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最底辺な俺だけの地下システム  作者: 料亭カニ味噌
10/12

第10話 Sランク

(今から一定時間ランキング上位5位の位置情報が公開されます)


今俺たちは4位、そして2位もこの場にいる。つまり位置情報と同時に一緒にいることもバレるのだ。

マップを開いて見ると点が5つ表示されている。俺らがいる場所に2つ、森林エリアに1つ、都市エリアの端に1つ、そして、


「!?」


俺がみんなのいる方を向くと、萌々香も気づいたらしく目が合った。


「現時点でのランキング1位のやつがこっちに向かってきている。早く逃げるか戦闘態勢を整えるかした方がいい。」


俺がそう言うと驚きはしたが、全員が戦闘態勢になった。そして数分後、そいつは堂々と姿を現した。


「やぁやぁ、君たち、この建物の中にいるんだろう?出てきて俺と戦おうよ。」


わざわざ姿を見せるバカがどこにいるんだ。俺はそいつを視界に捉え、鑑定を発動する。


小鳥遊響(たかなしひびき) 15歳 男性 所属アンタレス学園

ランク S

筋力 60

防御 55

俊敏 60

体力 60

知力 65

魔力 100

能力 リフレクション 熟練度 2


ランクSか、中心街で見かけたのはこいつだったのか。しかしなぜ1人なんだ。索敵にもあいつ以外には反応がない。警戒しといた方がいいな。俺は碧にあいつを撃たせた。そうすると、


「ああ、君たちそこにいるんだね。今から行くから待っててよ。」


弾丸はそいつの頭に目中することなく、碧の方に返ってきた。やはり反射してくるか。碧は今回は戦力にならなと考えた方がいいな。俺らはその場で瞬時に奇襲ができるように待機した。




鼻歌を歌いながらそいつが階段を昇ってきた。


「いやぁ、階段は疲れるねぇ、じゃあ戦お、、」


そいつが何か言い終わる前に一斉に攻撃を仕掛けた。だが、俺は危険を察知してそいつから離れた。一斉に攻撃した瞬間、攻撃をした3人が吹き飛ばされた。


「酷いじゃないか、俺が言い終わる前に攻撃してくるなんてさぁ。まぁいいけど。」


無傷か、しかしこいつ、物理攻撃も跳ね返すのか。リフレクションという名前の通り跳ね返す能力だろう。弾丸や魔法の飛び道具の類を跳ね返すのは予想していたがまさか物理攻撃も跳ね返すとは。


「智樹!あいつに能力を使って!」


「もう使っている!だが何故か効かない。」


飛ばされた齋藤静が起き上がって向き直る。

重力操作も効かないのか。あいつの能力は反射だけじゃないのか?

緊迫した状態が続く。


「もう攻撃してこないの?早く攻撃してきてよ。俺はまだ楽しめてないよ?」


幸いかどうかはわからないがステータスが桁違いに高いわけではない。だから能力を何とか封じれば勝機はあるはずだ。



駄目だ。いくら攻撃してもはね返ってくるだけでダメージを与えられない。むしろこっちがダメージを受けている。しかもあいつはまだ攻撃をしてきていない。ん?まてよ、そうだ、あいつはまだ一度も攻撃をしてきていない。いや、攻撃ができないんじゃないか?あいつの能力は今確認できているものだと、こちらの攻撃の反射、そして重力操作の能力を無効化していること。能力を無効化しているのはよくわからないが、攻撃の反射は対策できる。攻撃が反射されるなら攻撃をしなければいい。


「あれ?攻撃やめちゃうの?」


現状こいつを倒す手段はない。ならやることは1つ。

俺らは伊藤萌々香の周りに集まった。


「じゃあな。」


俺らはテレポートで遠くまで逃げた。






「はぁ、はぁ、」


「大丈夫?萌々香?」


「流石に能力を連続で使うと疲れる。魔力ももうほとんど残ってない。」


「ここで作戦を立てよう。さっきのやつはこっちに向かってきてはいるが恐らく歩いてきている。だから時間は十分にあるはずだ。」


「何かアテはあるのか?俺は俺のパワーが効かないならなにも出来ないぜ。」


こいつは重力操作のやつのペアか。完全な物理技も効かないとなるとどうしようもないな。そういえばあいつは最初俺らの方に来た時ものすごいスピードで向かってきていたがあいつの能力はそういう感じじゃなかった。身体能力も特筆して高い訳ではなかった。つまり仲間がいる、

俺はマップを素早く開く。

やはりまたこちらに猛スピードで近づいてきている。


「またあいつが近づ、」


ドォォォン!!


その瞬間、俺たちのいた建物の壁に何かが衝突してきた。それと同時に俺以外が四方に吹き飛ばされた。


「また会ったね。」


「俺は会いたくなかったけどな。」


そして、もう1人が姿を現した。


「これがあなたの言ってた面白い人なの?」


「そう、さっき居た6人の中では1番何かがあると思ったね。」


「ふぅん、じゃああなた達の戦いを見てようかしら。」


そう言うとそいつは浮き上がって上空で静止した。

俺はすかさず鑑定を発動する。


柊彩芽(ひいらぎあやめ) 15歳 女性 所属アルタイル学園

ランクS

筋力 40

防御 38

俊敏 50

体力 60

知力 80

魔力 150

能力 ベクトルコントロール 熟練度 3


こっちもSランクか。てか同じ学園じゃないってことは同じチームじゃないのか?まぁいい、あいつと親しげである以上、敵であることには変わりないな。

試しにピストルで宙に浮いてるあいつを撃ってみる。予想通りその弾は当たることなく不自然に横に飛んでいった。


「あなたさぁ、私は見てるって言ったわよね?はぁ、今回は許してあげる。次はないわよ。」


「そりゃどうも。」


やはり自信が触れなくても物体のベクトルを操作できるようだな。だが大きな収穫もある。あいつはさっきしっかりと弾丸を視認してから能力を使った。どんな能力にも必ず隙はある。なら一見無敵に思える目の前の男も何かしら隙はあるはずだ。



魔力増幅を発動して筋力と俊敏のステータスを底上げする。そして瞬足も発動する。


「お、準備できたのかな?じゃあ始めようか。」


そいつが言い終わる瞬間に背後にまわり思いっきり殴った。


「さっきので学ばなかったのかな?俺に物理攻撃は効かないよ。」


吹っ飛ばされたがひるまずもう一度攻撃をする。そして何度も何度も吹っ飛ばされては攻撃するを繰り返した。


「だからそれは効かないって。」


やれやれとジェスチャーをしているそいつに俺はあることを試してみることにした。

俺は堂々と目の前まで歩いていく。


「もう諦めたの?」


そして左手にコピーした雷撃を発動し、右手はそのまま筋力で同時に拳を振り下ろした。


「!?」


「お前、今やっと避けたな。やっぱり物理攻撃と魔法攻撃は同時に反射できないんだろ。さっきの戦いでは瞬時に物理攻撃反射と魔法攻撃反射を切り替えてたんだな。」


「君、一体どんな能力なんだい?見た目的に能力を使わずにあんな力を出すのもあんなスピードで動くのもできないはず。なのに電撃の攻撃もしてきた。」


「お前に教える義理はないな。」


そいつから余裕の表情が消えた。しかし俺も魔力増幅を発動しているとはいえ魔力を結構使ってしまった。早く勝負を決めなければ。

素手と雷撃で同時に攻撃をする。するとしっかり攻撃は当たった。そしてそいつは吹っ飛んで行った。


「お見事ね。でもそれで勝ったと思わない方がいいわよ。」


「そうだよ、あんな攻撃ごときで俺を倒せると思った?」


振り返ると吹き飛ばしたはずのそいつがいた。流石に一筋縄では行かないか。俺は再度素手と雷撃の同時攻撃をする。しかし、そいつにダメージは与えられなかった。素手の攻撃は反射され、雷撃は吸収されたような感じがした。


「俺の能力が反射するだけだと思った?そんなんでSランクになれたら苦労しないよね。」


もう対応されたか、多少リスクはあるがあれをやるしかないか。さっき伊藤萌々香からコピーした瞬間移動を発動する。そして宙に浮いているそいつに触れた。


「触らないで。」


ベクトル操作される前に地上に移動する。


「次はないって言ったはずよね?」


「まぁ、落ち着けって。今から決着をつけるから。」


「あなた、響に勝てるとでも思っているの?」


「ああ、勝つ。」


俺は目の前の男のベクトルを操作し、横の壁にたたきつけた。


「っっっ!何が起きた。」


「理解しなくていいぞ。」


そして素手で殴る。しかし俺は吹っ飛ばない。


「なぜ反射されない!?」


「お前の反射は攻略した。攻撃してから反射するまでにわずかだがラグがある。攻撃した瞬間に避ければ反射した攻撃は当たらない。そしてお前の能力はリフレクション、反射以外にも意味があるとすれば反映。だがその2つをもってしても物理攻撃、魔法攻撃、そして魔法による概念的な攻撃の3つを同時には防げない。」


ベクトルによる壁への叩きつけ、素手と雷撃による同時攻撃。そしてついに俺はSランク小鳥遊響を倒した。そいつはダウンすることなく脱落した。


「仲間はいなかったんだな。」


「私たちSランクはこのバトルロワイヤルに1人チームで参加することを強制されているのよ。」


「なるほどな。それよりもまず見下ろしてないで降りてこいよ。」


そいつに下向きのベクトルをつける。


「あなた、私の能力をコピーしたのね。でもコピーがオリジナルの能力より強いわけないじゃない。」


「よく俺の能力がわかったな。」


「ええ、なにせ私の知り合いにその能力を持ってる人がいるもの。」


まじか、それはまずいことになったな。


「あら?でもおかしいわね。同じ能力を持つ人は居ないはずなのだけれどね。あなた、一体どういう能力なのかしら。Eクラスなのもおかしいわよね。」


まずいな、そろそろ魔力増幅の限界が来る。


「教えてくれるなら見逃してあげてもいいわよ。」


「ふん、なら倒せ。お前に教えることは何もない。」


「残念だわ、でもあなたにとても興味が湧いたわ。またどこかで会ったらお話しましょう。」


そう言われたあと俺は意識が途切れた。





そして目が覚めると碧と一緒に教室にいた。




ここまで読んでいただきありがとうございます、作者の料亭カニ味噌と申します。

学園都市スターリーに存在する学園に、デネブ学園とベガ学園を追加致しました。ご承知おきください。

今後はこのような変更は無いように務めます。

引き続き呼んでいただければ幸いです。

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