ラジオ大賞に星座を作った人々を思う
星座ってあるじゃない。星座。
あれって古代の人々が、星の並びを見ながら物語を語りあったんだよね。
いやその想像力凄いよ。
12星座のやぎ座なんてさ、笑顔の口みたいな形のくせして山羊。古代の人の「これ山羊にしたろ」の感覚! どうしてそうなった。
「じゃ山羊でなんか話作ろうかな? 山羊つっても半分下は魚なんです。なんでかって言うと、これは牧神パーンが突然の怪物テュポン襲来に驚いて逃げようと慌てて滑稽な姿になった……なんてどうだろう?」
て、意味分からん。いや面白いストーリーなんですけどね?
話が先なのか星座が先なんか知らんですけど、あの点々の集まりでそれが思い付くの凄くない?
カシオペアなんて、五点でWみたいに繋いでるだけだけど、実は絶世の美女よ? なんで?
「おっ◯いですよ」
じゃねえ! シーッ! 声がでかい。真っ昼間からいう言葉じゃない。このピンク野郎!
実際のカシオペア座は、座ってる王妃の姿。
へー、そうなんだー。言うてる場合か! でも見えないもんね。普通の感覚だったら星座の行きつくとこは大体が蛇ですよ、蛇。
みんなクネクネしてるもんね。
でも古代の人は違った。
「蟹に見えね? あっちは白鳥、こっちのは熊、竪琴に髪の毛」
「へーじゃ、あのでっかいのは?」
「あれは月だよ……」
なんてねえ、やったに違いない。
スゴいよねー、古代にも創作家がいたんだろうね。
その頃は電気もないから明日の食事のためにみんな早寝してるにも関わらず、いつまでも起きてて空見上げてるなんて、とんだ食い潰しですよ。
いや古代ってそんなとこ。ロマンチックなんてありゃしない。
「母さん、あの星の繋がりは羊に見えるだろう? あれは兄妹を乗せて海を渡って逃げたんだけど途中で妹を海に落としてしまったので振り返る姿なのさ」
「そうかい。早く寝な」
てなもんですよ。いつまでもペチャクチャ喋りやがって扱い。
でもそれらが集まって、後世に残る星のストーリーとなったって、かなりのベストセラーみたいなもん。ドラ◯ンボールやワン◯ースなんて目じゃないね。
星々をつなぎ合わせて神の話を語り合った古代人のように、与えられたキーワードでストーリーを組み立てる「ラジオ大賞」を書くというのは、そういった才能が必要!
我々にも同じようなことが出来るのだと存分に見せつけることの出来る企画!
是非ともみんなで挑戦してみよう。後世に残る作品を作ってみよう!
といったところで千文字。お退屈さまでございました。
マジで修正無しでちょうど千文字になって、自分で驚いた。
(o゜Д゜ノ)ノ