読み切り プロット
■起
辺境の村の飯屋で、孤児院暮らしの少年アレス(13歳)と浮浪者風の男セシルが語らう。
アレスは雑誌に載る銀髪の女騎士に憧れ、「モテたい」という欲望も混ざって騎士団に入りたいと夢を語る。
そこへ王都から派遣されたと名乗る騎士団一行が現れる。リーダーは若きイケメン騎士クズン。
村人や女店主はすぐに彼に心を奪われるが、アレスは「イケメンなんて嫌い」と内心嫉妬する。
孤児院に戻ると、孤児院の少女たちまでクズンに惹かれている様子。アレスの嫉妬はさらに募る。
ただ一人、孤児仲間の少女リッカだけがクズンに興味を示さず、アレスに「騎士になればシスターに認められるかもよ?」と励ます。
■承
シスターが王都へ用事で出かけ、孤児院はアレスとリッカに任される。
数日後、リッカは村長がクズン一味に脅され、金品を差し出している現場を目撃する。
リッカは急ぎアレスに報告。クズンが実は盗賊だったことが判明する。
アレスはリッカに「王都から帰ってくるシスターに伝えろ」と命じ、自分は斧を手に村へ駆け戻る。
村ではすでに盗賊団と化したクズン一味が村人を襲い、金品を奪っていた。
アレスは勇敢に飛び込み戦うが、力の差は歴然。クズンに蹴り飛ばされアレスは倒れる。
■転
シスターとリッカが村に戻り、アレスが痛めつけれている場面に遭遇する。
クズンはアレスを人質に取り「シスターが自分の女になれば助けてやる」と脅迫。
アレスは必死に抗うが力及ばず、絶体絶命の空気が流れる。
その時、村通りの屋根の上からセシルが登場。昼寝していたと言い放つが、すぐに本気を見せる。
炎を纏った魔法剣で盗賊たちを瞬時に制圧。圧倒的な実力を示す。
クズンは煙幕で逃亡するが、作中外で銀髪の女騎士ソラが彼を捕らえ広場に現れる。
ソラは第七騎士団副団長であり、セシルがその団長だと暴露。
村人たちは浮浪者のように見えていたセシルが実は王国の騎士団長だった事実に驚愕する。
今まで煙たがっていた数人の女性たちは手のひら返してセシルへと興味を抱く。
アレスはセシルの強さと余裕、あと村を救ったことでモテだしたことに憧れを抱き、自分もいつかそうなりたいと決意する。
■結
セシルは盗賊たちを王都に連行し、軽い調子で村を去る。
別れ際、アレスは「自分もいつか騎士団長になってみせる」と宣言する。
三年後、成長したアレスが騎士団試験を受けるため孤児院を旅立つ。
少年の「モテたい」という願望から始まった想いは、やがて「騎士として人を守る。そして、異性からモテる」という決意へと変わり、未来への一歩を踏み出す。




