕がこの僕が少し笑って 空気に溶けて 消えていく


耳に残ったこの音と 一生付き合っていこう と ふと思ったので書きました

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