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企画参加作品

極限まで練り上げられた丁寧な文章の創造者

作者: 風音紫杏

 はーい、こんにちはもしくは初めまして。

 風音紫杏と申します。この企画に参加させていただくのは三回目ですね。


 さてさて、今回私が推すのは…極限まで高みに上り詰めた丁寧な文章を書かれる!「しきみ彰」先生!

 この方は、私が自分で小説を書くきっかけになった存在でもあります。


 まずこの人、文章が丁寧なんです!とにかく丁寧!

 時代背景の描写しかり、心理描写しかり、風景描写しかり、衣服や食べ物といった細かな描写しかり…どれも一切の妥協を感じられません!

 オリジナルの世界やパラレルワールドが多いのですが――というかなろうでは現実世界が舞台じゃない限り大抵それが多いですよね――和モノも中華モノも西洋モノも、その世界のモデルとなる世界、時代の爵位、階級。部署に管理制度。衣服や、よく食べられていた食べ物やどのような楽器があったか。どういった国と交流があったかなど、本当に細かいところまで掘り下げたうえで執筆されています。


 これは真似をしようとして真似できるものじゃないです。

 というかそもそも知識量が桁違いなので、追いつこうと思うのならば、世界史をもう一度やり直すどころかあっちこっちの国の制度やら“その国の”歴史やらを勉強したり、日本のものはもちろんのこと、その国の小説や絵画。映画といった作品を沢山知る必要があると思います。


 楽しくて勉強になる外国のドラマでオススメなのは「チャングムの誓い」ですね。かなり有名ですので、知っている方も多いと思います。

 韓国の後宮及び宮廷について大分詳しくなれますよ~


 すみません、脱線しました。


 こほん。それで、しきみ彰先生の風景描写が美しい作品にどのようなものがあるかを紹介したいと思います。


 桃の花と桜の花が咲き乱れ、甘い香りが漂うまるで桃源郷のような空間。至るところに鳥居が立っていて、年中何かしらの花が咲くという国。その国を治める、冷酷だともっぱらの噂の青竜王と、彼に嫁いだ虐げられし姫の愛。そして、青竜王――カズチが、姫――緋李のために作る数々の料理の織りなす物語や、春夏秋冬全ての季節が楽しめる蛇神さまの社だったり、純白のお城の周りに、着物姿の人魚たちが空を泳いでいたり、花から人が生まれる世界での恋物語であったり…


 その世界の美しさがぎゅっと濃縮されたハイレベルな文章。その言葉遣い。

 思わずうっとりすること間違いなしです!


 また、きめ細かく舌触りの良いスポンジ生地に、くどすぎず優しい甘さの生クリーム。挟まっているイチゴも甘酸っぱく、爽やかな後味を残してくれるというショートケーキを筆頭に登場する様々なケーキと、小麦に並々ならぬ熱意を注ぐ伯爵令嬢と甘党王弟のラブコメディーや、ツヤツヤと輝く甘辛く味付けされた人参グラッセに、ホクホクに揚がった湯気を立てているポテトフライ。その横にはこんもりと盛られたマッシュポテトが。ひときわ輝いているのは、良い具合に焼き目がついた、デミグラスソースで飾られたハンバーグ。そんなご飯を用意してくれる専業主夫と、キャリアウーマンの妻の甘すぎる日常を綴ったヒューマンドラマなどの…


 圧倒的飯テロの攻撃の数々!


 これは危険です。絶対に夜中に読んじゃダメです。

 気が付いたら何かをモグモグ咀嚼していた!?なんてことも…これ、本気でシャレになりません。←実体験

 注意して読まないと、知らぬ間に体重が増加している現象が発生します。

 

 すみません、また脱線しました。


 また、なろうには投稿されている作品ではありませんが、刊行された作品に「後宮妃の管理人」があります。

この小説、タイトルの通り中華風の世界の後宮が舞台なのですが、上記の風景及び食べ物に関する鮮明な描写はもちろんのこと、後宮だけでなく、宮廷の役職や部署に関する描写にも力が入っています。

 それにより、この小説がどの時代を参考にしているのかをある程度把握することができ、作品に対するイメージがしやすくなります。

 しかも、ただその部署の名前を出すのではなく、登場人物の会話や思考などに上手に説明を織り込み、それを知らない読者への配慮もバッチリです。


 ――考えてもみてください。


 中華後宮ものの小説に、宮廷の六部の尚書省についての記述があるものが、いくつあるでしょう。

 私の読んだものに偏りがある可能性もありますが、そこまで言及されているものはなかなか見つかりませんでした。

 

 起こった事件の犯人が大貴族であり、宮廷の高官であるという構成は、後宮ものでもよく見かけるパターンですが、その人の立ち位置に関する記述は曖昧なことも多いです。

 それを削ることなく鮮明に描写し、あくまでも自然に作中で解説するという手腕にはひれ伏すしかありません。


 さあ、ここまで読んで下さった方々には、しきみ彰先生の作品の魅力はある程度伝わったはずです。

 というわけで!

 今すぐにしきみ彰先生のマイページへ飛びましょう!

 一作品でも多く、先生の作品を読みましょう!さあ!さあ!


 そして是非、一緒に作品語りしましょう!是非!


 桃の花と桜の花が咲き乱れ、甘い香りが漂うまるで桃源郷のような空間。至るところに鳥居が立っていて、年中何かしらの花が咲くという国。その国を治める、冷酷だともっぱらの噂の青竜王と、彼に嫁いだ虐げられし姫の愛。そして、青竜王――カズチが、姫――緋李のために作る数々の料理の織りなす物語

https://ncode.syosetu.com/n7838ei/


春夏秋冬全ての季節が楽しめる蛇神さまの社が舞台の物語

https://ncode.syosetu.com/n3356do/


純白のお城の周りに、着物姿の人魚たちが空を泳いでいる物語

https://ncode.syosetu.com/n5661dm/


花から人が生まれる世界での恋物語

https://ncode.syosetu.com/s2247c/


また、きめ細かく舌触りの良いスポンジ生地に、くどすぎず優しい甘さの生クリーム。挟まっているイチゴも甘酸っぱく、爽やかな後味を残してくれるというショートケーキを筆頭に登場する様々なケーキと、小麦に並々ならぬ熱意を注ぐ伯爵令嬢と甘党王弟のラブコメディー

https://ncode.syosetu.com/n2368ep/


ツヤツヤと輝く甘辛く味付けされた人参グラッセに、ホクホクに揚がった湯気を立てているポテトフライ。その横にはこんもりと盛られたマッシュポテトが。ひときわ輝いているのは、良い具合に焼き目がついた、デミグラスソースで飾られたハンバーグ。そんなご飯を用意してくれる専業主夫と、キャリアウーマンの妻の甘すぎる日常を綴ったヒューマンドラマ

https://ncode.syosetu.com/n5634cz/


「後宮妃の管理人」ホームページ

https://lbunko.kadokawa.co.jp/special/koukyuukisaki/


どれもとても面白いので是非!もちろん、これ以外にも紹介しきれなかった名作が沢山あります!


しきみ彰先生のマイページ

https://mypage.syosetu.com/293518/


お読みいただきありがとうございました!

感想などお待ちしています。是非一緒に、しきみ彰先生の作品語りしましょう!


追記:しきみ彰先生が書籍化作家であり、私が書籍から先生のことを知ったということから、「さん」ではなく「先生」と呼ばせていただいています。念のため。



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― 新着の感想 ―
[一言] やはり世界観がしっかり作り込まれている作品は読み応えがありますよね! 勉強になります!
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