第24話 「目がロンドン」
切れ芸ルイミア、マキアス様と釣り船出航。
公爵夫人系?超短編コメディーです。くだらないもので脱力できる方ぜひ。
第24話です。
のんびり、青ぞらだー!
海だー!静かな波の音だ―!
ゆらゆら。釣舟の上。
ぐええ、酔って来たー!
マキアス様と釣り船の上だ―!いえーい!
「キミに栄養のあるモノを食べさせるぞー!」
って、マキアス様発案の釣り船ツアー。
ぐええ。
いや、ここでマキアス様に失態は見せられん。
きっと美しくエフェクトにしてもらえるだろうが、嫌だー!
頑張れ、アタシ!
気を紛らわせ慣れるのだ!
「…ことろで船頭さん、ここは何が釣れるのかしら~げふ…。」
「そうだねえ、まずは巨大マグロ…だが難しいぜ?」
「いきなりでかいの来たなオイ…」
「他にも釣れる。いそのカツ…」
「やめろ!その先は許さん!」
「泳げタイ…も釣れる」
「やめてえ!海に返してあげてー!」
「安心しろ。奴ら小麦粉だから針にかかっても千切れるんだ。」
「釣れてねえじゃねえーか!」
「あと、タイヤも釣れる。」
「森か!?」
「探さないでほしい人も釣れる」
「モーリーか!」
「…てか人釣るな!」
「いや、本だから。」
「…ギリ許容範囲。」
侍女たちが、次々とアタリを出し始めた。
「ルイミア様~ヒョウモンダコ釣れましたー」
「毒やん?」
「オニヒトデ釣れましたー。」
「毒やん?」
「フグ釣れましたー。」
「得やん?」
「ふぐ以外は気を付けて海に返せー!」
「ルイミア様~、マグロ釣れました」
「わっふう!中とろ食べたーい!」
「ヒラメ釣れました~」
「わっふう!えんがわたべたーい!」
「たこ足釣れました~」
「ボディーどした?」
「中落ち釣れました~」
「回転できそうだな~」
「しょうゆ釣れました~」
「開店できそうだな~」
「マキアス様~これだけあれば、お店開け…公爵邸みんなで食べれそうよ~♪」
「まて!ルイミア!オレがまだ釣っていない!ギョギョギョ神と呼ばれたこの俺が!」
「マキアス様!ダメ!ギョは2回まで!!」
「くっ!仕方ない!あの人は本物だ! 釣れろ、唸れ、燃え上がれオレの竿!!」
つん。 つん。 ずぼッッ!!
「おりゃぁ!!」
頑張ってー!まきあすう!頑張ってえ!
………おりゃあああ!
ずどーん。なんか、超巨大なのキタ。
「ナニコレ?」
「こ!これは!伝説の超巨大ザメ!目がロンドン…!!」
「紳士的なのか?」
どやっと腕を組むマキアス様。
丁度、夕日が彼の背中から差し込む。波に輝き、きらめく夕日。
「アンタ!認めたる!アンタ、ほんまもんの釣り基地や!!」
「オヤジ、キャラ変わったー!?」
――――――――――
…いただきました…鬼ウマ…
…もう動けん…マグロになってしまった…。
しかも、まだまだ残っている。
…量が多すぎる。街におりて、夜だけど広場に公爵邸ブースをセッティング。
お刺身、お寿司、スープに煮物。
この際、街のみーんなに振舞った。広場は大賑わい。お祭りだ―。
「公爵様、ありがとうございますー!!」
「こんなうまいモンを食い放題で振舞ってくれるとは!!」
マキアス様、評判うなぎ上り。
「ルイミア」
「はい。」
「子供の名前、<メガロドン>も強そうで良いかも?」
「パス。」




