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第47話 「サムライ映画の如く…!」

転生悪役令嬢聖女公爵夫人、肩書の増え続ける公爵夫人ルイミアの超短編コメディーです。


ルイミア、今回は、サムライと戦う!

笑えなくても苦笑いで許していただける方、是非お暇つぶしにどうぞ…。


 マルセルちゃんとお散歩中である。


アタシのお腹はほんのちょっとふくらみを帯びて来たところ。


ちなみに年齢のことを聞いてはいけない。



「ママ、ちょうちょうさん」


ヒラヒラ舞う白い羽を見て、可愛い勇者が言う。


「ちょうないかい、のひと?」


町長か!


…いいのよ。マルセルちゃんに漢字練習はまだ早いのよ。



 などと公園に向かい歩いていると…。


空中に渦巻きが!


ぎゃあああ!絶対来る。きっとくるー!変なのが!


ぼと。地上1m位だが、東洋のサムライ風オヤジが落ちて来た。


ある日、サムライオヤジが空から降って来た…。うむ。どっかで聞いたフレーズだ。



 オヤジはキョロキョロと周りを見渡し、アタシ達を見る。


アタシは視線を逸らす。


絶対からんでくるからな。アホに決まってるし。


サムライだから、きっと時代劇風に来る。


「もし、そこのオナゴ、此処はドコで御座ろうか?」とか言って来る。


「あーもし、そこの穴子?」


「海産物じゃねえ!」


「書け…その刀で地面に書け…200回書け」


「か、刀だと!武士は拙者の魂ぞ!」


「刀じゃないんかい魂!」


「細かい人だなあ…。」


「いいから漢字書けってんだよぉ!あぁん?」



「…女子女子女子女子…」


うむ。予想通りヘンタイっぽい。


「か、書き終えたでござる…し、質問をしても?」


「良かろう。」


「此処はdocomo?」


「使えねえよ!」


「おっくれてるう…」


「さ、サムライに言われるとは!」


「む!それはハラスメント!此の世界にガンプラは無いのか?」


「あったら買うよ!」



「ママ、おさむらいさん?」


「そうよ。きっと、ナントカ左衛門さんよ。」


「びりびり?」


「服が破けてそうだからやめてあげなさい。」


「拙者、ギリギリ左衛門」


「色々ギリギリ!」


「は!? この子は何者ぞ!このオーラは!」


ふ。マルセルちゃんの勇者オーラに気付いたか。やるな。


サムライはばっと後ろへ下がり、事もあろうに刀を抜いた。


ヤメロー!このアホ―!凶器だすな!



「此処で暖ったか百年目!」


「ポカポカか!?」


「貴様、長州だな!?」


「タ〇ムとりっぱーか!?」


「ラリアット凄かったっス!サインください!」


「リキさんと赤ちゃん間違えるなアホ!」


「てか刀抜く理由ないだろ!」


「ぬう?段違い?」


平行棒か!



…かきかきかき(色紙)。


1歳児のサインだが、勇者マルセルちゃんだから、将来売れるかもしれない。


「大事にするで御座る。転売はまだしませぬ。」


「まだってなんだ。」



あ。


アタシは。サムライの後ろを指さした。


サムライがくるっと後ろを向くと、何故かフェルティアちゃんが居る。


4歳の王女。ウチのマルセルちゃんのふぃあんせ。


白い仮面で顔を隠し、呼吸音がすーはーすーはー聞こえる。


…そして斧を持っている。



「うわ!びっくりしたぁ!」


「誰?わたしのマルセルに刀を向けたのは誰ぇ?」


「待ちなさいフェルティアちゃん大坊ブ!」


「大坊ブってなに?未来のおかあさま?」


「ソイツはマルセルちゃんのファンだから大丈夫!」


「そうなのね…わたしはナゾのマルセルしゅごしゃ…。」


フェルティアちゃんはマルセルに近づき…。


「まるせるう、これプレゼントね。たんじょう日に渡そうと思ってたんだけど!」


お?ロケットか?


「じーぴーえす付きなんだって!」


「ぐはぁ!」


「心配なオトコには持たせろってママが言ってた!」


大丈夫か王家ー!?



 「じゃあ、気を付けて帰るのよ~」


今日もフェルティアは帰って行った。


「じゃぁ、気を付けて帰るのよ~」


アタシは、サムライにも手を振った。


「拙者はどのように帰れば?」


「穴に飛び込めば?」


「なるほど!さすがは勇者の母!」


さらばじゃああー!


ヤツは帰って行った。多分、東の国に戻るのだろう。アディオス。



「さあ、帰るよ~マルセルちゃん!」


「うん!」


…帰って、GPS取り外さねば!

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