72.昇格祝い
愛犬72
昼飯を、冒険者ギルドの食堂で各自が注文し俺はスペアリブ定食にして、リョウにはスペアリブだけを注文して、ウエイトレスさん犬も一緒でいいですかと聞くと、従魔でしょいいですよと答えられた。
堅いパンと、コーンスープとスペアリブの肉が、甘く美味しいのと軟骨がコリコリと、食べられてその食感が何とも言えない。
野草採取書に、書かれた東の草原に向かう途中で門番にギルドカードを見せると、いってらっしゃいと言われた。
「今日もリョウは、魔物の警戒を重点に行いながらドムとマリアとライラに。薬草の場所を教えてくれ頼んだぞ」
結果は2時間半で、依頼分と余剰分で約970本の薬草が取れ、その中で約130本がくず薬草でありそれらを、アイテムボックス(中)に収納した。
帰りがけ門番に、ギルドカードを見せて冒険者ギルドに向かう。
2番窓口に並び、依頼の報告して余剰分の薬草も売ると、依頼報酬を含め約銀貨840枚つまり、金貨84枚近くの売上になった。
フランが、パーティー貯金が少なくなってきたので、薬草採取の売り上げは全額をパーティー貯金にしようという、提案に皆も納得して金貨84枚をパーティー貯金にする。
宿屋に戻り、女将さんに俺達のCランク昇給祝いで、晩飯はグランドブルの肉と魚介類を提供するので、宿の従業員の皆と他のお客さんも一緒に、焼肉パーティーにしませんかと言うと、喜んで賛同してくれた。
晩飯までには、時間があるので俺達は市場の場所を教えてもらい、買い物をすることにするがドムが火酒を買ってくれと、ねだるのでそれも購入する。
フランを、中心にテキパキと買い物したが、酒も買ったので金貨12枚になり、アイテムボックス(中)のパーティー貯金から出して支払う。
時間もあるので、宿屋で自由時間にするが、俺とフランとライラは厨房を借りて、豚の生姜焼きやナス味噌炒めを作ることにした。
ドムは、解体図鑑を部屋で独り占めして読むと言い、マリアは魔物図鑑をリョウに読み聞かせると言う。
「私は、アームのように料理が出来る男が。もてることを知っているわ」
「よせよせ、フランおだてても俺は何も出さんぞ」
「あたしも、これで熊耳獣人だったら惚れてたとこだよ」
「ライラまで、何言ってるんだ熊耳が。生えてきたらよろしくな」
「まあ、あたしは人間とでもいいんだけど。父さんが許さないね」
「お前の、親父に殺されるのはごめんだな」
「私は、長命だったら良かったんだけどね」
「無理を言うな、エルフみたいに長命にはなれん」
「仙人たちのように、生殖行為を無くして長命なることも。できるのだけど」
「そんなことをして、生殖行為を無くしてしまったら。結婚できないだろうが」
「1つだけ、生殖行為を無くさずに長命になる手があるんだけど。今は言わないわ」
フランが、最後に言った言葉は小声でアームには、届いていないようで皆で料理を続けているが、ライラだけはしっかりと聞き耳を立てていた。
女将さんと料理人さんが、肉と野菜と魚介類を切り分けたので、ちょっと早いが裏庭で焼肉パーティーを始めようじゃないかと、言ってきたので皆で土台を作り、薪をくべて網を置いく。
従業員さんが、ドムとマリアとリョウを呼びに行ってくれて、他のお客さんとウエイトレスさんが、酒の手配をしてくれる。
皆が集まったところで、女将さんが青いつばさの、Cランク昇格を祝して乾杯と言って、祝ってくれた。
「Cランクパーティーと言ったら、一人前の上位だよなおめでとう」
「ありがとう、まだなりたてのひよっこですけどね」
「そんなこと言うと、Dランクパーティー俺達はどうなる。謙虚すぎるのも嫌味だぞ」
「そうか、じゃあCランク昇格試験何て簡単だからお前達も頑張れよ」
「何言ってんの、あんたは謙虚と生意気の中間は無いのかしら。もうちょっと考えるのだわ」
「うちのリーダー、すぐ調子に乗っちゃうんです。御免なさいすみません」
俺はフランに、頭を小突かれてお詫びに豚の生姜焼きと、ナス味噌炒めを食べて下さいとだすと、相手は気にしてないしそれにしても、美味い料理だと喜んでいた。
Dランクパーティーが、美味しいと食べているので、女将さんや料理人さんや従業員さんに、ウエイトレスさんと他のお客さんも、豚の生姜焼きやナス味噌炒めを、食べたいと言うのでふるまう事にする。
特に料理人さんは、どうしてもレシピが知りたいと言うので、商業ギルドに売ってますと思いますので、お買い求めくださいと宣伝してみたら、明日必ず買いに行ってみるとの事だった。
宴会も、進んで余興にと従業員さんがギターのような、楽器を弾きそれに合わせてウエイトレスさんさんが、歌うが凄くいい声で聞き入ってしまっていると、ライラも歌い出したがやはり上手い。
ドムが、楽器を借りて流調に引き出すと、今度はライラとフランが歌い出して、マリアが手拍子をしていてつられて、俺も手拍子をしていて周りの皆は、踊っている人もいる。
俺に、何でもいいから歌ってみろと言うので、酒の勢いで向こうの世界の歌謡曲を歌い出すと、ドムが即興で伴奏をつけていく、意外な才能の一面をみることになったが、俺の歌も皆が上手いと言う。
こうして、楽しいCランク昇格祝いの宴は、夜遅くまで続いていった。




