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Mousse chocolat framboise 〜 おじさんのお話 〜  作者: カフェと吟遊詩人
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オジさんの戸惑い

2話目を書いて見ましたが、全作より辿々しくなってしまいました。


頑張ります。

正直、若い2人との食事は楽しかった。


いつもの帰り道が何故か違う景色に見え、足取りも軽く


鼻歌を歌いそうな勢いだ。


「まあ、タダ酒が飲みたかっただけだろう」


そう解っていても、いつものコンビニの灯りはより明るく見える。


携帯には今の若い子らしく、帰りの電車の中で既に


《ご馳走様でした》


の連絡は来ており、とくにそれ以上の事は何も無い。


コンビニで炭酸水を買い自宅に帰る。

エクレアも忘れずに購入した。


自宅に帰りエクレアを食べながらタブレットを開く。

ながらくテレビは付けていない。

ニュースや動画を見ながらウトウトしていた。


2時位だろうか、ふと目が覚めて慌ててシャワーを浴びる。

湯船は付いているが使った事は無い。


「追い炊きが出来ない湯船って使い辛い」


そう思って溜めたことがない。


シャワーを浴びて髪の毛を乾かす事もなく携帯を手に取り目覚ましをセットする。


「んっ?連絡が来ている」


2人からメッセージが来ていた。


沙都美から


《楽しかったです!今度はオススメのお店に連れて行って下さい。お誘いお待ちしてます》


「また奢らされるのか」


苦笑いしながらも、そんなに嫌な気はしていなかった。


亜沙美から


《今日のお店良かったですね。次は相談に乗って頂きたいです》


「相談ってなんだ?また2人を連れて行くとなると今日のお店は来月まで無理だな。オススメのお店はチェーン店の居酒屋だな。」


苦笑いしながらとくに返信もせずにベッドに入った。





翌朝、携帯のアラームで目を覚ますと沙都美からのメッセージまた入っていた。


《おはようございます。昨夜のメッセージですが、失礼な事書いてしまいましたか?怒らせていたら申し訳ありません》


沙都美の精神的な弱さを感じながら


「メンレラさんじゃ有りませんように」


などど念じながら家を出る準備をしていた。


昨日早く帰った事を紛らわすかの様に、いつもより1本早い電車に乗り会社に向かった。


普段から少し早めに出社する人間が少し早めに着いたからか、フロアにはまだあまり人が居なかった。


席に付いてパソコンを開けてメールをチェックしていると、背後から声を掛けられた。


「おはようございます」


亜沙美の姿がそこにあった。


丈の短いワンピースでオジさんには眩しい張りのいい脚に目が行ってしまった。


そっと目を上げて亜沙美の顔を見直すと


「あまり見られると恥ずかしいです。昨日メールをした相談の件なんですが、今夜はダメですか?」


いつもより露出が多い気がする亜沙美は今日も貴則と外回りの筈だ。


「スーツで無くて良いのか?」


と、服装の比較的自由な我が社でもこれはオカシイんじゃ無いかと思いながら戸惑ったいると。


いつもスーツをロッカーに置いていて着替えるらしい。


「面倒臭い事をするもんだ」


と、思いながら


「昨日の帰りはスーツだった」


と、再び自分は変な顔になる。


「昨日は沙都美さんに急かされて、慌てていたので着替えれなかったんですよ」


成る程と思い、女性社員で外回りをする人間はスーツをロッカーに置いている社員が多い事を聞きながら


「昔はスーツで出勤している女性社員が多かったなぁ。とくに新入社員はスーツだった」


と、亜沙美に話していると何人かがフロアに入って来て会話は終了した。


「そう言えば、今夜の話はまとまって無いな」


と、頭の隅に浮かべながら仕事を始めた。




お昼休みが終わる頃、携帯にメールが来た。


《今夜は何時に時間が空きますか?》


相変わらず進まない仕事を思いながら


「流石に今日は遅くなるなぁ」


と、考え返信する


《20時は過ぎるかなぁ、無理して待たなくてもいいよ。なんなら次の機会にでも》


亜沙美からはすぐに返信が来た


《遅くても大丈夫です。待ってますんで》


「急ぎの要件なのかな?」


そんな事を考えながら、進まない仕事をパソコンを見つめながら遠くの上司に相談に行くか悩んでいた。


なかなか相談に乗ってくれない上司となかなか上司に相談に行かない本人との時間は無駄に過ぎて行き18時を過ぎた頃、沙都美が声を掛けてきた。


「亜沙美はもうすぐ帰って来るそうなんですが、もし良ければ2人でご飯でも行きませんか?」


なんだその前置きは、、、と思ったが亜沙美との約束がある事を言って良いのか解らなくなる誘い方に困り。


「今日は遅くなるからまたにするよ」


と、お断りをした。


「待ってましょうか?」


推しが強めに来たが、亜沙美と沙都美との関係性がイマイチ掴めず


「何時に終わるか解らないからまた誘ってよ」


と、もう一度お断りをした。


沙都美はまだ諦めたく無さそうだったが、


「じゃあ、また明日ね」


さよならをこちらから告げて仕事を始めた。


沙都美は丁寧に挨拶を告げておそらくロッカーに着替えに向かった。


それと入れ替わるように亜沙美が部屋に入って来たがパソコンに向かっていたのと、わざと部屋の入り口を見ないようにしていたので


「亜沙美が帰って来たのかな」


何となくしか気付かなかった、入り口を見ない様にしていたので、、、(笑)


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