65.牧場修復と結界
愛犬65
可愛い犬耳ウエイトレスさんが、給仕してくれた朝飯を食べ、朝の日課の1時間の鍛錬を終え、俺達青いつばさはまずはスラム牧場に向かう。
腕輪から、フェニを呼び出し教会孤児院のフローリ様に、マリアスラム牧場に結界を張りに行くことを、伝えてくれと命じた。
スラム牧場の、乳牛は50頭に増えていて、15人の子供たちが世話に追われている。
シスターユリアと、ライズさんと会いマリアスラム牧場に行って、牧場の修理したいのでスラムの人達を30人ほど雇い、連れて行きたいと言う。
マリアが、シスターユリアに支度金として、金貨1000枚を渡すとスラムの人達からあっという間に、男20人に女10人を選び出した。
そして、その中からライズさんの補佐役として、自分の父親のトリムさんを付けると、マリアもおおいに喜び賛同する。
皆で、マリアスラム牧場に向かうが途中に道具屋により、ルララさんから必要な資材をライズさんが買ってついでに、料理道具も女達が買いシスターユリアが支払う。
マリアが、ライズさんとシスターユリアと父親のトリムさんに、アイテム袋(中)を買ってプレゼントしていていて、3人とも喜んでいて何故かドムが満足そうに見ている。
フェニが、帰ってきたがフローリ様が忙しいので、シスターリリーを向かわすと伝えてきた。
市場にも寄り、女達が食材を買っていきシスターユリアが支払うが、フランとライラも食材を買っていたので、パーティー貯金から7金貨を支払う。
やっとの事、リョウの先導でマリアスラム牧場に着き、ライズさんの指示のもと建物や牛舎や柵や、台所の修復に取り掛かる。
暫くして、シスターリリーがやってきて、マリアに体調は大丈夫ですかと聞いてきたが、マリアは大丈夫ですと答えた。
とりあえず、昼飯をマリアが食べて力を付けてから、結界張ると言うことで全員の意見が一致する。
昼時になり、シスターリリーがシスターユリアに、昼飯の準備をお願いすると女性陣に声をかけ、食事を作るように指示をして俺達も、ホットドックとコーンスープを40数名分提供し、料理も手伝う事にする。
出来上がった、おかずは肉と野菜の煮込み料理で、味見したら大変美味で量もたっぷりあり、力仕事をした後の食事にはピッタリのものであった。
ライズさんとトリムさんが、食事をするようにスラムの人達に声を掛けると、皆が料理に群がって来て美味しい美味しいと、食事を楽しんでいる。
食後の、お茶も終わりひと段落ついたところで、マリアがシスターリリーにやりますねと言った。
「では、あたいが結界を牧場の全体に張りますね」
「ホーリーハイドーム」
光が、ドーム状にマリアスラム牧場に結界を張り巡らせると、またマリアは地面に横たわってしまい、シスターリリーが急いでマジックポーションを飲ませる。
フランとライラが、大急ぎで地面をならし毛布をしいて寝床を作り、そこにシスターリリーがマリアを寝かせるが、事情を知らないシスターユリアが心配して見に来た。
「妹は、どうしたのですかシスターリリー」
「心配いりません、使命を果たしているだけです」
「使命って、それじゃあまるで聖女の、、」
「口を慎みなさい、シスターユリアあなたの気持ちもわかりますが」
「今は、我慢しなさい時がくればいずれわかりますから」
「わかりました、差し出がましい事を口にしました。お許しください」
午後からも、ライズさんやトリムさんの指示のもと、スラムの人達が建物や牛舎や柵や台所の、修復に取り掛かる。
マリアも、この前より結界の規模が小さかったせいか、すぐ立ち上がれるようになっていた。
ライズさんが、1日や2日で修復できるものではないが、シスターユリアがマリアから受け取ったお金があれば、十分すぎる牧場の修復が出来て乳牛も買える。
乳牛も、買うんだったらとマリアがシスターユリアに、もう金貨1000枚を渡すが俺に向かって大丈夫なんですかと、問いかけてくるのでまっとうに稼いだお金ですよと答える。
夜になり、暗いところの作業は危険だと、ライズさんやトリムさんやシスターユリアは、スラムの人達と帰ると言うので俺達は宿屋へ、シスターリリーは教会孤児院に戻ることにした。
宿屋に戻ってエルザさんに、今日あったことを報告する。
「5人とも、晩飯食べてきなリョウはこっちだよ」
俺達が席に着くと、可愛い猫耳ウエイトレスさんが料理を運んできてくれる。
堅いパンと、俺の好きなクラムチャウダーと牛肉のシチューで、肉がとても柔らかく美味しかった。




