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怪々呪殺  作者: ヨウ
第三章ー参 戦闘編
35/58

35話 最悪と暴走の未来

唯side


「私に何か伝えたいことがあるの?」


零と離れたくないのに…聖竜は私にだけ話したい話があるみたいだけど何かあるのかな?


『お嬢さん、すまないね。時間を貰って』


「罪悪感あるなら早く帰らせてよ」


『そう急がないでくれ。』


何を言いたいのか私でも分からないけど早く終わるような内容がいいな〜


私は呑気に考えていたけど聖竜の話に私は驚愕する。


『未来、彼は暴走する』


「……は?」


何を言っているの?


暴走?


零が?


なんで


「意味が分からない…何を言って…」


『…22…これからの16年の間。彼には多くの試練が待っている。』


『それはたくさんの仲間の屍を見ても…地獄を見ても…前に進まないといけない残酷で地獄絵図と呼べる道』


『彼は心に大きく傷を残す出来事が何度も起きるだろう。その度に彼は乗り越えないといけない』


「……」


16年の間に何度も?一体…未来に何が起きる?


「……彼に地獄を見せるってこと?」


『…そうなるね…もし、彼が暴走しようとしていた時、君が彼のそばにいてくれ。』


『君なら彼の心を鎮め、東雲零という存在が正しき道へ導くことができるだろう』


『君次第だ』


「…分かったよ」


彼がどこに堕ちようが地獄の道に走ろうとしても


「私が彼のそばにいたらいいのでしょう?」


『ふっ…そうだね。私が見た未来では君と彼は一緒にいる。』


『君は随分、彼に執着しているが今以上に執着するだろう』


「……」


『図星だね』


「うるさい…」


私が彼を執着しているって?


私には彼がいないとダメなの。それは執着って呼ばれてもいい


「永遠に俺の近くにいればいいだろ」


あの言葉を信じて…


『そうだ…』


「ん?」


何か思い出したような顔をしたけどどうしたの?


『君に少し未来を見せてあげましょう』


「……は?……未来?」


そんなことができるの?


『さて、見せてあげましょう』


私の頭を撫ぜて



_____


───未来視:東雲家の屋敷───


『これで終わりにしよう…!東雲零ぃぃぃ!!!』


『誰もこれ以上…!お前の好きにはさせない!』


零は実の父親に向かって空間すら切り裂く斬撃を飛ばす


『これで…Adieu(さようなら)…』


当主はーー



_____


「!ゲホッ…」


唯は一瞬だけ何かが見えた。まるで…


「そんなことが…」


私は顔色悪くして青ざめる。


あんな未来が起きるというの…?そんなの…


『これで終わりではない。』


_____


『…怪明…!』


『……これで最後だ、"零"』


ハイライトのない目で銀髪の男を見る黒髪の男。


『どちらがまだ終わり見ぬ道を歩くか終わりが迎える道を歩くか…決めよう』


黒髪の男ー怪明は武器を持つ。


『これが最後の喧嘩。ワイとお前との最後だ』


2メートル…3メートルを超える天使のような式神が現れる。


『さあ…決めよう』


巨大な式神が零を襲う。


_____


とある学校で


『優が逃亡した』


『……は?どう言うことだよ…』


困惑している銀髪の長身の男ー零に対して黒髪の学長はとある内容が書いてある紙を渡す。


その紙に書いてある内容は…


『○○○○教。○○○○教の信者、計317名死亡。

全員が式神による被害により、『○○○○』の能力によるものだと断定。

現場を発見した者たちからの証言により、"東雲優"だと確定。』


『……なんだよこれ…』


動揺と吐き気が同時に襲った。まるでーー


『…優の○○が○○○○教の信者1人にやられた。それが動機…』


『…………は?……なぜ…?』


『俺に言われても分からん…』


『……』


『……認めたくない現実なのは…間違いない…』


『……はぁ…はぁ…』


思わず、吐いてしまう。


受け入れ違い現実が彼を襲った。


_____


東雲家屋敷


『分かっんねえよ!』


暴走する。


太陽が見える朝が満月が見える夜になり、空が変化した。


零は『月下』の姿になる。


『俺が何もできない…何も救えない…!肝心な時に助けることすらその場にいることすらできない…』


『口だけで何もできないなんて…』


暴走する零の前に立つのは黒髪の長身の男ー御影凶星


『有言実行か…それは俺ができなかったことだ。お前は良くやっている…』


『俺ができないことをお前はできた。正直に言ってお前が羨ましいよ…』


悲しそうな顔をするも覚悟を決める。


『お前を止めたいんじゃない。救いたいんだ。俺ができなかったことを、お前にはしてほしい』


『だから止める。』


『力を飲み込まれないように俺が止めよう。』


『来い!俺がサンドバッグになってやる!』


『サンドバッグ…?』


睨んで凶星を"敵"と見る。


『"俺"の邪魔をするなら兄者だろうと潰す』


――次の瞬間、空間が爆ぜ、金と黒の光が交錯する。


(お願い、やめて!これ以上は…!)


_____


「!?」


(……今のは……本当に未来……?)


怪明に…優…も?どうして2人が…


「これが未来…?」


こんなことが…


『一部だけ。これが"起きる未来"』


「……」


『君がどう選択するのかは私は知っている。この未来を見た時、君はどうするのか…』


聖竜は私の顔を見て


『楽しみだよ』


「……邪竜…」


こんな未来を見てもなお、私たちがこれから未来でどう生きるのが分かるくせに…!


私たちが選択することを楽しみにしているなんて…!


「こんなことをして楽しむんじゃないわよ…!」


『……』


許さない…!


『落ち着け』


「落ち着くわけがないでしょ!」


あんな未来を見て落ち着くわけがない!!


『私を殴っても未来は変わらないぞ』


「!」


『君はこの未来を変える使命を与えた。だが、忘れるんじゃない。君は彼の暴走を止めることを』


「簡単なことを…言って…!」


『簡単…?ふはっ馬鹿だね、君の頭は甘ったるい糖分でできている』


聖竜は笑うもすぐに無表情に変わる。


『君が思っている以上に世界は辛く、苦い。甘い頭ではどうにもならないほどに過剰で吐き気し、耐えられないほどに残酷』


聖竜は唯の顔を見る


『人生の変化なんて一つの選択したら大きく変わる。笑われようが君が選択した事実は一生背負うことになる。』


聖竜は唯を睨む。


『甘えた考えで生涯を謳歌できると思うな。吐き気するほどの過剰な世界に生まれたのなら吐いてでも、進め』



聖竜はその場から消えた。


「……」


何をしたらいいんだろ……私……


_____


零side


「…卵重い…」


まだ唯が来ないが…重いぞこの卵…


「はあ…はあ……下すか……一回…」


卵を床に置く。


まさか聖竜の卵がここまで重いとは…持ち上げて待つのは無理だな…


「はあ……はあ……はあ……」


兄さんが持っていたランドセルより重いな…


「唯は何をしているかな…」


それほど時間が経っていないが何をしているのやら…


「……遅いな。唯……まだか?」


しばらく待っていると唯が来た。


「あっ唯!」


唯に近づくと唯は俺を見て走り出した。


泣きそうな顔をして


え?何?なんで走り出したの?


「ちょっどうした!?」


何をー


唯は俺を抱きしめた。


「零!」


「うわっ」


唯が全力で抱きしめたから俺たちは倒れた。


「どっどうした……?なんで泣いて…」


「零…ずっと私のそばにいて…」


「え?告白?」


さらりとすごいことを言ってるよ唯さん…


聖竜…一体何を唯に吹き込んだ?


「暴走しないでね…」


「何に対して??」


いや、さっきからどうしたんだ唯さん…


何があったのかは分からないが次にあったらあの聖竜に問い詰めると俺は心の中で決めた。

どうも、ヨウです。

ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます!


次回は今日の21時10分に投稿します!


今回、唯が見た未来の中に登場した「零の暴走」。

かなり衝撃的なシーンだったと思いますが、実はこの暴走は――**怪明との戦いの“後”**に起きた出来事です。


「怪明との戦いを終えた後、何が彼を壊したのか?」


それは、零がある“最悪な現実”を目の当たりにしたことが原因です。

今回描かれた未来はあくまで“断片”ですが、それぞれが確かに繋がっている未来の一部です。


わかりやすく時系列を整理すると、


「父との対決 → 怪明との戦い → 零の暴走 → 優の事件」


……という流れになっています。


物語の核心に少しずつ近づいてきました。

零の暴走の理由は、今後のエピソードで徐々に明かされていきますので、楽しみにしていてください!



感想・応援などいただけるととても励みになります。

よろしければ評価(★★★★★)やブックマークもぜひよろしくお願いします!


次回も皆さんに楽しんでいただけるよう、精一杯がんばります。

それではまた、次のお話でお会いしましょう!

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