妖怪探偵事務局7番地
一歩進めば地の底へ二歩すすめば天の国、三歩すすめば嘘松7番地につくと言われている道が嘘松町には存在する。
その道を四歩進んだ者はいないといわれており、三歩進んだ者は皆、口を揃えてこうつぶやく。
「ぼろ宿の亭主にそそのかされた」と。
深々と雨がふりしきる嘘松町7番地1丁目に佇む廃墟にもにた朽ち果てた木造のありふれたアパートに事務所はあった。
嘘松町では嘘の様な出来事が日々行われ発生している。
その中で探偵業と宿を営んでいるのが文句内臓だ。
内臓は訪れる三歩あゆんだ人々にこう嘯く。
「いきはよいよい帰りは恐い。とーりゃんせとーりゃんせこーこは嘘松7番地、困ったことがあれば文句内臓へ頼ればいいさ~」
今宵も道に迷いて招かれた一人の少女が人間の心情を読み取れる妖怪探偵、不死の内臓に依頼をするのであった。
悲しむ空編 プロローグ
2022/07/01 01:54
(改)
第壱魍魎 クスクス童と引導ロープ
2022/07/01 15:11
(改)
第弐魍魎 ペガサスと搾取園の所在
2022/07/13 17:43
第参魍魎 肩貸す像と搾取園の秘密
2022/10/25 03:21