第54話 出発前
今日も宜しくお願いします
お〜 ここもだいぶ発展したなぁ
昔は 船なんて全然来なかったからなぁ
まぁ 今は大陸間で交易して
発展してるからなぁ
ここが二番目に税収多いんじゃないかなぁ
いや〜 こ
「陛下〜 やっと見つけましたよ!
あまり 一人で歩かないでください!」
「ん? お〜
え〜と う〜んと
まぁ・・・いいか・・
あの人じゃないか!
どうしたんだ?」
「どうしたんだ? じゃないですよ
そろそろ私の名前覚えてください!
しかも 小声でまぁいいかって言いましたね!?
もう おかしくないですか!
私の名前はディスタベリアン・ディス・ツゥベリアンです!
覚えてください!」
「だから無理なんだよ!
その速さでその名前はおかしいだろ!
しかも俺の周りのやつはすぐ覚えるしさぁ〜
まぁ いいよ
覚えた 覚えた あれだろ?
え〜と ディスだろ?」
「違います!
それは 陛下が考えた貴族位の名前です!
ディスタベリアンと呼んでください!」
「だから ディスだろ?
短くしたんだよ いいだろ?
そう 顔を赤くするなって?」
「そ そうですか・・・
( 恥ずかしい
陛下にそんなふうによんでもらえるなんて )
ま まぁ いいですよ?
うん ディスですか・・・」
「そうか! じゃあ ディス何しに来たんだ?」
「はっ そうでした
そろそろ 出発します!
行きましょう!」
「そうか! もうそんな時間か!
よし 行くぞ!」
「私が呼びに来たんですけどね・・・
わかりました・・・」
「うん うん」
なんで俺はこんなにハイテンションなんだ?
わからん 久しぶりの外出だからか?
まぁ いい というか
今回の護衛って第1艦隊と精鋭近衛第1師団だったよな
こんなに大所帯でいいんだろうか?
1万人以上いるが・・・
まぁ いいか なんとかなるだろ
ーー陛下 陛下?
ん?
「陛下! 何考え込んでるんですか
着きましたよ 港に
早く乗ってくださいよ!」
「お おう!
わかった 早くいこうか」
「わかりましたから 早く乗ってください
手を振ることも忘れないでくださいよ?」
「ん? なんでだ?」
「見ればわかりますから
早くふってください」
「わかったよ
仕方ないなぁ」
手を振るために身を乗り出す
スッゲー歓声だな
こんなにいたら一人くらい
暗殺者いそうだけどな
いないのか?
まぁ いいか
ふっといてやろう
『王様〜!』
これなんか
すんごい いい気分になるな
「もういいですよ 陛下」
「お? そうか」
「どうでした?」
「何が?」
「どれくらい 陛下が愛されてるか わかりました?」
「ああ すごかったな」
「はい そうですね
頑張ってくださいよ?」
「何をだ?」
「言いません」
「教えてくれてもいいと思うが・・・
まぁ いい
行ってる途中何もなければいいな!」
「なんで 陛下は
だから そんなこと言うんですか!?」
「何が・・?」
「もう いいですよ・・・
はぁ〜・・・」
「ため息はやめたほうがいいぞ?」
「わかってますよ!
魔素が抜けて運気が下がるんでしょう!?」
「うん そうだよ?
何をそんなに怒ってるの?」
「わかりましたから
早く乗ってください!」
う〜ん やっぱり気持ちがわからんなぁ
うん もう今日は疲れたし
寝るか・・・お休み〜・・・
「陛下!?
陛下? 寝てるだけですか?
もう やめてくださいよ心臓に悪い!」
わるかったなぁ〜
「何 にやけてるんですか?
もしかして起きてます?
はぁ〜 もうやめてきださいよ?
着いたら起こしますかね?」
頼んだ〜
次話は水曜日の19時になります
ここまで読んでいただきありがとうございます
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