日本語って面白いですよね。
日本語は、ひらがな、カタカナ、漢字と、三種の文字を織り混ぜて文章を構築するので、世界一難しい言語と言われたこともあるみたいですよ?
業界用語ってありますよね。
ザギンでシースーとか?
あがりは30時とか?
そんな感じで、日常会話には出てこないにしても、同じ業種の人には通じる言い回しみたいなやつ。
それのですね、ちょっと面白くて考えてみるとヤベーやつを思い出したので、ちょいと語ってみようと思います。
「はかいくか?」
これ、なんのことだと思います?
ある漫画のセリフにも採用されてる真面目な問いかけなんですが……。
この段階で分かる人、いますかね?
「墓逝くか?」
ではないですよ?
てめぇこの、○してやろうか? あの世逝くか? 埋めてやろうか? という、怒りに任せた脅し文句ではないです。
断じて否。
ではなにか? といいますとですね。
「(仕事は)上手くいくか? 順調か? 予定どおりに進んでいるか?」
という感じの、作業の進捗を聞く言い回しだったりします。
別会社のIさんから最初聞いたときは、私首をかしげました。
分からんことは聞けばいいのです。教えてぷりーず。
Iさん「よう、平民おつかれ。はかいくか?」
私「……? なんですか? それは?」
Iさん「おまえ、はかいくか? って知らねえか? 聞いたことない?」
私「はい、分かりません」
Iさん「じゃあ教えてやるよ。順調か? ってことだよ。穴掘ったら岩が出たり水道管が出たりするだろ? 上手くいってるか? っていうこと」
なるほどなるほど。
穴掘ったら骨が出てきたり亡骸が出てきたりするからではないのですねー。
……あ、Iさんから聞いたときに骨とか連想したわけではないですけどね。
でもまあ、実際に出てきたことがあります。
骨(牛?)とか、
亡骸(犬)とか、
化石 (イルカ?)とか。
私が掘ったときではないのですが。
この業界、話し聞いてると面白くて仕方がないんですよね。ユンボとか。
正式名称じゃないんですよ? ユンボって。通称……だと思います。
同じものでも地域によっては別の名前が着いていたりとか、結構ありますよね。
カッターって言ったら、文房具の工作カッターから、針金を切る番線カッターから、ディスク状の刃を高速回転させて塩ビ管や鋼管を切る電動式の高速カッターなど、どれもカッターと呼ばれますし。
サンダーって言ったら、雷のことじゃなくてディスクグラインダー……日本語で書くと、携行型電動式切断砥石? ……のことですし。
DIYやる人は電ノコとかサンダーとかは知ってるかもですね。
他は……。
「すける」
ですかね。
透け透けになることではないですよ?
雨に濡れた服が透ける。服に隠された体は細いながらも筋肉がしっかり付いていて、私は、よく知っていると思っていた彼の知らない一面を垣間見た気がして、目が離せなくなった。
……とか、そういうのではないのですよ。
文字にすると、助る、です。
「おまえ、そっちはいいよ。こっちに助ろ」
こんな感じで使われます。
助ける、手伝う。そんな感じですね。
時代劇とか見てると、盗っ人が盗みをするために仲間を集める際かける言葉が、
「今回のお勤め(盗み)、どうしてもあんたの力が必要なんだよ。助てくれねぇか? 頼むよ」
こんな感じで出てきますよね。
自分にとっては日常で常識でつまらないことでも、他の人にとっては興味を引き面白く感じること、意外とたくさんあると思います。
普段意識していないだけで。
そういった「他とは違うなにか」を見つけた人がいましたなら、ぜひ、エッセイにして発表してみてはと思うのです。
面白い。楽しかった。自分はこんなの知ってる。そんな方がいましたら、下の方にある☆☆☆☆☆などはスルーしてもらって構いませんので、ぜひエッセイにして投稿してみてください
エッセイなら必ず目を通すと公言している方もいらっしゃいますし、小説を書く練習としてひとまずエッセイを書いて文章を書くことに慣れてみるのも良いと思いますよ。
ただ、短編を短い時間に連続して大量に投稿するのは、他の誰かにとって迷惑になりかねないということを明記しておきます。