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怪々呪殺  作者: ヨウ
第三章ー弍 許嫁編
25/58

25話

「呪いの子ってどういうことだ?」


呪いに呪われているような気配はない。呪術系の力を見ることができる俺の目から見ても何も気配はない。呪われているような取り憑かれたモノはない。


なら、どういう意味で呪われているんだ?


「……私は生まれてから1年間、白銀院家で多くの事件が起きました。詳しい話は聞かせてくれませんでしたが少なくとも家族皆、私を嫌っているので」


笑っている顔をしている。でも、どこか、悲しそうに見えていた。


なぜ、3年も粘ってこの家の次期当主と結婚させようとしているのか分かった。"呪いの子"を家から離れさせるためだったということ。


とんでもねえ親だな。親の方針なのか当主の方針なのか分からないが呪いの子としてこんな子を隔離生活にさせているとは…


「とんでも…いや、なんでもない…」


こんなことを言っても意味がない。今は彼女についての情報を得るべきだ


「とりあえず、聞きたいこととしては君はどう言う人間かに聞きたい」


「…ええ、いいわよ。何を聞きたい?」


「まずは能力発現しているのかしていないかだな。俺は既に発現しているが君は?」


「私も発現している。呪いのような能力じゃないけどね」


と言うことは魔術か陰陽とかの能力?それか何か属していない能力の可能性もあるが能力を教えることはないか


「ということか……いや、今はいいか。次に聞きたいのはーー」



しばらく、俺は質問をした。彼女の性格や過去について


分かったことは彼女は戦闘能力の高いやべえ奴ってことだ。まあ、そんくらいならやべえで済むがその上に頭がいい。


友禅院陽香と同じタイプの文武両道の天才


羨ましい、実に羨ましい。俺は身体能力も頭脳も普通の人かそれ以下だ。天才というのは実に羨ましい人たちだ。


欲しい人だなと思うが俺と合うのかは正直分からん。天才と凡人では理解できない壁ってのがあると愛香姉さんに聞いたことがある。


そういうタイプの人がこの家にいるのか?


どうだろ?


でもまあ、こういう人間が隣にいてくれるならーー悪くないかもな。


「…なんとかなく、君のことをたくさん知ったと俺は思っている。」


「答えを結論として下し、言葉とするならーー」


「……」


答えはただ一つ、簡単に答えるだけの覚悟があれば十分に言える


「必要だよ」


「!?」


動揺している。いや、俺を見て大きく目を開いている。俺からの口で言われた言葉は彼女の想定外だったと顔を見れば分かる。


「呪いがなんだろうと俺はお前を必要としている」


「……どうして?」


どうしてだと?


「どうして私を必要としているの?」


「俺が君が欲しいと思ったからだ。」


「俺は欲深いからな」


「善意ではなく?」


善意?正義?ちょっと意味分からない。それが理由としたら悪の場合は必要ないのか?

こんなに才能溢れているのに?


そんな馬鹿なことをするほど俺は"聖人"という正義の道歩いている人でもない。

悪の道を歩いている"怪物"ではない。


中途半端、これが俺だ。


「人間に善意もクソもない。欲深い人間が正義?違うな」


欲が無ければ人間は生きる意味を失う。失ってしまう大きなエネルギーなしで生きることなんてできない。


「俺は君を欲しいと思った。それだけで充分だろ?欲しいモノが正義ではないというなら悪人として認めるさ」


父さんを殺そうとしていた俺が"聖人"という素晴らしい人間なんて100%ない。断言出来る簡単な結論。


「残念だが俺は正義の味方ではない。気分次第で仲間でも敵にもなる気分屋だ。そんな俺に着いてくるなら」


「俺の嫁になることを俺が許可する」


「それだけ……?」


残念だがそれだけではない。覚悟というのは簡単に出来るような芸当ではないからな。


必要なのは俺に対するーー


「だが、俺を殺せる覚悟があるならの話だぞ」


俺がもしも俺という道を踏み外した時、俺を殺せる力がなければ向かうのは無


どの道、この世界に残せるのは無だが、誰かに殺されば無になる時間が早まる。それだけでもいいだろう。


「……分かりました。私は…」


「……」


「貴方を殺します」


「判断早いな」


少しこの子について怖く感じた。いや、何か手を出してはいけない"怪物"を手に入れたかもしれない。


「それでいい」


____


俺がこんな考えになった大きな理由は


愛香姉さんが父さんに殺されそうになった時だ。


あの時、別の俺が表に現れて斬撃を飛ばした。


俺の意思なのか、別の俺の意思なのか


あの時は洗脳していた奴に攻撃していたから良かった。


その斬撃が父さんを殺していたかもしれない。


そんな恐怖がある中、制御はできなかった。


言えば、暴走していたのに近かった。


だから、怖かった。


それが俺の不安


あの時、葵をあの人に任せたのはまた、同じように殺そうとやってしまうんじゃないかと思って他人任せにしてしまったがそう俺は行動した。


天獄たちにも任せるのも選択肢としてあったがそれも怖かったというより、俺のような恐ろしい体験を他の人にやらせたくなかったのも少しあった。


言えば、欲があった。


やってほしくない"欲"があの時の俺にあった。


あの人は大人だから平和的な解決はできるだろうと願望もあったのも"欲"だ。


願望も欲なのだから

どうも、ヨウです。

ここまで読んでくださりありがとうございます!


少しでも面白いと思っていただけたら、評価(☆☆☆☆☆)やブックマークをしてもらえると励みになります。


感想も大歓迎です! いただいた声が、今後の創作の大きな力になります。


次回も楽しんでいただけるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いします!


それではまた次回で!

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