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怪々呪殺  作者: ヨウ
第三章ー参 戦闘編
46/58

46話 番外編 藤原魔斗の語るクソの午前

よう、てめえらおは!俺様、藤原魔斗が来たぜ


久しぶりに登場…ったく、あいつの家の話は多いもんだぜ。たまには俺らを出せよと思ったら大門寺がまさかアレとはな…2年前にあのことを言ってしまったことを撤回したいぜ…


「すまねえ…大門寺。あの時の俺様はどうかしていた。本当にすまない!」


「……」


俺様は大門寺に謝罪した。土下座して


「……(土下座するほどか?)いや、いい。別に怒ってはいない。」


大門寺…


「過去は過去…お前が何を言おうと友人だろう?」


「……器のでかい奴だな」


普通はキレるもんだぜ?大門寺


「過去に囚われるのは俺にもあるが今は違う」


「葵のことでか?」


「……」


おいおい、顔を赤くしているぞ大門寺さん。気に入っているのか?なんでなのかよく分からねえけど


「今を生きるって意味が見つかったってわけだろ?」


「……そんなもんだ」


生きる意味ってほどに大事なのか…


「凄えじゃん大門寺。頑張れよ!」


「ああ…(藤原。お前、俺が彼女に対する感情を理解しているのか?いや、あの時ですら恋愛によく分かっていなかったな。考えてみると…蓮はどうして恋愛事情とか理解しているんだ?)」


困惑をした顔をしているがどうしたんだ?俺様間違ったことでも言ったか?それより


「早く行こうぜ」


「そうだな」


俺たちは移動した


ぺちぺちと


_____


場所は妹子家の屋敷


「ワッハッハ!!!天獄で〜す!!」


あいからず、元気な野郎だぜ。今回はメイド服か


「よう、天獄。久しぶりしゃねえか」


「一ヶ月ぶり?」


「最後に会ったのは2月以来じゃねえか?結構会っていねえな」


「お互い忙しいからね〜親友(ブラザー)とは会っているけど」


あいつとよく会ってんのかよ。仲いいなこいつら


「大門寺も久方ぶり?」


「いや、1週間ぶりくらいだろう、天獄。あいからず元気がいいようで良かった。いや、お前の元気の良さを疑わなくてもいいか」


「え?なんで?」


天獄は毎回元気だからな。こいつが元気のない日ねえんじゃねえか?


「心配不要だな」


「いや、そこは心配してよ…」


心配もクソもねえだろ。お前なら大丈夫という2年間の交友からの大きな信頼がある。今更、心配するのも俺様たちも甘いものだな


「俺たちは甘いもんだなっで、天獄。萩たちは?」


あいつらがいないのは珍しいな。いつもならこの時間帯に来ていると思うが…別の部屋にでもいるのか?


「ん?いるよ」


案内してもらったがやはりいるのか。怪明はいないだろうなという信頼はあるがいないだろうな


案内された場所はー


「スヤスヤ…」


「よしよし」


「…蓮と舞かよ!」


「来たか」


萩もいたわ。ってか、蓮が遅刻今日もなかったか。許嫁のおかげか?


「大門寺、最近はどうだ?」


「会って早々それとは…萩らしい…変わらぬ元気だ。零と姉御は?」


「あいつらは今日来れない。友禅院もな」


あいつら来ないのか。あの三人は忙しいから仕方ねえか


「にしても珍しいな」


あいつらが来ないってことはそれ相応の何かあったのか?


「珍しいは珍しいな」


「スヤスヤ」


「ふふっ…可愛い…」


「……」


大門寺がすげえ顔したんだが…どうした?羨ましいみたいな顔をして


「全く、ここはイチャイチャする空間じゃないのにね〜」


「……(俺も葵にやってみたい…)」


「ふっ…(慣れないものだな。こういう光景は)」


一人だけ親目線で見ている奴がいるが萩、テメェ、幾つだ?俺の親みたいな顔をしてんぞ


「さて、皆さん。よくぞ我が妹子家に来てくださり、誠に感謝候。俺は君たちを歓迎する!さて、俺が新たに手に入れたチャイナドレスを披露」


「いや、要らん」


メイド服を着ている時点でおかしいからなお前


「メイド服を着ている時点で普通じゃないな」


「ふっ…なら、次回はチャイナドレスで行くよ」


「……」


「あら、私も今度、蓮に見せようかな…」


舞、お前もやるのか?この二人はなんなんだ?


「おい、萩ツッコミしろ。俺様と大門寺じゃ無理だ。真のツッコミ役のお前がいないと成り立たん」


「天獄にツッコミしても意味ないぞ」


こいつ…!悟りを開いてあがる


宙に浮いている…!


「理解不能という言葉は世の中にたくさんある。天獄はその部類を超えているいい奴だ」


「性格的に善人なのは否定できねえのがなんとも言えねえ…」


天獄はふざけているが悪人ではないからな…こいつはこいつで善悪わかっている奴だ。嫌う要素といえば性格の癖が強い。萩の理解不能の気持ちがわかる


「ふっ…人間は誰かに理解してもらうことはできない。理解するというのは社会に生きるの中で難しいんだよ藤原」


テメェ、何格好つけている。言っていることは分かるがお前の場合、理解不能と言われるほど難しい部類になっているぞ、萩の話で


「社会は矛盾だらけだからな」


大門寺…社会の話と天獄の話は違えよ。


「理想と現実にギャップがあるのは6年生きた俺でも理解できる話だ…理想を抱いて現実に実現しようもそれは簡単なことではない。

過去の後悔を今も忘れないために記憶の片隅にあって鮮明に思い出すように…後悔は心の中にあるが楽しいことはすぐに忘れる。覚えたい楽しいことより忘れたい後悔は残ってしまう

矛盾というのは理想と現実が成り立つことがないほどに社会という世界はクソだ。クソを吐き出しても俺たちでは何もできない

何もできないこそ、理解は余計に遠くなる。理解という言葉は理想だ」


『……』


「だろうな」


認めるのかよ萩


「大門寺が言いたいのは理解と社会についてだがそんなもんだ

よく名言とかで人生が変わりましたとかよく聞く話だがそれは100%全員が変わることはない。

名言を聞いて人生が変わる人なんぞいるだけで多くないのは言葉だけでは人の価値観を変えるのが簡単ではないからだ。

環境が変わったら人が変わるように大きく変わる要因は周りだ。

人が変わるのは周りに合わせるだけでそれが理解したことではない

それは合わせただけ。周りがどうしてそんなことをするのか理解せず、真似るだけ」


簡単に変えることはできないか…なんとも言えねえ…まあ、思い返してみれば零も大門寺も最初はそこまで話すタイプじゃなかったが俺様たちとの交流で話すようになったからな。環境が変わったら人は変わる。ただ、それは合わせているだけか…


「面倒だなそれ」


そんなクソみたいな社会で生きている俺様たち大変だわ


「ったく…難しいことを考える奴らだ…」


こうして俺様のクソの1日の午前は終わった


価値観とか人生とかなんやら難しいことを言っているがそんなことを考えていたら脳が持たん。面倒ことを深く考えるとエネルギー消費するだけ


「地獄だな」


社会ってもんは…


どうも、ヨウです。

ここまで読んでくださりありがとうございます!


次回で第四章に入ります!


少しでも面白いと思っていただけたら、評価(☆☆☆☆☆)やブックマークをしてもらえると励みになります。


感想も大歓迎です! いただいた声が、今後の創作の大きな力になります。


次回も楽しんでいただけるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いします!


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