閑話休題2 甲板上で
時間に余裕ができたので今日はもう一話あげます
甲板に出てきた黒い影・・・怪しいなぁ・・・
・・・いや違った 皇帝陛下である三島 幸徳様だ
「・・・懐かしいなぁ〜〜・・・」
何かつぶやいてる?
何をしてるんだろう? こんな夜中に・・・
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「船かぁ懐かしいなぁ〜〜・・・」
俺は夜中であるが甲板に出てきていた
早くに寝てしまったせいか
夜中に目がさめた
しかし 懐かしい 昔はこんな風にあいつと遊んだもんだ・・・
あいつ今頃何してるんだろうなぁ・・・
まぁ いいか・・・いや そんなことはないか・・・
本当にあいつ今どうしてるんだろうなぁ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
昔はよく あいつと俺は
海で遊んでいたな・・・
楽しかったなぁ〜〜
あれ そういえばあいつの名前ってなんだっけ
思い出せない・・・
いや 俺は元から忘れやすい体質だが
あいつの名前を忘れたことはなかったのに
なんでだろう 大事なことのはずなのに
あいつのことがすっぽり頭から抜け落ちてる
頭が考えることを拒否してるのか?
なぜだろう 不思議だ そ・・う・・だ・・・
昔は・・・よく・・・こうやって・・・・
考える・・・ことが・・・好きだったのに・・・
なぜ・・・?
最近は・・・・
頭が・・・意識が・・・遠のく・・・・
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
陛下が何か思案している
何を思案してるんだろう
あれ? なんかまずくない?
クラクラしてる・・・?
まずい 倒れるッ
・・・
間に合えッ!
・・・ガシッ!
捕まえたッ!
ふぅ〜 間に合った〜〜・・・
なんで こんなことになってるんだろう?
まぁ とりあえず
部屋に戻しておきましょうか・・・
けれど 陛下は全く変わらないなぁ
私なんか だいぶ最初の方にいたから老けてきたのに
陛下は若い姿のままで・・・・
羨ましいなぁ
・・・・
あっ ここかな?陛下の部屋・・
勝手に入っていいのかな?
まぁ 少しくらいなら
ばれないかもね・・・
よし 入ってみよう・・・
ガチャ・・
えっ?
陛下が二人・・・?
「ん? ああ アレインか?」
「はっ そうですが なぜでしょうか?」
話しかけられた というか覚えてくださっている!
「ん? ああ こいつか?
こいつはな 俺の分身なんだ
最近スキルが進化してな
できるようになったんだ すごいだろ?」
「ああ はい すごいですね
しかし 寝ていた方がいいのでは?」
「ああ 昼に寝てたからなぁ
あと こいつに意識をのせてたから
こっちの体は寝てるのと同じなんだよ」
「へぇ そうなんですね
では 私はこれで・・・」
「ああ わかった おやすみ」
「はい おやすみなさいませ」
ガチャ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ガチャ
ふむ なんで さっきは意識が本当に落ちたんだ?
だいぶ前に名付けたアレインだって覚えていたのに・・・
さて ここで だいぶ前に出てきたアレインを登場させてみました
そして 物語も半分を超えてきたあたりになってきたので
今まで 貯めてきた伏線の回収に行こうと思っています
一番大きい伏線はちょっと小出し程度で今回は終わらせておきますね
あまり上手くない伏線ですけどね・・・
ここまで読んでくださりありがとうございます
よければブクマ 評価などよろしくお願いします