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古代魚は無事にあの不思議な彗星の元までたどり着けたのだろうか? と、そんなことをふと思うようになった。ぼくの友達の古代魚は、古代魚と同じ魚の姿をした、あの仲間たちと一緒に遠いところに旅立って行ってしまった。古代魚は今も無事に旅を続けているのだろうか? 古代魚はみんなとうまくやっているのだろうか? そんなことを次々と考えた。古代魚はぼくのことをとても心配してくれていた。今も古代魚はぼくのことを心配し続けてくれているのだろうか? ぼくは古代魚の(友達の)思いに応えることができているのだろうか?
……ぼくは立ち止まって真っ暗な雪の降る空を見上げた。そこにきらきら星はなかったし、白色の彗星の姿も見えなかった。そこには古代魚もいなかったし、睡蓮さんもいなかった。……ぼくはひとりぼっちだった。それは本当に心細い体験だった。ひとりぼっちになるということの意味が、ぼくはこのとき、生まれて初めて『本当にわかった』ような気がした。
……、ぼくの目から、一粒の(温かい)涙がこぼれた。




