98.よく倒れる聖女
愛犬98
先の戦いで、青いつばさのメンバーはレベル62に上がったが、シスターリリーだけはレベル65のままだった。
「なんで、シスターリリーとフローリ様があのタイミングで。駆けつけられたのですか」
「フローリ様と、キャプテンハルクが女王陛下の命令で。エルン国に結界を張る前から。連絡を取り合っていて」
「それで、あのタイミング現れたのですね」
「もう半日早く、合流できるはずだったのですが。ちょっと迷ってその時にフェニが。通りかかって誘導してくれたんです」
「シスターリリーよ、あれはわしの責任なんじゃ。急がすあまりにキャプテンハルクを迷わせた」
それはそうと、アームよフェニをわしに貸してほしいのじゃがいいか、今女王陛下に古竜ドラカニ様からの贈り物の、お返しの上等の竜酒を渡してる所です。
「フェニよ、用があるので用事が終わったら。直ぐに来るように」
暫くすると、フェニが飛んできて用事が済みましたので、何でも言って下さいとの事だった。
「フローリ様の、頼みを聞いてくれ」
「フェニよ、わしの手紙を古竜ドラカニ様に届けてほしい。大至急じゃ」
かしこまりました、最速でお届けしてきますがそれでよろしいですね、御主人さまと俺に言ってきたのでそれで頼むと答えた。
フェニは、即座に船から飛び立ちあっという間に、空のかなたに見えなくなってしまう。
〖フェニは、またレベルが上がったようですね〗
「誰かさんと、違って主人を立てるしな」
〖カッチーン、僕は巨大化までして死ぬ気で。頑張ったんですよ〗
青いつばさのメンバーも、今のはアームが悪いと皆でリョウに謝れと、詰め寄ってくるので流石の俺も謝り、船の台所でシードラゴンのステーキを焼いて、リョウにふるまった。
〖うっま、丁度良い歯ごたえでジューシーな肉。御主人してはやりますね〗
「そういうとこだぞ、お前は」
そうこうしてると、船が港に着き全員が下船すると、俺達が想像してたより町は大きく清潔感にあふれていて、中央に高くて大きな石の寺院のようで、城のような建物が建っていた。
仙人たちが、5人迎えに来ていてお久しぶりです女王陛下と、年長の者が言うと長老も変わりないかと答えて、他の四天王にも元気そうで何よりと労いの言葉をかける。
寺院まで、送ってくれて女王陛下達や近衛魔法兵や、キャプテンハルクにザインさんや近衛兵も、各部屋に休みにいくが俺達は部屋を割り当てられたら、冒険者ギルドにいきたいというと、四天王の1人のジンさんが送ってくれるそうだ。
ジンさんの、案内で着いたがブガン町の冒険者ギルドの大きさも、大きな邸宅ぐらいはあって小奇麗で清潔感があった。
中に入ると、受付は3つしかないので1番空いている1番窓口の、綺麗な熊耳受付嬢さんの所に並び順番が来て、Aランク魔族を12体とSランク魔族を1体の討伐報告をした。
解体窓口の所に行き、Aランク魔族を12体とSランク魔族を1体を、お願いしますと言う。
集計すると、Aランク魔族は1体金貨8000枚で合計で金貨96000枚で、Sランク魔族は1体金貨40000枚。
全ての合計で、金貨136000枚で今回は6人で均等配分にすると、1人金貨22666枚になったので、金貨4枚をパーティー貯金に入れた。
「私は、後から参戦してAランク魔族の7体の。討伐にしか貢献してないから。こんなには貰えないわ」
「シスターリリーよ、貴女がその分配金を貰ってくれないと。1人の聖女が倒れてしまうのです」
「アーム甘いわ、もう聖女はこれ以上言えない」
フランが、見つめるその先にはライラの腕の中で、目を回しているマリアの姿があって、今の分配金の額でも耐えられなくて、目を回してしまったのよとライフが言う。
「これでも駄目だったか、何時になれば金額の多さになれるのか。」
「わかったわ、分配金の超過分については。孤児院への寄付として受け取っておくわ」
「そうしてやってくれ、この娘はわしがおぶって行こう。目を回しす気持ちがわからんでもないからな」
ドムが、そう言ってマリアを背負うと、リョウの先導でジムさんと共に、寺院に戻ることにした。
寺院に、着くころにはマリアも気が付いて、恥ずかしそうに自分の足で歩いていたが、孤児院出でお金に苦労してきた、シスターリリーに諭されて安心したようだ。
各自一旦部屋に、戻り少しの休憩をとっていると、可愛い猫耳メイドさんが昼食ができましたので、大食堂までご案内しますと言われる。
女王陛下と、フローリ様とキャプテンエレナにキャプテンハルクと青いつばさのメンバーと一緒に席に着くと可愛い猫耳メイドさん達が料理とお酒を運んできてくれた。
カニ尽くし料理で、茹でガニから始まって焼きガニや天ぷらガニがでてきて、たまらなく美味しいし日本酒もあっているし、マリアには果汁ジュースにドムには火酒が用意されている。
カニみそが、出てきたときにはマリアは食べられないかなと思ったが、意外な事に美味しいと率先して食べていたし、酒が飲みたいとごねていたがシスターリリーとライラに、成長とまるぞと脅されていた。
生カニが出てきたが、本当に甘く俺が生前に食べていた、甘えびより上品で甘く美味しいしカニ寿司は、しっかり酢飯でお腹も膨れて大満足になる。
宴は、夕方まで続き野菜とたっぷりのカニを入れた、カニスキという鍋に舌鼓を打ちとどめは、カニエキスをふんだんに吸ったカニ雑炊で、旨いの次元を超えた味わいで、晩飯の最後を締め夜が深けっていく。




