表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/102

10.防具とロムさん

愛犬10

 シスターリリーに連れられて、鍛冶屋通りの鉄屑屋のロムさんの所に来ていた。


「ロムおじさん、お久しぶりお客さんを。お連れしましたよ」


「リリーちゃんじゃないか、珍しいなうちに来るなんて。お客ってのはその坊主だな」


「じゃあ私はこれで、お買い物もありますんで失礼しますね。アームも頑張ってくださいね」


「シスターリリー、1人じゃ危なくないですか」


「坊主余計な心配だよ、あの子は体術の天才でな並みの男が10人がかりでも。かなわないから」


「お前さんも、変な気起こしたら瞬殺されるから。気を付けな」


 孤児院のシスターは、エルフといい化け物ぞろいだな、気をつけようと思った。


 的確に注意してくれたのは、背は低いががっしりとした筋肉質の、ドワーフのおっさんだった。


 この店の壁には、盾や鎧が所かまわず飾られていた。


「アームといいます、ガルムさんの紹介で丸盾を買いに来ました」


「なんだガルムの紹介って事は、あいつに剣術でも習う気なのかい」


「はい今日少し教わりましたが、明日から本格的にご教授願うつもりなので。丸盾を買ってこいと言われました」


 ちょっとガタイを、調べさせろと体のあちこちを触られる、男に触られるなんて屈辱なのだが。


「レベル1で剣術1ってとこか、これじゃあどんな女に変な気起こしても、抹殺されるな」


 うう、変な気なんて起こしてないのに、なんて言われようだ。


(鼻の下は、よく伸ばしますけどね)


 やかましいわ!


「あいつの紹介なら、新品じゃないとだめだな。中古は変な癖がついていると。言って嫌がるからな」


 そういうと、工房の奥に引っ込んで行ってしまった。


 暫くすると、真新しい丸盾とレザーアーマーを、持って帰ってきた。


「両方で、金貨25枚のところ18枚に負けといてやるぞ」


「あのー、レザーアーマーは頼んでないんですけど」


「バカモン!剣士たるもの防具も着ないで死ぬ気か」


 その剣幕に驚き、速攻でアイテムボックス(小)から金貨18枚を、取り出しお支払いした。


「わかればいい、早速装備してみなさい丸盾は使わないときは。ベルトの右ホックにひっかけとくんじゃ」


 レザーアーマー着こんでみたが、予想以上に軽く動きやすかったが、ロムさんには馬子にも衣裳だなと笑われてしまった。


 笑うことないのにと思っていると、ロムさんが大きなビンを一つとコップを二つ持ってきて、飲もうと言われて。


 味はウイスキーにちかく、度数も結構ありそうだったので、おれはウォーターと唱えて水で割って飲んだ。


 水で薄めますかと聞いたら、仕事終わりにいつも飲んでるやつだから、いいと言われた。


「ドワーフって、やっぱり酒に強いんですね」


「酒の弱いドワーフなんて、見たことないなわしらには。水みたいなもんだから」


「飲めない奴なんていたら、嫁さんも来てくれないだろうな」


 暫く付き合い少し酔いがまわったところで、リョウについて宿屋にかえるとエルザさんから、孤児院にいってよかっただろと言われた。


 なんかエルザさんの、手のひらで踊らされているようだが、良い方になっているので良しとした。


「全て、エルザさんおかげです」


「そんなこともないさ、あんたの人徳もあるんだよ。早く晩飯たべちゃいな」


 そういうとリョウを連れて奥に引っ込んでしまった。


 今日の晩も、可愛いい猫耳ウエイトレスが頑張って給仕していた。


 相変わらず堅いパンが出てきたが、スープは俺の好きなクラムチャウダーのような味のものだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ