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弟伍章

この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは一切関係ございません。

2025年10月5日(日曜日)

 真っ暗な部屋で布団にくるまりながらタブレットを操作している和義。

和義『なんのデータなんだ・・・フォルダ名ST・・48個・・・・・1フォルダにつき大体200前後の音声ファイルと・・・20個前後の動画ファイル・・・』

タッ タッ    タタッ

 もそもそと画面をタップしながら他のファイルの様子も見てみる。

和義『これは、フォルダ名N・・・・ファイルは・・・音声データが392個・・・画像ファイルが・・・533個・・・』

タッ     タッ    タッ タタッ

 さらに他のデータも確認してみる。

和義『これは・・・っていうか、これって・・・フォルダ名G・・・音声データが1万!?・・・一つ聞いてみるか・・・』

タッ  タッ  再生 タタッ


?『万の壁も一緒になって案を進めると約束したからですよ。いいですか?約束したから首相指名選挙で貴方の名前を書いたんじゃないですか!他の政党さんからも言われましたよ。信用しないほうが良いと!1994年の3党連立政権で』

タッ 一時停止


和義『・・・この声は・・・・・・門林議員か?・・・んじゃ、こっちのは何だ?』


タッ  タッ  再生 タタッ


?『費税撤廃は有り得ない。それは我が党でも散々審議を重ねてきた。国民の皆様方からどうか税の負担を和らげて欲しいと、わたくしの地元鳥取でも散々言われてきた。・・・だが、それと同時に年金の不安。育児の不安。多少なりとも負担を強いられても私達はまだやれる。そう仰って下さる方々もたくさんいる。皆で助け合える社会を目指すのだ。そう仰って下さってい』


タッ 一時停止


和義『・・・・この遅い喋り方といい、丁寧な物言いといい・・・山破総理?・・・このファイル名は日付か・・・アレ?じゃあこの通常国会じゃないこの日付は何だろう?』


タッ タッ 再生 タタッ


?『は言っても、これじゃぁあ~ほら、国家党に乗り換えるって言ってもさぁ~。それで離党届出す奴がおるかって。そういう話でしょぉ~よ。オヤジさんも言ってたんだろぅ?そりゃ~それはソレでいいんだけどよ。』ギシッ『おめぇ~は本当にそうしたいのかって聞いてんだよ』

??『自分は・・・もはや、こうするしか手立てが無いんじゃないかって思っています。だから麻活先生にも便宜を図って頂けたらと。』

麻活議員?『・・・まぁ~しゃ~ないか。山破じゃどうしようもないしな。おめぇ、誰にも言ってないんだよな。』

??『父は・・・やるならまだだって言ってましたが、今の日自党だとやれる政策も小さく省庁を抑えるだけの胆力が無いと思うんです。事務次官や主計局長の言いなりですから』

麻活議員?『・・・ん~・・・確かに今は、どっちかって~と強いのは野党だ。所詮は党なんてただの箱だからな。だけど、よくこんな手の込んだ仕込み考えたな。オヤジさんか?』

?『父にも相談はしたんですが、これが最善で分かりにくいと言ってました』

麻活議員?『造反から離党ねぇ~・・・だけどよ、やるなら立進党になっちまうぜ?そりゃ~連立ありきでいきゃ~良いんだけどよ』

?『だから高井先生と麻活先生とうちの若手を連れて国家党に鞍替えして連立迫れば野島先生や他の立進党の議員だってうんと言わざる得ない。後はどうとでも出来るじゃないですか?最終的にはあっちも駄目。こっちも駄目って国民に想わせるよりも、誰が舵取りするのか。我々がそう思わせたら勝ちなんですから』


タッ 一時停止


和義『・・・・・俺は今、何を聞いちゃったんだ・・・この声は大泉純次郎の息子の・・・進一郎議員?大泉進一郎議員か?・・・それと・・ヤクザっぽい人・・・麻活次郎議員か!?』


他のフォルダも見てみる。このSTは何だろうか?


S・F・G・Z・M・k・N・Kz・C・Ca・B

それと・・・

kn・Sh・Kn・Ke・F


和義『割と多いな・・・さらにフォルダが多い。このCを見てみるか・・・これは・・写真?と、音声ファイル?』


誰か分からないが見知らぬオジさんと、若い女性がラブホテルに入っていく様子が伺える。なんだかヤラしい雰囲気だが、変な期待をしたわけじゃない。とりあえず音声ファイルを再生してみる。


?『・・災省の話だろ?ったく・・・聞いたさ。ふざけてんなって思ったよ。うちら国交省の管轄でもあるじゃんか。下らないよ!全く。精々そんな・・・なんだっけ?あぁ、そうそう防災省とか言ってたな。戸建ての民家に全部、消火器の設置を義務付けて無理矢理、買わせるなんていずれバレるぞって。・・・・あぁ、言ってやったさ。・・・・あぁ・・・・あぁ・・・・そうそう。船のな。・・・・・そう・・・そうそう。船のクルーザーだって大なり小なり、消火器の設置義務を法案通してさ。みーんな消火器買わされてんだよ。で、下請けに作らせて天下り先にどうぞってさ。随分とふざけてると思うよ?俺はね。それの陸上版って話だろ?そもそも、うちらから出向させるとか!俺はね。許せないね!』


タッ 一時停止


和義『・・・ん?電話か・・・随分と怒ってたな・・・何だろう・・・消火器の押し売りでもするのかな・・・というか船って船舶免許だけじゃないんだ。消火器の設置義務とかあるんだ・・・知らなかったわ。まさかそんな維持費がかかるなんて。Zは何だろう?』


Zのフォルダもまた大量の音声データと写真。それに今度は動画がある。


和義『動画・・・なんだ・・・見てみるか』


タッ タタッ 再生


どこかの階段を上っている映像。カメラの高さは腰ぐらいだろうか。良く分からないが右に曲がり廊下を進み、また右へ。どっかの扉を開けてもらったのだろうか、入って何かの棚に乗せた?乗った?

カメラの画角が悪いのか、部屋から出て行く人や入る人の顔が見えない。ほぼ肩から下と膝から上の部分しか映っていない。音声は無いんだが、何か封筒の受け渡しをして受け取った人が何かを書いている。それと動きから多分なにか判子を押している。


和義『ん~・・・音声ファイルは何だろう?』


動画を止めて音声ファイルを再生してみる。


?『・・んな話、どうやって思い込ませろと。何?財務真理教!?あっはっはっは。なんだその新興宗教みたいなの。うちぃいい!?・・・・んなわけ無いだろ・・ぷっ・・くくっ・・・でもさ、割とするどいとは思ったね。・・・え?・・・あぁ、ダメダメ。消費税はさ、メインでっていうよりもさ、OBが作ったんだから、ここで長生きしたけりゃ嘘でも良いから減税なんて口が裂けても言えないね。今言っちゃったけどさ。あっはっはっは。は~~~っ・・・・はっはっは・・・・・あぁ、それね。嫌、まだでしょ。年金事業機構だっけ。あれ潰しちゃってさ、ウチの管轄にしてくれたら保険も年金も揃う訳。そうすりゃ後は俺ら会計士だから得意分野でしょ。餅は餅屋ってね。』


和義『・・・・なんだか態度悪いなZ・・・会計士なの?Z・・・そもそもゼットって何だ』


?『・・・・そうだね。うちがスケジュール握ってんだから。勝手にねじれてろって話だよ。まぁ予算組むのウチだしな。更にあのネボケンキン機構の連中に圧力掛けて、・・・・そうそう・・・・で、困った困ったさぁ~大変!アメリカ株で儲けるハズが大暴落~!配当も糞もあったもんじゃない!10兆集めて消し飛ぶ証券!・・・・って、頭悪すぎでしょ。これだからド素人に金を持たせると飛ばしちゃうんだよな。ったく、誰がそれ工面すんだよって話だよ。落ちこぼれ共が同じ役人の風上にも置けねぇ。厚労省の連中分かってんのかね?ったく』


和義『そろそろ辞めよう。こいつの話は意味不明だ・・・・というか態度悪い悪徳会計士だな。うん』

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