第38話「アタシの妹ですって!?」
「お姉さま!ご苦労さま。今日から、本物の婚約者であるあたしが、マキアス様の傍に居るわ!」
今日の敵は、妹!?負けるな切れ芸公爵夫人ルイミア。
公爵様系?悪役令嬢系?聖女系?のコメディーです。本当にくだらなくても微笑んでいただける方、苦笑いの好きな方、お時間ありましたら是非。
公爵家のピンポンがなった。(心象)
侍女エメルダが、お客を通して来る。
お客は、広間に居たアタシ達を見つけると、笑顔で駆け寄って来た。
若い女性で、20前後。すこしウェーブがかった茶色い髪。何より美人さん。
「マキアス様!運命の人!」
といって、マキアス様に抱き着く。
ちょっと待てー!!
ん!?妹さんと同じ勘違い系!?
あたしの方を見て、何故か勝ち誇ったように言って来た。
「お姉さま!ご苦労さま。今日から、本物の婚約者であるあたしが、マキアス様の傍に居るわ!」
「なにー!てかアンタ知らん!」
「ふふ、そうでしょうね。会ったことのない妹…判るわよね…。」
ま、まさかパパん!?裏切り行為を!?ま、まさか!!
「本当は、アタシが結婚するはずだったのよ!みて、この証明書を!」
「証明書ってなんだー!?」
「ホラ!本当は妹でしたって書いてあるでしょ!」
<証文:本当は株でした。ルイミアのパパ>
…妹……!?
…まてや。
「ちょっと座れ。よく見ろ。<妹>はこう!<株>はこう!!」
「あれー?」
「書け…このチラシの裏に100回書け…驚かせてすみませんと懺悔しながらかけ…」
「ザンゲザンゲザンゲザンゲ…ザンゲってさ、なんか響きがゾンビっぽくない?」
「いいから漢字の方書け!<懺悔>はムリだから<妹>書け!」
「うう手首つる…!これってパワハラですよね?」
「その通りだが知らん!」
「ツヨシで居られるのも今の内。さてお姉さま、交替よ。夫人の座、変わって頂戴。」
「いや、日ハ●の監督にはなってない。」
「マキアス様だってお可哀そうに。あたしなんかマキアス様より年下だし。ビチビチだし。」
「服きつそう!」
「先日29歳になったんでしょー。オネエサマ。」
「うっ!」
何故か再び勝ち誇りながら、アタシの株と言い張るナゾの女は、マキアス様の肩に手を置く。
「あたしはエイミア。公爵様、あたしの方が良いでしょ?」
「ちょっと待てー!」
「公爵様ぁ、決めて~♪」
マキアス様は、ふうっとため息をついて。
「何の騒動かと思えば、こんなことか。悪いがエレミア殿。」
どき。どき。ちゃんと言ってね、パパ。
「オレの妻は、只、ひちョり。」
「そこで噛むな!いつ野球選手妻にしたー!?」
「ルイミアだっけだ!」
「疑問符的言い方―!?」
「な!このビチビチギャルのあたしじゃ無くて良いって言うの!?」
「流すな!」
マキアス様はアタシを抱き寄せる。
「帰ってもらおうか。ここは公爵家だ。公爵夫妻と息子の住む家!」
「マキアス様ん…」
「お姉さまの方が良いって、それってあなたの主幹ですよね?」
「誰が職場のリーダーだ!」
「とにかく!愛は奪えなかったけど、勝負よ!あたしの方が優れてるって証明させてもらうわ!」
「何でだ!?」
「まず、顔は五角だけど…」
「カクカクだな!」
「ボデぇーは、あたしの方がダイナマン!」
「大爆発ー!」
「毎日ちゃんとメイクイーンだし…」
「十勝行け?」
「生血感あふれてるし!」
「こえ!?」
「無礼禁の練習してるし!」
「YO―!」
「あたしの勝ちでおじゃる。」
「みやびか!?」
「お邪魔するよ~!カワイイ孫は何処だぁ~?」
あ!渦中のマイ・ペアレンツ!パパとママ来た。
アタシは、ぐいっとパパの腕を取る。
「パパ!あそこにアタシの妹を名乗るやつが居るんですけど!」
「え!アナタ!まさかまさか!?」
「ち、違う!ワシに隠し子などない!だってママの束縛が怖いもん!」
「夫婦の闇!?」
「じゃあこの子誰!?」
アタシはビシッと指さす。
「お、その方は。」
「しまった!」
「わしこの間、荷が遅れて大損出しそうになったんよ。その時、取引相手のお嬢さんが、<本当は株でした>って証文書いたらチャラにしてくれることになってな~!」
「ぱぱん!!」
「ちくしょー!さすが元悪役令嬢のパパ!証文の字を密かにカエルとは!」
「カエルだと…!?付くつく胞~子…」
「それカエルじゃねえ!」
「とにかく!証文であたしにいっぱい食べさせるとは!」
「食わせるだコラァ!」
「覚えてろー!あたしの記憶力なめんなー!?」
「お前が覚えんのかよ!」
だだだだだだだだ。謎の女エイミアは逃げ去って行った。
「ルイミア、また来るわね。パパがアホでゴメンね。今日はカエルわね。さぁ!来なさいアナタ!」
「ひうえええぇ~!許してええ~。」
ママんは、パパんを引っ張って去って行った。
静けさを取り戻した公爵家。
「へへ、マキアス様ん、アタシがおばさんになっても浮気しないでね~!」
「え?なっても?」
「…ちょっとこい…」
「冗談だルイミア!まってくれ!出来心だー!」
↑に誤字は無かったけど。この後、<ゴメンナサイ>400回書かせた。




