85.盗賊と港町ルークス
愛犬85
焼肉で、ミノタウロス肉も焼こうと言うことになり、食べてみると野性味が少しあるが、油と絶妙の味で皆が満足する。
あんまり、シスター2人と子供達15人が、美味しそうに食べるので、ミノタウロスは無理だが、ストロングブルの肉なら、何時でも送るぞ言うと。
シスターメリーが、私もBランク冒険者だし美人だから、パーティーから引く手あまただから、ストロングブルぐらいなら、私でも狩れるから心配しなくて良いと言う。
皆に別れを告げ、宿屋に戻りドルンガと幌馬車を引き取り、俺の手綱裁きで南の門番に、ギルドカードを見せて東の港町に旅立った。
順調に進でいたが、12日目の夜の時に異変は起こった、野営の番をしていたマリアとライラに、敵かもしれませんと全員が起こされる。
〖15人の人間が、近づいてきます武装しているようですが。レベルは低そうです〗
「聞いた通り、レベルが低い腕と肋骨を折って。無力化して生かして捕らえる」
「ライラは、5人を挑発して抑えてくれ」
「残り2人づつを、俺とドムとフランで倒す」
「余った4人は、リョウとマリアのプロテクションで足止めしてくれ」
了解と、返事が返ってくる。
リョウも、雷を落としたため戦闘はあっという間に終わり、15人殺さずに戦闘不能にして縛り上げて、アジトにまだ5人いることを突き止めて、幌馬車を近くまで進めた。
「今度も、4人をライラが挑発してライラつぎドムつぎフランで。繰り返し倒してくれ」
「盗賊の頭は、俺とリョウで倒す」
「マリアは、幌馬車にプロテクションを。張ってくれ」
出来るかというと、全員が出来ますと答える。
アジトに突入して、一目で頭とわかる屈強の男に、俺とリョウは突っ込んでいき、1の型から切り込みをした。
今度こそ、殺さずに捕らえると気負ってはいたが、リョウの稲妻とレベルの上がった剣技で、殺さずに捕らえることに成功する。
他の4人も、フランとドムとライラに制圧されていて、俺は財宝を回収してくれと頼む。
19人の盗賊達を、縄で数珠つなぎに連行するが、盗賊の頭だけは危険なので両腕を折り、縄でミノムシ状態にして、幌馬車の中で監視する。
「リョウ、盗賊の頭のレベルはどのくらいだったんだ」
〖Bランク冒険者に、匹敵する強さでしたよ〗
「よく俺は、殺さずに捕縛できたな」
〖何度か、対人戦を経験したのと。レベルが上がったからでしょう〗
「あたしも、横目で戦闘を見てたけど。余裕で倒してたみたいだったよ」
「わしにも、そう見えた腕を御上げたな」
ライラとドムに、そう言われると褒められてるようで、口角が上がってにやけてしまい、悪い気はしない。
レベルは、パーティーの全員がレベル51になっていた。
15日目の夕方に、港町ルークスに着き門番に、ギルドカードを見せてついでに、銀貨3枚を渡して冒険者ギルドの場所を、教えてもらい向かう事にする。
冒険者ギルドは、2階建ての横長の邸宅と言ってもよいぐらい、大きさの立派な建物で受付が5つもあった。
盗賊達を、冒険者ギルドの職員達に引き渡し、空いている2番窓口に並び、綺麗な犬耳受付嬢さんにギルドカードをだし、盗賊捕獲の件を伝えると。
盗賊の頭が、元Bランクの冒険者で、金貨7000枚の懸賞金が付いていて、全体で金貨10000枚の報奨金だそうで、均等分配で1人が金貨2000枚にもなる。
アジトにあった、お宝は皆と相談して、現金は均等分配して、他は商業ギルドに売るのが、いいだろうと言う事になった。
商業ギルドの、場所を聞いて向かい大きな邸宅のような、建物に入り空いている1番窓口に並び、綺麗な猫耳受付嬢さんにギルドカードを出し、盗賊捕獲の件を伝え回収した、お宝売りたいと伝える。
お宝を、鑑定してもらっていると、その中に何点か盗難届が出ている物がありますが、どうしますかと問われたので、皆で相談して持ち主に返すように、手配してくださいと答えた。
それでも、お宝は金貨6550枚で売れ、盗賊のアジトで手に入れた現金の金貨3750枚と、合わせて合計金貨10300枚を均等分配して、1人に金貨2060枚にもなる。
綺麗な猫耳受付嬢さんに、キャプテンハルクの居場所と、幌馬車を泊めれる良い宿はないですかと、銀貨3枚を渡し聞くとキャプテンハルクは、ドックに良い宿はここと、地図を出して教えてくれた。
ドックには、明日の午前中に行くことにして、宿屋に取り敢えず行きドルンガと幌馬車を預けて、女将さんに晩飯を頼むと2時間ぐらいかかるから、風呂入ってきなと言われ洗濯も格安で、やってくれるそうなので皆で持っていく。
晩飯を食べるためリョウを、女将さんに預けて食堂の席に着くと、可愛いウエイトレスさんが料理を運んできてくれる、がつまみとエールとブドウ酒と火酒と果汁ジュースを追加注文する。
堅いパンと、コーンスープにイカと貝の煮込みがでてきて、よくだしがでていて美味しかった。
酒も出てきて、乾杯の合図に皆が各々飲み始める。
「盗賊討伐も、金にはなるがやっぱり怖いな」
「私も、対人戦は殺さないようにするのが面倒だわ」
「あたいは、へっぽこだったアームが。強くなって嬉しいよ」
「あたしは、旅人の為にも盗賊討伐は必要だと思う」
〖初めての、対人戦で青くなってなってた。ご主人様も成長したものです〗
うんうんと、皆が頷き酒を飲み夜が深けていった。




