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旅日記

落雷の握手

作者:

 その町は田畑が山間いっぱいに広がっていた。

 緑の連なった山々と青々とした稲は一体化しているようにも見えた。

 そんな町の田畑で小さなお祭りのような物が行われていた。

 昨晩の雨でぬかるんだ畑で泥をあちこちに飛ばしながら何かを囲うように住民たちは踊っている。

 気になって私は住民たちの中心に目をやった。住民たちが踊り、囲っていたのは屋敷の敷地程はあろうかという焼け焦げた跡だった。火でも灯して盛り上がっていたのだろうか。いや、それならば火に薪でもくべ続けるだろう。

 私は悶々とした疑問を近くに居た住民らしき男に聞いた。

「何かのお祭りですか?」

「あぁこれはそんなでもねぇよ。昨日この畑に雷がお落ちてな、それを祝ってるんだ。雷が落ちた畑は神様が選んでくれた土地ってんでしばらくは豊作になるんでさぁ」

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