表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/102

22.はぐれオーク

愛犬22

 朝飯を食べに食堂に行くと、可愛い犬耳ウエイトレスさんが、今日も元気に働いていた。


 堅いパンと、野菜たっぷりのポトフを堪能していると、横からおはようとフランに声をかけられる。


 なんでこんな朝早くからいるのと、聞いたらお母様がエルザの所なら安心だから、早く行ってきなさいと言われたそうだ。


 エルザさんとフローラさんは、昔5人パーティーの仲間でフローラさんは訓練教官もやっているが、パーティーの唯一の現役冒険者との事です。


 ドムがやってきて、俺とフランに挨拶をすると、急いで朝飯を食べていた。


 裏庭で5つの型からの素振りをやっていると、左でドムも素振りを始めていて、リョウも前後左右に高速移動する訓練をしている。


 驚いたのは右でエルザさんが、フランに体術の型の指導と、体の使い方を教えていた。


「どこぞの狼に、襲われないように私の弟子にするんだよ」


「何故に、俺の方を見て言うんですか」


「勘違いするんじゃないよ、お前みたいな子犬ちゃんの事じゃないよ」


(良かったですねご主人様、僕の仲間だったみたいです)


 やかましわ!


 1時間の鍛錬を終え、冒険者ギルドに着いてお茶をしたあと、フランは1時間の走り込みの後フローラさんに、魔法の指導を受けるそうだ。


 俺も1時間の走り込みに、5つの型からの素振りのあとガルムさんとの、実践訓練をおこなって医務室送りにされる。


 風呂から出ると、俺とドムは昼飯を食いに食堂に行くと、リョウがフランに撫で繰り回されていた。


「リョウちゃんは、可愛いけど毛並みもきれいよね。たまに洗ってあげてるのかな」


 まあそんなところだなと、ごまかしたが洗ってやった記憶がない。


(獣人ウエイトレスさんたちに、お風呂で洗ってもらってるんですよ)


 何それ本当の事なら クッ うらやま!


 外で食べようと言って、掲示板から薬草採取依頼を6枚剝ぎ取って、冒険者ギルドを出た。


 俺は屋台通りに着くと、ホットドック3本を買って1本を、リョウにたべさせる。


 フランは、イカ焼きと焼き魚注文していて、ドムは予想通り肉の串焼きを何本も注文していた。


 門番にギルドカードを見せ、さあ稼ぐかと草原に向かったが、今日はドムに勝つとフランが意気込んでいる。


「リョウは、魔物の警戒を行いながらドムに薬草の場所を。教えてくれ頼んだぞ」


 結果は2時間半で、依頼分と余剰分で約600本の薬草が取れ、その中で約80本がくず薬草でありそれらを、アイテムボックス(小)に収納した。


 今回は、フランがドムに僅差で勝ちエルフは森の民で、薬草採取で負けることは無いとドヤ顔をしていた。


 昨日は、ドムに僅差で負けてたくせにと思った瞬間、リョウが突然吠えうなりだした。


(大型の魔物が、急速に接近してきておそらくオークで数は1です)


「皆、オークが来るぞ戦闘態勢をとれ。できれば逃げるぞ」


 しかし接近が早過ぎた、ドムが武器を構えた瞬間にオークのこん棒で、弾き飛ばされ3回転した。


 フランが、ファイヤーボールを放っったが多少の足止めにしかならない、レベル差があり過ぎるのだ。


 ドムにヒールを掛けてくれと言って、オークの全面で5の型を構え向かい打とうとしたところ、リョウが前に出て前後左右に高速移動しだす。


 それを見てオークが、目標を定められずひるんだのを見て、フランがアイスウォールで足を凍らせ、ヒールで回復したドムがソイルで土を目にぶつけた。


 俺は溜めていた気を放ち、5の型の必殺の突きを繰り出したが、剣が3分の1刺さったところで止まってしまって、苦しんではいるが致命傷ではない。


「ダメだレベル差があり過ぎる、今のうちにフランを先頭に逃げるぞ」


「わかったわ」


「ドムは、走れるか」


「ヒールの、おかげで何とか」


(僕が、死んでも皆を逃がすよ)


 駄目だお前を含めて、誰一人死なせないぞその短い脚でしっかりと走れ。


 門番に、ギルドカード見せ南の草原の浅いところにオークが出たと、伝えたころには皆へとへとになっていた。


 疲れてるとこ悪いが、ギルドに行かねばならない、皆の重い装備は俺のアイテムボックス(小)入れて持っていく。


 ギルドに着き、倒れながらも緊急報告がありますと言うと、綺麗な兎耳受付嬢が駆けつけてきてくれた。


「南の草原の、浅いところにオークが出て戦いましたが。かなわず逃げてきました」


 綺麗な兎耳受付嬢はそれを聞いて、青色の依頼書に即座に内容を書き込み掲示板に貼って。


「魔物ははぐれオークで、ランクC以上とみられるそことそこのパーティーが向かって。緊急依頼だから報酬は5倍よ」


 こりゃ飲んでる場合じゃねえな、皆いくぞと言うと2つのパーティーが次々と出かけていった。


 俺達は暫く休んで、3番窓口に並び依頼の報告して余剰分の薬草も売ると、依頼報酬を含め約銀貨520枚つまり金貨52枚近くの金額になる。


 均等分配で1人金貨17枚で、金貨1枚をパーティー貯金にした。


 座学講習で、あまりにフランとドムが魔物解体について、質問攻めにするので解体窓口のバランの所に行って、直接学べと言われてしまう。


 バランさんの所に行くと、はぐれオークから逃げ帰ったばかりで、もう解体の勉強したいとは肝っ玉の太い奴らだと笑われてしまい。


 角ウサギの、解体を何体かバランさんの指導のもと、交代でやらせてもらったがフランの手に持つ解体用のナイフは、俺たちのより高級そうだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ