表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
フォッグ 特命刑事マリ  作者: 西一
8/10

特命

「マリ、お前は何者なんだ? 警察の俺がプライバシーを侵害するのは、もちろん悪いことだが、あえて戸籍を調べさせてもらった。何も問題は無かったが、刑事としての感がピンときたんだ、捏造ねつぞうだと。霧の中に紛れ込んでいるみたいに、みんなが事実を見失っているんだろう。コンピューター化したマイナンバー(個人番号)に、架空の戸籍を作成するのは手続き上、大変難しいはずなんだが……。」

「……知っていたんですね」

「俺は、嘘を付かれるのが嫌いなだ。特に、好きな者に言われるのがな」

「――好きって……そんなこと、急に言われても、信じられるわけ……」

 思わぬ黒田の告白に、マリは驚きを隠せない。


「お前は迷惑だろうが、好きになったものは仕方ないだろ。いつも一緒にいて分からなかったのか?」

「好きって、そんな。好きな素振りなんて、一度も見せなかったじゃないですか」

「好きでなければ、両親に会わせたりしないだろ。お前も、相当鈍いな」

 呆れ顔の黒田。

「そんなの、分かるわけ、分かるわけないでしょう! やっと、『マリ』って名前で呼んでくれて、でも、また突き放されて、私だって、私だって好きに決まっているじゃないですか。でも、優しくされたかと思うと突き放される。だから、どうしていいのか分からなかった……」

「悪かったな。不器用で」

 びる黒田に、

「いえ、好きって言ってくれて、本当に嬉しいです」

 笑顔でマリは答えた。

 お互いに気持ちが分かり、通じ合えた気がした。


「何か、大きな組織が動いている気がする。特別な任務があるんだろう。言いたくなければ、言わなくてもいい」

 マリを気遣って黒田が言うが、

「いえ、全てを話します。だって、好きな人に隠しごとは出来ませんから」

 そう言うとマリは、ゆっくりと話し出した。


「何を言っているんだと馬鹿にされても構わない。これから話すことは、私の独り言と思って聞いて欲しい。私は、五十年後の未来から来たの……こんなおとぎ話、信じられないでしょう。誰もこんな話、信じてくれないよ」

「それが、真実なんだな。そうか、じゃ、お前はず~っと独りで悩みを抱えていたってわけか」

「えっ、信じるんですか? こんな話」

 驚くマリ。

「ああ、信じるさ。今までのお前の行動を照らし合わせると合致する。これでやっと謎が解けた」 

 黒田は、マリの話を素直に受け入れた。が、

「でも、タイムマシンって、にわかに信じがたいな。あ、マリを疑っているわけじゃないから」

 頭で理解しようとするが、簡単には受け入れられない。


「原子核を構成する陽子や中性子を破壊する巨大加速器。ビッグバンの再来の実験中、宇宙の誕生と共に、偶然、新たな時間が動いたの。人類は初めて、もう一つの極小世界、タイムホールを発見したんです。極小の世界が過去への扉をこじ開ける。そこには未知なる世界が広がっていた。時間とは小波のようなもの。時間の中にある一時点の、一秒一秒が年輪のように刻まれていて、映画のコマのように流れ動いている。この、幾多ある一つの波に乗って時間をさかのぼることが出来るの。残念ながら、未来には行けない。それが自然の摂理なんです」

 黒田は食い入るようにマリの話を聞いた。


「時間の流れは、分かり易く言えば作用反作用の法則かな。未来に時間が進む一方で、過去にも同じ時間が進んでいる。その過去への流れに道を創る装置がタイムマシンなの。水辺のように広がる亜空間に、小石のようなタイムマシンで過去に潜り込む。水辺に小石を投げた時に、水面に生じる輪の形に広がる波紋。その波に乗って過去の時代に入って行くの。だから波が収まる間に帰還しないと、その時代に同化して、二度と戻れなくなってしまうんです」

 時間の渦を発生させ、それを自在に調整する装置がタイムマシンだった。


「タイムワープの技術が未熟で、スポットでその日に合わせられない。量子コンピューターの計算でピンポイントに合わせるのは理論的に可能なんですが、その日に合わせる技術力が伴わないんです」

「そうだろうな。映画じゃ、何月何日って指定出来るんだが、現実は、そううまくはいかないか」


「一年から三年の誤差があるから、どうしても滞在期間を必要とするの。さっき、黒田さんが言った『霧のようなもの』、それは、フォッグの起こした情報操作の作用なんです」

「フォッグ?」

 聞き慣れない言葉に黒田は聞き返す。

「フォッグとは、霧。霧のように見えなくして、あやふやにする。そう、全ての情報を上書きして都合良くコントロールする日本独自の装置がフォッグなんです。日本だけに通用する技術だから、ガラパゴスと揶揄されているけれど、送られる人間にとっては重要なことなの。他の国は同化させず、密入国者として潜伏させるけれど、日本は人命第一主義。れっきとした身分がないと、病気や怪我をした時に治療が受けられないでしょう。そこの住民に成りすまさなければならないから、日本独自の技術としてフォッグが生れたんです。コンピューターに進入して捏造するのは簡単なことだけれど、それは表面上のことだけであって、現代に違和感なく同化するのは難しい技術。それが情報操作・フォッグの霧状の正体。まあ、過去の時代にだけ通用する技術なんですけれどね。エイジェントが怪しまれず、危険が及ぼさないためにも必要な技術。未来の日本も、世界に誇れるメイドインジャパンは健在で、高性能で誤差が少ない日本製は世界中から注目されている。このミッションは、タイムマシンに使われた技術・品質・安全システムなのどの日本の技術力を海外にアピールするためにも行われたんです」

「そうか、じゃマリは、日の丸を背負って遣って来たというわけか。出会った時から、マリは未来的な雰囲気をまとっていたからな」

「それ、どういう意味ですかぁ」

 少しムッとした顔でマリは言うが、

「褒め言葉だよ」

 と黒田は言って笑った。


 次世代の優れた技術、子供の頃に夢に見ていたタイムマシンが実用化された。

 だが、人類が夢見た見たタイムマシンも恐ろしい兵器になり世界を狂わす。

「歴史は悲劇的に見えて、実は緻密な計算のもとで現在へと繋がっているわけで、その流れを覆すタイムワープは危険だと、科学者達は警戒し反対したんです。神の領域に足を踏み入れたのかもしれないと。太平洋戦争の趨勢を決したミッドウェー海戦で、もし、アメリカ軍の情報を伝えたなら、戦争が長引いたかもしれないでしょう」

「ミッドウェー海戦? そうだな。将棋でいう飛車・角を一気に失ったから、その後は防戦一方。タイムマシンで、日本の暗号が解読されてアメリカ軍が待ち構えていることを知らせたら…」

「そう。戦争が長引いて、多くの命が失われていたかもしれない。ちょっとしたことで世の中が変ってしまう恐れがあるから、反対運動が起きたんです」

「まるで、核兵器の再来だな」

 と黒田は呟く。


「タイムマシンも技術の限界があって、『百年の壁』があるんです」

「百年の壁?」

「当初、タイムマシンの技術が未熟なため、十年前ぐらいしか行けなかったんだけれど、技術者の努力もあって、今では百年前まで自由に行けるようになったみたい。でも、それが技術的に限界なんです」

「技術の限界か。今の技術力より遥かに高い技術力なのに、その限界って、俺には想像がつかないな」

 スケールの大きな話に黒田は付いて行けない。


「過去の世界に行くということは、激流に逆らって進んで行くようなもの。当然、古い時代に行くほど膨大なエネルギーや技術が必要になってくるわけで、その中で生まれた技術の限界が百年の壁」

「そうか、マリの時代の技術では、百年以上の過去には行けないんだな」

「空間の性質上、百年の壁を越えられないという理論が囁かれた頃、タイムワープの存在を危うくさせる事件が起きたんです」

「危うくさせる事件?」

「タイムリミットが迫ったアメリカは、真っ先にケネディ大統領の暗殺を阻止しょうと動いた。アメリカの一番輝いていた時代を再び取り戻すため、国民に最も愛されたケネディ大統領を救おうと。でも、歴史が変わっちゃうでしょう。何せ、核兵器をよりも危険な存在だから人類が滅亡しかねない。だから、猛反発され計画は中止したんだけれど、そのことがきっかけとなって、国連安全保障理事会で細かくルールが決められ、これに違反すると制裁が行われる。タイムワープには、一時的に一都市分の大量の電気が流れるから、監視を続けているけど……大国の思惑に左右される安保理決議には効果が無く、より精度の高いタイムマシンを求め、保有国は競うように実験を繰り返した。更に、タイムワープの技術が先進国だけじゃなく、様々な国に技術が流れてしまって……」

 各国はタイムワーク拡散禁止条約を無視し、保有国はタイムワープ実験禁止条約を破って秘密裏に実験を繰り返している。

 より高性能のタイムマシンを得ようとしのぎを削っていた。


「やれやれ、核兵器の次はタイムワープか、甘い蜜に群がるアリのようだな。原子力も使い方を間違わなければ、人々の暮らしに役立つ極めて重要なエネルギーになり、恩恵を受けてきたんだが……そうか、核兵器の脅威の他に、新たな脅威が未来には待ち構えているんだな。俺達がいくら住み良い町にしようと取り締まったって、上の者が仲良くしてくれなきゃ、世の中良くならない。なんだか俺達警察官が無意味な存在に思えてくるな」

 今までの努力が無駄になったように思え、黒田はガックリと肩を落とした。


「過去に送られるのは、歴史を変えられない女性だけ。だから保有国は、女戦士の育成に躍起になって育てた。日本も同じで、その中で一番優秀だった私が選ばれたんです」

「だから、女だてらに強いわけか」

「私が強いってわけじゃないんです。私には三つの武器で守られているから」

 言って、マリが武器を見せた。

「これが未来の防弾服、と言ってもカーボン・ナノファイバーで出来ているから見えないの。でも、薄いけれど、この時代の武器なら大抵の攻撃は防げるわ」

「未来の防弾服? そうか、あの時、密売人の撃った銃弾がマリを直撃したはずだった。その見えない防弾服が防いでくれたんだな」

 と、納得の黒田。

「そして、この右手の人差し指に付けたリング。見た目は小さいけれど、大容量の蓄電器。念を込めると強力な電気を放出して、相手を金縛り状態にするんです。あと、バードは、いつもは雲の上にいて太陽光で充電しているんだけれど、何かあると私の真上で待機して、このスマホに情報を送ってくれるわ。高精度の望遠カメラが搭載されていて、逃げる犯人をリアルタイムで映像を送ってくれるのよ。見た目は可愛いペットだけれど、ひとたび狙われると、どこまでも追跡するわ」

「ああ、あれか。いつもマリの上で飛んでいたから気になっていたんだが、そんな凄いペットロボットだったとはな」

「これらの装備には、もちろん、殺傷能力はないから、護身用として使用が許されているんです」

 マリが自身の持つ武器を、黒田に一つずつ説明した。

 その説明を聞くたび、マリが遠い時代の人間であることを気付かせてくれた。

 そして、何故、五十年前の過去に送り込まれて来たのかマリは話し出した。

「私はある特命を帯びて、この世界に送り込まれたんです」

「ある特命? それはなんだ」

 核心に迫る話に、黒田は目を逸らすことなくマリを見詰める。


「アメリカ大統領の来日の六月十二日、日本の安全神話を失墜させる大統領暗殺未遂事件が起きる。私はそれを阻止するためにこの世界に送り込まれて来たんです」

「そういえば、大統領が来日するんだったな。未遂ってことは、大統領は無事なんだな」

「はい」

 マリの返事に黒田は安堵するも、

「大統領は、命は取り留めたものの、それまで世界一の治安を誇った日本の安全神話は崩壊し、警察の威信は地に落ちた。この事件で日本警察の汚点を残したんです。私は、その事件を、狙撃犯を捉えてアメリカ大統領の身を守ることを使命として、この時代に送り込まれたんです」

 日本にとって重大事件に変わりない。


「マリの正体は、特命を帯びた女刑事か。一人で、この世界に来たんだな」

「私の他に、もう一人、未来から遣って来た女性がいるんです」

「女? まさか、あの動画のプレデターか」

「彼女はN国のエイジェント」

「ああ、あの、ならずもの国家か」

「そう。私より遥かに進んだ武器を携えていた」

「だから、アメリカ相手に戦えたんだな。でも何故、命懸けでペンタゴンを襲撃したんだ?」

「五十年後の未来、世界が一丸となって経済制裁でN国を追い詰めたから。でも、仕方がないことなの。全ては、N国の暴走を止めるためなんです。核武装したN国が更にタイムマシンを持ったら、世界の安全保障に深刻なダメージを与えてしまう。だから、その前に世界はN国の力を削ごうと、武器を造る余力を削ごうと包囲網を敷き…」

「分かっているよ。補給路を断つのは潤沢な資金の流れを断ち、兵器を造らせないため、強いては世界平和のためだろう」

 マリが本当のことを言ってくれて黒田は嬉しかった。

 しかも、他人に言ってはいけない重要機密を。それほど信頼されていることに黒田は心から喜んだのだった。


 極秘任務の全てを、包み隠さず話してくれて、心の中のモヤモヤが晴れた気がした。

「こんな晴々とした気分は、いつ以来だったか……マリは、未来から過去に来たんだったな。もし、俺が過去に行けるとしたら……」

「それは……」

 困惑したマリがうつむく。

「そうか、死人を生かしちゃならないルールだったんだよな」

「殉死された柴田さんのこと……もう、忘れてもいいんじゃないですか」

「そうだな、あいつも許してくれるだろう」

「死んだ人間は、残念ながら未来の世界でもよみがえらせることは出来ないんです。でも、死んだとしても、それは終わったわけじゃなく、そのことによって、大げさですけど、世界は成り立っていると思うんです。うまくは言えないですけど、沢山の積み木の一部であって、その積み木は未来へと繋がっている。柴田さんの死も、いいえ、もっと沢山の人の死も、ちゃんと生きていると思うんです」

「未来人のマリに言われると、説得力がある。死んだことで未来に繋がる積み木の一部になっているんだとしたら、あいつも本望だったんだろう……。でも、いつかは戻らなきゃならないんだろう? 未来に。そこには家族がいて、仲間がいるんじゃ」

「ううん、私は一人。この任務は、そんな人達が選ばれるの。タイムワープは、人を過去に送り出すことは簡単でも、戻す技術が難しく危険を伴うもの。だから、身寄りの無い私が選ばれたんです……」

「……ずっと、独りで闘っていたんだな」

「母親が死んで孤児になった私は、児童養護施設に預けられた。その施設は、少子化対策のために国が運営している施設。国に育てられた私は、国に恩返ししたくて。だから私は、幸せにはなってはいけない、幸せを望んじゃいけないんだってずっと思っていたの。国のために恩返しがしたい一心で危険な任務を志願したんです」

「馬鹿なことを考えていたんだな。マリは生きているんだろう? なら、幸せを求めてもいいんだよ。生きているなら、幸せに向かって全力で生きるものなんだ。俺はマリの支えになりたい。俺じゃ不服か?」

「不服だなんて、私には黒田さんしかいない。こないだのように、黒田さんの家族と一緒に食事がしたいです」

 

 この世界で優位一の良き理解者に巡り会えたマリは、

「ずっと、ずうっと独りだったんだから」

 今まで堪えていた悲しさが一気に噴出し、黒田の胸にもたれて泣いた。

「痛っ」

「あっ、ご免なさい」

「いや、傷の痛みじゃない、マリの心の痛みなんだ。……この病室は貸し切り。なあ、良いだろう」

 一人で頑張ってきた彼女が無性に愛しくなり、黒田はマリの全てを求めた。


「駄目よ」

「嫌なのか?」

 この流れで拒まれ、戸惑う黒田だったが、

「そうじゃない、服、防弾服を脱がなきゃ」

 平然とマリは言ってのける。

「弾丸を弾く、防弾服ってやつか。さすがの俺も、無理だな」

「黒田さんって、そんなに凄いの?」

「まあ、マリを満足させる自信はある」

 黒田の言葉に、体中に電気が走った。


 辛いことを忘れるために今までがむしゃらに突っ走ってきたんだ、私。こうして立ち止まって、彼に甘えてもいいんだよね。


 自分に言い聞かせるようにマリは心の中で言った。

 そして、防弾服を外し、裸になったマリが布団の中に潜り込む。


 人の温もりって、なんて暖かいんだろう。


 黒田の温もりの包まれたマリは、幸せを噛み締めながら布団から顔を出し、

「私、初めてだから……優しくして下さいね」

 甘えるように言って黒田に身をゆだねた。

「初めて? だって……あの時、親父に言ったことは本当だったんだな。じゃ、今度にするか。こういう行為は最初が肝心。焦って嫌になってもらっちゃ後々困るからな。俺、我慢するよ」

『初めて』と言ったマリの言葉で弱気になった黒田。

「そんなぁ、勝手に火を付けといて、今更止めるなんて……駄目です。さっき、満足させるって言ったじゃないですか。電気消して、服まで脱いだのに、経験が無いからって馬鹿にしているんですかぁ」

 初めて優位に立ったマリが強い口調で迫る。

「それ、女の言うセリフじゃないぞ」

 呆れながら黒田が言うと、すぐさまマリが言い返した。

「だって、嘘は付きたくありませんから」

「どうなっても知らないぞ、止めてくれって言っても、ブレーキは効かないからな」

「望むところですぅ」

 と黒田にハッパを掛ける。

 愛する人にそこまで言われて、燃えないはずはない。


 二人は見詰め合い、激しく愛し合った。

 病院の上空で待機していたバードが、二人を気遣ってどこかへと飛び去って行った。

     


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ