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83.死霊の王

愛犬83

 ちょっと早いが、青いつばさのメンバーとシスターメリーとで、宿屋に戻って女将さんに御代は払うから、晩飯を1人追加でお願いしますと頼んだ。


「女将さん、晩飯時になるまで食堂を。銀貨5枚で貸してくれ」


「銀貨5枚なら、空いてるし使っておくれ」


 食堂に入り、お茶を飲みながらミーティングすることにし、魔物図鑑でワイトを調べたところ、Bランクの魔物で魔法の遠距離攻撃が、得意であるとの事である。


 討伐依頼の場所は、町外れの廃教会孤児院のあととの事であり、マリアとフランの聖魔法のホーリーレインとホーリーアローと、リョウの雷魔法を中心に浄化することになった。


「シスターメリー、ワイト討伐に力を貸してくれるには。何か事情があるんだろう」


「アーム、何故そう思われるのですか」


「討伐場所は、廃教会孤児院でギルドの応援があのタイミングで。貴方がシスターだからだ」


「貴方に、隠し事はできないようですね」


 私は、あの事件が起きる前までは、教会孤児院で穏やかに他の、シスター3人と働いていたのです。


 ある日、警備隊が訪ねてきて町の近くに、ワイトが10数体現れたので、シスター達の応援が頼みたいとの事で、討伐に向いました。


 ホーリーアローが、使える私ともう1人のシスターと、警備隊の1人を中心にホーリーアローが使えないが、ホーリーウェポン掛けられた3人で、ワイト15体を討伐するが最後の1体を倒した時に。


〖このままで、すまさんからな〗


 そんな声が、聞こえたように思えたが、空耳だろうと気にせず、教会孤児院に帰宅する。


 警備隊の皆に、明日の夜に報奨金を渡すから、隊舎に取りに来てくれと言われた。


 翌日の夜、他のシスター達からシスターメリーが、報奨金をたんまり分捕って来てよと、警備隊の隊舎に送り出される。


 隊舎に着き、報奨金を金貨1300枚貰いホクホク顔をして、教会孤児院への帰り道を歩いていると、煙の臭いがしてきて警備隊員が、何人も追い越していった。


 嫌な予感がして、走り出していたが教会孤児院が、ワイトに囲まれ燃えていて、離れた所に子供達とそれを守るように、1人のシスターが火傷を負ってかぶさっている。


 急いで、近づいてシスターにハイヒールを掛け、他の2人シスターはどうしたのと聞いたら、私達を逃がそうとしてワイトに立ち向かって、行ったと言う。


 私は、血が沸騰したかの感情を抱いて、ワイトの群れに向かおうしたら、警備隊長に当身をくらい、気が遠くなっていった。


 気が付いた時、警備隊長とギルドマスターがいて、2人のシスターが犠牲になったが、シスター1人と子供達は、全員無事だと伝えられる。


 そして、今はあの数のワイトの討伐は、警備隊とギルドの力を合わせても、不可能ですまない。


 ある方に、相談の連絡をしたから、シスターメリーにも暫く待ってほしいとの時に、アームさん達にお会いしたのです。


「俺は、リーダーである以上皆の安全も考えなければいけない。だが今の話を聞いてワイトを放置するほど甘くはない」


「私達、皆が同意見だと思うけど反対の人はいるかしら」


 フランが、問いかけると反対するどころか、皆がワイトを許すまじと決意を固めた。


 暫くして、女将さんが晩飯が出来たと、リョウを奥に連れて行ってくれ、可愛いウエイトレスが料理を運んできてくれる。


 堅いパンと、ビーフシチューと俺の大好きな、クラムチャウダースープだった。


 食事を終え、シスターメリーの案内で廃教会孤児院に向かうと、リョウが索敵で確かにワイト120数体がいますと言う。


「作戦通りに、魔法攻撃からいくぞ」


「ホーリーレイン」


「ホーリーアロー」


「ホーリーアロー」


 マリアとフランとシスターメリーの、聖魔法の波状攻撃でワイト50体を、一瞬にして葬り去り向かってきた、ワイト10体にリョウが雷を落とした。


 敵の、反撃のファイヤーボールが、数十発単位で降り注ぐがライラの大楯と、ドムのロックウールで受け止める。


 俺に、向かって放たれたファイヤーボールは、10発程度でそれをウォーターカッターで、まとめて切り刻んだ。


「マリアは、俺とドムにホーリーウエポンをかけてくれ。フランとシスターメリーは怪我の回復を」


 あたしは、自分にホーリーウエポンかけるねとライラが言う。


「それが済んだら、マリアとフランは魔法攻撃をたのむ」


「ホーリーレイン」


「ホーリーアロー」


 敵の残りが、30体になったところで異変は起った、ワイト達が青白く光り合体しだして、1体の大きなワイトになった。


〖ご主人様、あれはAランク上位の魔物。ワイトキングです〗


 マリアとフランとシスターメリーは、マジックポーションをがぶ飲みしている状態だった。


 ワイトキングが、数十発のファイヤーボールで攻撃してきたが、ライラの大楯とドムのロックウールで受け止めて、フランがウォーターボールで相殺する。


 俺も、何個かのファイヤーボールを剣で打ち消し、渾身のウォーターカッターで、ワイトキングの左腕を切り落とす。


 しかし、敵は火の魔法と風の魔法の合成魔法の、ファイヤートルネード繰り出そうとしていて、フランがそれにアイストルネードぶつけて誘爆させ、ワイトキングの右半身を吹き飛ばした。


 それでも、ワイトキングは特大のファイヤーボールを、練り上げようとしてたところを、リョウが雷を10連撃でおとして時を止める。


「私は、魔力が尽きてしまった。マリアのホーリーレーザーでとどめを」


 フランが、マリアに懇願するように叫ぶ。


「あたいも、そうしたいけど聖の魔力が。使い過ぎて足りない」


「私の、聖の魔力を受け取って」


 そう言って、シスターメリーが聖の魔力を、マリアに送ろうとするが、力が足りないと思ったときに。


 シスターメリーの、両側に半透明のシスター2人が現れ、力を貸してくれてマリアに向けて力を発射する。


 聖の魔力の、力を受け取ったマリアの体が光り出して、力を振り絞って魔法を詠唱した。


「ホーリーレーザー」


 魔法が、ワイトキングに直撃して、練り上げていた特大の、ファイヤーボールともども消滅させる。


 ワイトキングの、消滅を確認したかのように、シスターメリーの両側の半透明のシスター2人が。にこやかに微笑み光の粒子になり、消えていくのだった。


 皆が、疲れ果てていたが泣いている、シスターメリーの周りに集まりなだめている。


 ワイト達の、解体を終えて魔物の殲滅を確認したあと、シスターメリーはもう一人のシスターと、子供達の元へ戻ると言うので、明日の朝に宿屋で会うことにして、別れ宿屋で眠りに就いた。

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