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詩全集

~繋がり~

作者: 那須茄子

飛び上がった炭酸ジュースを

浴びた拍子に

転げ落ちた私たちは 


何でもないことが

三人の間では重大事件 


放課後の予定、とか


些細な恋路の行方、とか


渾身のギャグの不発、とか


ばか騒ぎした事の顛末、とか


あの子は今何してるだろう?、とか



誰と誰が何をして

その結果どうなったかが

とても気になるお年頃


自分でそう俯瞰しときながら

途端に照れくさくなって真っ赤になる


「どうしたの」と笑みを含ませた声が聞こえて


「なんでもないよ」と言い放つ



先に待っていた二人を一歩追い抜いて


一人頷いて思い終えることにした



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