30話
30話突破!!
次の日
「ーーーをするとこの問題は解けます」
「……」
「解けた!」
「分からん!!!」
文章問題ってなんだよ!コツがあるからできるって分からんわ!!!
今、俺と唯は国語の問題を解いている。まあ、教科書に書いてある内容とワークで解いているがマジで分からん。こんなことをしなくてもいいような気がするが文章読解力を上げる必要があるらしい。
もう嫌になる。最初は簡単なんだが自分の考えを書きなさいとか分からない。記号問題は簡単だし、文章から出し抜きなさいという問題は文章読めばまだ分かる。
だが、自分の考えを書きなさいという問題とか分からない。自分で考えないといけないというのが実に難しい
「分からないの?教えてあげる」
「お願いします」
唯に教えてもらうことにした。黒崎に頼むのもできるがこの人、2人でやる時間を与えたりと妙に優しい。
何があったと思うくらいには昨日と違う。
「ふむふむ……なるほど」
「ーーと書けばいいの」
すげえ…わかりやすい…
「…黒崎より分かりやすい説明だな」
「何!?」
「ふふふ…イエイ!」
「イエイ!」
ハイタッチすると黒崎がショックを受けて倒れていた。なんか、倒れているんだが…どうした?
(6年…零様の教育係を務めてきたこの私が零様と同じ歳の子供に負けるだと…)
なんか泣いているんだが…マジでどうした???
(唯様の他者に教える才能が私を上回っているのか…!まさか、頭がいいと知っていたがここまでとは…)
めっちゃ泣いているがどうした真面目に…
まあ、放置するとして
唯はすごいな。俺にはない力をたくさん持っている。最早、同じ土俵に上がることができないほどに才能の差が俺と唯にはある。
でも、唯と一緒だと、まぁ……悪くない
「そろそろ時間だね」
「ん?あっ…もうこんな時間か」
時計を見たら勉強の時間が過ぎていた。もう、こんな時間なのか…早いな
「それじゃ、部屋から出るか」
俺たちは部屋に出て自由に過ごした
_____
当主の部屋では
「ーーという出来事がありまして…零様の教育係を引退しようと思います」
「判断が早い!」
当主は何を言っているんだこいつと思いながらも彼の判断の速さに驚愕してつい突っ込んでしまった。
まだ、勉強時間から2分過ぎた頃で教育係を辞めると言わねてしまった当主は困惑する顔をしていた。
「…いくらなんでも早すぎるだろう…それにお前にやらせているのは勉学だけではなく、戦闘訓練もやらせている。いくら勉強が教えるのが得意だからと辞めようとするのは早すぎではないか?」
「いえ、唯様の才能は素晴らしく、私を完全に上回っています。」
「それに…零様の戦闘能力は既に私を完全に上回っています。模擬戦闘で私が零様に勝利することはできないほどに強く、私ではどうにもなりません」
「ふむ…」
当主は考える。
(黒崎は有名大学卒業している経歴を持つ。黒崎を上回る才能を持っているとは…ここまでの才能の塊を何故、白銀院家は捨てたのだ?)
唯の才能は異常だった。当主は過去に会ったことがある人物たちを振り返ると才能がある側の人間であることは間違い無く、恐ろしい才能を持っている怪物と言えよう。
才能の分野があくまで勉強や専門知識などに特化しているなら恐ろしいと一言でも言えるだろう。
だが、彼女の才能は戦闘でも活躍できるため、当主ではどうかして何かするも制御は不可能。
「ふむ…だが、彼女ではできることに限界がある。それに2人が必ずしも正しい道に行くには誰かの力が必要だ。君が2人を見守るだけでも力になる」
「と言いたいが…それでは納得はせんだろう。零だけではなく、唯の教育係にもなれ」
「!何故?」
どうして、唯まで?と困惑している黒崎に対して当主は言う。
「彼女が知らない知識をお前が持っているからだ。彼女にとって分からないことはまだまだある。子供が大人以上に知っていることなんて少ないからな」
「……」
「これは当主命令だ。お前は2人の教育係になって2人がこの家を支える人間として育てよ!分かったな?できないはなしだぞ」
「御意」
黒崎は納得できないことはあった。だが、2人が辿り着く道を正しい道になるように見守る人間としてこの後も同じようにやっていくのであった。
(……それにしても、なぜ白銀院家はこの逸材を手放したのか。これは、もっと深く調べる必要があるな)
何かあるかもなと当主は考えるのだった。
どうも、ヨウです。
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