第十八話 『奇跡に乗り込め』
咲14話まで視聴完了。面白かった。
受験当日――
「緊張して来た」
「頑張って」
メネシスに見送られてエルケレス城を出発。移動する事、30分――
「……寒いな」
外は雪が降っていた。
「来られましたな。自信の程は、如何ですかな?」
カシスが尋ねた。
「自信は、ある」
どうやら、この教室はカシスが試験官を務めるらしい。
『試験開始、五分前です。着席して下さい』
校内放送が流れた。高等部の校舎だが、教室まで迷わず来れた。
(来年から、この校舎に通うのだな……)
薙は自信に溢れていた。
「それでは、試験問題を配ります。まだ、中を見ないでください」
5分後――
『――試験開始!』
受験生達が一斉に問題のページをめくる。
カリカリカリ――
「……」
鉛筆の音が静寂を支配する。
しばらくして――
『終わり!』
時間制限が来た。
「それでは、問題を回収します。5分間ほど休憩を挟みますので、トイレに行きたい人は静かに席を立ってください」
カシスが問題を回収していく。
「ふぅ……」
何とか全問を解けた
(後、4科目か……)
薙は顔をパンッと叩いて、気合を入れなおした。やがて、次の試験が始まり、時間が進んでいく。薙の中学校生活の集大成である。
五時間後――
「今日の結果は二週間後に公示されます。受験生の皆さん、大変、お疲れ様でした」
カシスは最後の問題を回収すると、部屋を出ていった。
(終わった……帰ろう)
こうして、薙の受験が終わった。
全然、急展開じゃなかったというヲチ。