17話
予定時間になり、怪明、大門寺も来て話していると
「ワッハッハ!!!天獄で〜す!」
天獄が現れた。しかもサンバ服で羽ついているやつ着ている…こいつ、大雪で寒い中、とんでもない服を着てあがる!?
「マジか」
「わお…ワイでもびっくり」
「…風邪引くぞお前」
「問題ない!大門寺!この俺が風邪を引くことはない!」
「…人外だったか」
「今回は蓮に賛成だな。イカれてあがる」
「お前が言うのか?藤原」
いくらなんでもその服?でここに来たことには驚きのあまり動揺隠せないわ。予想外すぎる。
全裸来ないようにと祈っていたらまさかの予想外な選択をするとは…流石、親友。期待以上に上回る行動をしてあがる
「さて、皆さん。よく来てくれました。わたくし、妹子天獄がこの姿で来ましたのでいつも通り、馬鹿みたいに遊びましょう」
「無理があるだろ」
「流石のワイでもその服装では遊べないわ」
「…メンタル化け物だな」
「……これが神人の姿か…」
「蓮に同感、俺様でも真似できねえよ。そのノリ」
「風邪引くから着替えてこい天獄」
上から天獄、俺、怪明、大門寺、蓮、藤原、萩。俺たちは親友のノリについて来れなかった。いくらなんでもやべえからな親友の今の姿が
「蓮、どう思う?やべえだろ天獄」
「…神の考えを我々が理解できるわけがない」
「…流石、蓮。俺様の予想を上回る回答しかしねえな」
こいつら仲良いな。ボケとツッコミのコンビだからか会話が成り立っている。
「大門寺からしてどうだ?」
「…イカれているのはあの時の時点で分かっているからな」
「いや、俺、あの時は誘拐犯から逃げてきたんだよ!?仕方ないって!」
「変質者の文句はいつも同じだ」
「どんな反論!?」
親友、ドンマイ。
「酷くない!?」
「その姿で寒いとかないのか?いや、流石にあるよな…」
「いや、能力上、風邪引かないよ」
「状態異常無効!?」
どんな能力か気になる。風邪が引かないと言うことは熱とかの体調不良に対して強い能力を持っていることになる。それはそれで狡いが俺が持っていても活用できるのか怪しいし、要らないかな。
能力を獲得した代償…いや、親友は元々だから能力は関係ないな。
「そろそろ遊ぶか。ワイら暇だし」
「……虫取りゲーム」
「雪が降っているのに虫取りするのか!?正気か蓮!俺様でもやらんぞ…」
お前、虫取りしたことあるんだ……驚きだわ。
「虫取りするんだな藤原」
「…意外だな」
意外な一面を見つけたが蓮よ。流石に雪かきが必要レベルの雪の量で虫を見つけるのは無理があるぞ。俺でも参加したくないほどにな。
_____
遊び始めて1時間は経っただろう。ほとんどカードゲームやボードゲームをしていたが楽しい。まあ、勝率は高くない。
1位の回数が少ないだけだ。最下位になる回数は片手で数える程度だから問題ない。
そんな時のこと
「ふわぁ〜…少し疲れたな」
「…俺の勝ち」
「なっ……なんだと……」
ババ抜きの最下位が藤原に決まった。大門寺の手札が無くなったことで大門寺の勝利となった。
「今回は藤原負けか」
「最下位は初めてじゃないか?藤原」
「まさか俺様が負けるとは……」
「大門寺がここまで残るのも初めてだとワイは思うわ」
「やる前は蓮のことを心配していたのに優勝ばっかりしていたよね〜」
親友の言う通り、蓮はババ抜きでほとんど優勝している。ポーカーフェイスを常にしているから何を持っているのか分からん。天然なのにかなり強い。
ババ抜きで勝った回数は1回だけなんだよな。9割くらい勝利している蓮が強すぎる。最初は運が強いと思ったが全然違ったな…才能なのか分からないが…
その時…
「いや!やめて!」
…微かに、だがはっきりと。雪に吸われながらも耳に刺さるような少女の悲鳴が響いた。
「ん?」
女の子の声が聞こえる。誰の声だ?
「天獄〜お前、いくらなんでも女の声を出すんじゃねえよ」
「俺じゃないよ!?」
「外から聞こえたから天獄じゃないだろう」
「萩の言う通り。ワイも外からの声だと思う」
と言うことは……外で何があったのか?
「なら、行くしかないね」
「その格好で外に出るのかお前」
「…ダンスでもするのか?」
「なんでダンス!?」
蓮が言っていることは間違っていない。親友の服装はダンス用の…なのかはそこまで詳しくないから分からないがダンスする時に着る服だから合っているが外で踊らないだろ。
外に出てみると何やら騒がしい。見てみるとボサボサな髪をしている少女が大人に連れてかれている。
銀色の輝く髪に美少女と呼べるほどの美しさがある子。どこか姉さんたちに似ているような輝く髪。魅了するほどに髪は輝いていた。
「どうする?」
助けに行こうとしても相手は大人だ。能力を使用したほうが楽なんだがそれでは無理だろう。あの女の子を巻き込んでしまう。
「ふっ……俺が踊ろう」
「馬鹿かお前。ってか、なんでその姿で外に出るんだよ天獄」
藤原が言っているから何かと思ったら親友がサンバ服で外に出ていた。なんでまだそんな格好で外に出たんだよ
「どうする?ワイが能力でー」
「仕方ない。あの人呼ぶか」
『?』
親友たちは首を傾げていた。
「あの人?」
「ちょっと待ってくれよ」
俺は能力『無限』の『虚無生成』を使う。この力は基本的に攻撃手段しかないが対象と繋いで話すことができる。
結構苦労したがな。
『ーーーってわけでできる?』
『問題ねえ、お前が『瞬間移動』のタイミングで来てやるよ』
流石だ。
「怪明、お前の親族呼ぶわ」
「?ああ、あの人?ワイはいいけど何するん?」
「それはお楽しみに」
俺は『瞬間移動』を対象に遠隔から飛ばした。
来たのは、サングラスをかけた和服姿の男。
無駄な肉のない、190cmを超える巨体。
顎髭ひとつない整った顔立ちは、威圧感さえある。
静かに現れたその存在は、空気を変えた。
「なるほどな。理解した。」
「なんでこいつを呼んだんだよ零」
怪明は呆れている顔をしているが別にいいだろ。無視無視
「それじゃ、よろしく」
「分かっている、俺は俺なりにやるぞ」
どこかへ飛んだがまあ、問題ないだろう。あいつならな
どうも、ヨウです。
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