52話 呪活
友禅院家では
「なんだあいつら」
屋敷の一部が燃えていた。ため息していた怪明は睨んでいた。いるのは謎の覆面男たち
「変な奴らだな…ヒックッ」
友禅院雷人は酒を飲んでいた。しかし、謎の覆面男たちには警戒していた
「(こいつらか。数十年前から暗躍しているという謎の組織の一員どもは…)ふむ……(こやつらの目的はあの蔵か。あの蔵の何かを狙っているとなればなんとしても阻止しないといけないな)怪明よ。分かっているな?」
「親父…いいわ。やる」
怪明は腕を上げると影をぶち破って走ってきた2メートルを超える大きな四足式神。闇馬が現れた
「さて、やろうか」
闇馬に乗る怪明
「馬で何をする気だぁ?ヒックッ…」
「はっ!そんなもん簡単だ!」
闇馬は空間を蹴って空を飛んでも蹴りを喰らわす。謎の覆面男たちは刃物で攻撃するも無意味。影でできているため効果なし
「物理攻撃なんて無意味」
闇馬は次々と敵たちを足で蹴っていく。敵たちは炎を出したり、雷を纏ったりと攻撃してからも無効化される
「自然系攻撃も無意味!!」
闇馬はかけ走ってタックルする
「俺も動くか」
ニヤリと笑って酒瓶を地面に置く。体を軽く動かしてストレッチする。そして、1分も経たずに終える
「言い残す言葉はあるかぁ?」
その瞬間、恐ろしいほどに重い殺気が雷人から出てきた。怪明も友禅院の人たちも謎の覆面男たちも固まる。
ぶんぶんと腕を振り回す雷人は歩いて謎の覆面男たちの1人の前に来て殴る
軽く殴ったが頭が消滅した
「は?」
怪明はそれ見て大きく目を開き、瞳孔が広がる。今の光景は信じられないモノだった。軽く殴っただけで頭を破壊する威力。普段の雷人とは思えない別人のような気配は怪明に冷や汗をかかせる。
「ふむ……」
歩いていく。謎の覆面男たちは震えて発狂するも軽く殴られ、頭が消される。
「やりすぎだわジジイ」
友禅院陽香が来た。重いほどに高い殺気の濃度が充満している空間でも無視して歩く姿は怪明たち友禅院家の人間や謎の覆面男たちを驚愕させるほど。言葉を失うほどの衝撃だった。
「なんだぁ?陽香か。ふん」
雷人は歩いて謎の覆面男たちの頭を破壊していく。その姿はまるで蟻を殺すように簡単な作業をしていると同じ行為そのもの。
(親父そんなに強いのか!?今まで知らなかったーいや…あの時以来…)
2歳の時のあの頃の記憶の父と同じだと怪明は考える。
6年前に母に向けていたあの態度に似ていた。
「あとは蔵か……」
「ああ、そうだな」
2人は歩き出した
_____
その頃、問題の蔵のある場所では
監視して蔵の外にいる2人組の男性がいた。
「……敵が来ないな」
「我々一族が相手しておるからだ」
と淡々と話していると
「…そろそろか」
「ん?どうしーあっ」
恐ろしく重い殺気が遠くから感じた。察した男は顔を青ざめる。
「雷人様が動いた……」
「恐怖そのものだ…」
「いや、そんなことを言っている場合ではないだろ」
「もう、問題ないだろう?」
「それはそうだな…」
雷人が何をしているのか想像できる2人は空を見上げると冷静な男はもう1人の男の腹を殴った
「ぐはっ…!何を………」
倒れて気絶した。腹を押さえながら倒れると冷静な男は扉を開けて中に入る。雷人が動いたと言うことは他の友禅院一族たちは動けない。あの男の殺気は仲間ですら恐怖を与える。
それを"計画"内に入れていた。蔵の中に入るために
蔵の中に入って探すと見つけたのは謎の巻物。その巻物から謎のオーラが纏っていた。
「ふむ…任務完了」
巻物を異空間に入れた男は倒れた
パタリと気絶した。
______
数分後
「…チッ遅れたか」
「ふむ…」
陽香と雷人は蔵に来ると男1人倒れていて中にはもう1人の男が倒れていた。すでに遅かった。
「狙いはなんだ?」
「…ないな」
雷人は男が倒れている場所の前を見ると巻物が無くなっていた。その巻物は何なのか知っている雷人は今回の事件を起こした真犯人が何をしたくてこんなことをしたのか分かった。
「奴らの狙いは巻物だった。その巻物には
自身の体を過去に戻す力を持っている」
「若返りの巻物ってことか?」
「ああ」
目的は対象の体を過去の体に巻き戻す力を持っている巻物を手に入れること。だから、友禅院家に襲撃したと考える雷人。
(狙いが巻物…何を使うのかはわかる。おそらく、今回の真犯人は自身の肉体を巻き戻して全盛期の肉体へ力を戻したいのだろう…嫌な予感しかしない…)
雷人は何か感じた
「陽香。俺たちも行くぞ」
「…真犯人の目的が巻物…何かするってことか?」
「正解だ。行くぞ」
2人は走り出した。蔵から外に出て屋敷内の土地に出ると大門寺と藤原と萩が来た
「!陽香に怪明親父じゃねえか!」
「お主ら…やはり、外にもいるのか?」
「襲撃があったはずだ。大丈夫なのか?」
萩が言うと首を振る陽香
「してやられた」
「…遅かったか…外には謎の覆面男たちがたくさんいる。そいつらが友禅院家の近くにいた」
「ふむ…やはり、巻物狙いだったか」
「あ?巻物だぁ?」
「何か目的があると言うことか」
「詳しい話は終わってからだ」
5人は走る。
「ってか、何があったんだぁ?」
「肉体を若返らせる巻物だろう?」
「謎知っておるお主…」
雷人は萩を見て驚いて目を大きく開く。
「俺の能力だ」
「なるほど理解した」
「お前も随分いい能力を持っているな」
「褒められるほどの能力ではない」
「だが、理解しておるなら話が早い。真犯人を探す!」
5人は走っていく。
藤原は顔を顰める
「なんで巻物なんだよ。能力者じゃねえのか?」
「能力の範囲を超えているとか」
大門寺が言うと首を振る雷人
「おそらく、見つけられなかっただけだろう」
「まあ、対象の肉体を若返らせる能力者なんていたら今回の事件を起こさないからな」
「チッ面倒だぜ」
「俺の力でどこにあるのか見るか…」
萩は能力を使用してどこにあるのかと見ると
「……こっちだ」
指を指すと今走っている方向の西側だった。
「ここから数キロ以上先に真犯人がいる"病院"がある」
「病院…なるほど、真犯人は肉体に限界を迎えているからか…」
「ほう?便利な能力だ。萩裕司だったか?お主と今後仲良くなりたいものだ」
「それはこの事件を終わらせてからにしよう」
そう言って5人は走っていく
_______
とある病院では
「……」
目を瞑っていた老人は目を開ける。開けて手を異空間に突っ込むと例の巻物を手に入れた。
「4年待ったぞ……」
巻物を広げる。そして、看護師に自分の血を少し抜けと告げると半信半疑で看護師は従って注射器で老人の血を少し取る
「それを巻物につけろ」
「?あっはい…」
巻物に血をつけると巻物が光る
「きゃっ!」
看護師は目を瞑る。そして、光が消えて目を開けるとそこにいたのは黒髪銀眼の男。20代くらいの男だった
「ふむ…全盛期の肉体…素晴らしいな」
「え?え?」
看護師は困惑していると老人はニヤリと笑う
「くくっ…安座間四郎としての完全たる肉体…!」
老人ーいや、安座間四郎は笑う
「全盛期の肉体に戻ったならば自身の能力"3つ"をフル活用できる。今までは一つしか使えなかったがもう問題ない」
服を一瞬で変えて着物姿になる
「今日で退院だ。検査など不要」
そう言って荷物を片付ける
「あとは後片付けのみだ」
ニヤリと笑って荷物を片付けて病室に出た
どうも、ヨウです。
ここまで読んでくださりありがとうございます!
少しでも面白いと思っていただけたら、評価(☆☆☆☆☆)やブックマークをしてもらえると励みになります。
感想も大歓迎です! いただいた声が、今後の創作の大きな力になります。
次回も楽しんでいただけるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いします!
それではまた次回で!




