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6.喜怒哀楽

今回は『喜怒哀楽』についてです。

これは感情の種類を表したものです。心理学的に表すとなると、これよりも多くなりますが、私は心理学は少ししか学んでいないので、心理学に寄って書こうとするとほぼ心理学の教科書の丸写しになりそうなので、今回は喜怒哀楽の四種類について書こうと思います。

辞典を引いてみますと、喜びと怒りと悲しみと楽しみ、さまざまな人間感情、とあります。「哀しみ」ではなく、「悲しみ」?疑問が残ります。

ということで、最近手に入れた四字熟語辞典を使ってみます。引いてみると、喜びと怒りと哀しみと楽しみ、さまざまな人間感情を表現したもの。儒教の四書の一つ、「中庸」に見える四字熟語みたいです。こっちは「哀しみ」です、たぶんこっちが正解です。

次に「喜怒哀楽」のそれぞれの漢字を見ていきます。

「喜」の意味は、気持ち良い、好ましい、慶賀すべきこと、とあります。慶賀は喜び祝うことです。

「怒」の意味は、憤る、奮い立つ、責める、荒ぶる、勢い、とあります。

「哀」の意味は、かなしい、あわれむ、とあります。

「楽」の意味は、音楽、奏でる、笑う、好む、とあります、

では、「悲」は?というと、かなしむ、恋しがる、あわれむ、心打つ、とあります。

「哀」と「悲」の意味を見てみると、すごい似てますね。どちらでも良い気もしてきますが、違いはあります。部首です。「哀」は口、「悲」は心です。

「口」の部首がつく漢字は飲食、声音、感情、状態を表すものです。「心」の部首がつく漢字は心、つまりは精神の働きにと関わるものです。

感情と精神は何が違うのでしょうか。感情という言葉を辞典で引いてみると、精神の働きを「知・情・意」に分けた時の情的過程全般を示す、とあります。

つまりは、精神の中に感情がある、ということです。そして、喜怒哀楽は人間感情を表すものなので、感情を表す口の部首がついている「哀」が正解になります。いや、元々「喜怒哀楽 」って言葉はあっても、「喜怒悲楽」という言葉は無いので…ないですよね?ないと思います。ので、「哀」が正解にきまっているのですが。

たぶんですが、意味が似たり寄ったりで、読み方も似ているので間違ったのでしょう。

喜怒哀楽は人間に必要な感情だと思います。というより、どれも欠けてはいけない感情だと思います。「怒」は必要なのか?と思う方もいると思いますが、「怒」がなかった場合、この世の結構な数の喧嘩はなくなるかもしれません。でも、「怒」がなければ、自分の嫌なことが伝わりにくくなります。言葉で嫌なことを相手に理解させることができれば「怒」は必要ないかもしれません。が、そう上手く世界は出来ていません。言葉で全てが解決するなら言葉を話す人間がこの世に生まれた時点で人間同士の争いはなくなってます。「怒」を相手に見せることで、理由は分からなくとも嫌がっているということを相手は理解できます。それと同時に「怒」ことを相手にさせないように動き始めます。気の強い人だと、その「怒」のエネルギー以上の力でその人の「怒」を鎮めます。しかし、その人にとって正当な理由なく「怒」を鎮められたとしても、その人の中の「怒」は鎮まりません。外見上「怒」は鎮まるかもしれませんが、後で「怒」を別の形でぶつけてくる可能性があります。では、どうすれば良いのか。自分があることをした結果、相手が「怒」を見せるとします。そしたら同じことを相手の前でするのを避ければ良いのです。別の人に同じことをして、その人が「怒」を見せたら、その人の前でもやめる。それを繰り返すだけです。しかしこの現代、何回もやる必要はありません。そもそも一回もやる必要がないかもしれません。その理由がネットです。ネットには世界中の様々な人の経験が詰まっています。何をしたらどんな人が怒るのか、それは皆怒ることなのか、調べ始めたらキリがないですが、それを自分の中の知識として擬似的に経験すれば、他人の喜怒哀楽の発現理由がわかり、相手との衝突も大体は避けられるはずです…、たぶん。

動物好きな方は「人間以外の動物にも喜怒哀楽はあります。」と言うかもしれませんが、辞典に人間感情って書いてある以上、今のところは人間に必要な感情としての「喜怒哀楽」を書きます。個人的には、人間以外の動物にも感情はあると思いますが、あるという確証を得ることは難しいと思います。それは、「感情は自分自身にしかわからない。」からです。様子を見て相手の感情を察知するのが上手い人もいますが、人の感情を100パーセント理解するのは不可能だと思います。だからこそ、私たちは「喜怒哀楽」を始めとした、感情を表す言葉を知っています。その言葉を使えば自分の感情を100パーセントに近い形で相手に伝えることができるからです。しかし、人間以外の動物と人間は共通の言葉を持っていません。人語を話す動物、みたいな感じで近い発音をする動物もいますが、あれは教えられた言葉を段取り通り発音しているだけです。いつか人間以外の動物の感情もわかったら面白そうですが、行き過ぎると、庭に生えた雑草すら抜くができなくなりそうですね。

今回はここまで。





いかがだったでしょうか。

コメントや評価、お待ちしております。

批判や誹謗中傷は怖いので、なるべく優しい言葉でお願いします。

誤字脱字がありましたら、優しい言葉で教えていただけると素直に感謝します。


次回の投稿は11月17日(金曜日)の17時(午後5時)の予定です。

作り終わればそれより早い日にちにあげます。終わらなければその日中にあげられるように頑張ります。どちらの場合にもX(旧Twitter)で告知しますので。フォローお願いします。


どうぞお楽しみに。


⦅X(旧Twitter)⦆

@tsuchi3_memo

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