表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/48

第31話 「友人代表」

公爵マキアス様と切れ芸公爵夫人ルイミア、結婚式に御呼ばれする。

今日の敵は、スピーチだ。誤字らず乗り切れ、マキアス!


テキトウな公爵様系短編コメディーです。くだらなくても微笑んでいただける方、是非。

第31話 「友人代表」



「ハイ、マキアス様。聞いたとこから作ってみたから、読んでみて。」



 < 狩れとは応急で友に軒を習った仲魔でして、そのトキから遊人として侵攻を深めて参りました。


正直、マスター・つべ氏の修行は厳しく、2人でゴッソリ逃げ出したと気も在るものです(竿)


互いに悩みを打ち明け、ノミを交わし、九楽を共にしてきた、いわば京大のようなMONOです。


そんなカレーがこの旅、美しい姫を迎える事となります。供として、これ異状ない喜びDEATH。


髪よ、祝福あれ、2人の未来に幸多からんことを!


遊人代表、マキアス。 >



「…ルイミア、これで良いのか本当に?」

「だってマキアス様ん、間違えるもん。絶対に。」

「うん。自信あるな。」

「なので、最初から誤字を散りばめてみました!きっと本番では正しくなるはず!」

「本当かなぁ~」

「間違えようもないのもあるし…大丈夫!マキアス様!自信もって!」

「ルイミア…」

「まきあすう…」


「あーコホン。コホン。出発です。公爵様。ルイミア様。」(侍女)


「はーい!」


今日は、メルティんとことは違う、もう一つの伯爵家の御子息、グラスト様の婚姻の儀。

どっかの国の様式を取り入れたそうで、友人代表スピーチというのが在るんだとか。


がんばれー!マキアス様!


――――――――――

(司会)「新郎新婦の御入場です。」

パチパチぱちー!


(司会)「ちなみに、BGMは結婚式の定番 イット 」

怖えええええ!


(司会)「では、続きまして、新婦の御友人メランダ様よりご祝辞を賜ります。」


「はーい。あたしたちはー中学の頃から親友でえ、ルーシーったらそんころからモテモテでえ ~略~ なので、羨ましいでーす!お幸せにい!」


うん。なんかどっかで聞いたな。このほめちぎっとけ!みたいなん。


「では、続きまして新郎の御友人、マキアス公爵様」

パチパチパチー!



頑張って!マキアス様!


「コホン。彼とは王宮で」

いいぞー!いえーい!狙い通り!

「王宮で共に剣を習ったナイアガラでして、」


崩れ落ちるアタシ。


ひそひそ…ナイアガラとは?

ひそひそ…さすが公爵様、異国に堪能でいらっしゃる。

ひそひそ…そうなのか!さすが!


「その時から友人として信仰を深めて参りました。」

うん、ちょっと違うけどセーフ!


「掃除機、マスター・つべ氏の修行は厳しく、2人でコックリさんを逃げ出した時も在るのです。SHOW」


無駄なアドリブ入れんなー!

そしてコックリさん途中で逃げ出すなー!


「互いに悩みを打ち明け、飲み交わし。クラークを共にしてきた、いわば巨大な野茂です。」


確かに野茂さんもクラークさんも偉大だ!


「そんな彼がこの度、友を迎える事となります。姫として、これ以上ない喜びです。」

やたーー!!完璧……


じゃねえよ!オマエいつから姫になったんだよ!!


「神よ!祝福あれ!お2人の未来にシャチ大辛なことを!」


辛い人生だめじゃーん!!


「友人代表、マキアス。」


ひそひそ…姫はよくわからんが、シャチオオカラとは?

「ほほ、シモセキ国の豊穣の女神の事ですわ…たぶん(汗)」


ひそひそ…シモセキ国の豊穣の女神…!?

ひそひそ…マジ?さすが公爵様!

シャチオオカラ―!シャチオオカラー!


パチパチパチパチパチ!!

なんかわからんが、上手く行ったー!


(司会)「続いて、ウエディングケーキの抜刀です。」

新郎と新婦が片手剣でケーキをズバッと切る。

本当に合っているのか異国式。



ハンカチで汗を拭きながら、マキアス様が戻って来た。

「お疲れ様」

「ありがとう、ルイミア。こっそりフォローしてくれたみたいだな。」

「いいいえ。」

ニッコリ笑う、アタシ達。


「では、続きまして心労の新婦は一度お色け直しに退場します。」

えらいぶっちゃけてるが!大丈夫か!異国式!


「…続きまして、新郎と神父によるキャンドルサービスです…」

意味あるのか異国式!?


「…最後に、新婦からご両親に患者の手紙です」

「えっと、もうちょいで退院できます。いえーい」

めでたいけど関係あるん?


「最後に、聖女さまからの祝福を!」


!?

アタシにスポット(的なランタン)があたる。


聞いてねええー!!


マキアス様がアタシにウインク。

「はは、ちょっとしたサンライズだ」

何も輝いてねえよ!


新郎新婦の前に引き出されるアタシ。

やべえ、みんなの目線が!ああ!


新郎新婦がアタシの前に跪いてるううう!

うがー!もうヤケだー!

「お、お二人に、聖女の祝福を!」

ここで誤字るわけには行かない。き、決まった!


で、そのとき。

右手で遊んでいた二人の男の子が、西日を遮る分厚いカーテンを引きずり落としてしまった。


夕日が…アタシと2人を照らす!赤く照らす!


うおおおお!二人は祝福されたー!!

聖女!ほ、本物の聖女!!


アタシは呆然と立ち尽くす。

夫はアタシに向け、親指を立てて、グッ。ってやった。


良くねえんだよお、ああん?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ