第52話 内政
今日もよろしくお願いします
コンコン
ガチャ
「失礼します
皇帝陛下
そろそろお時間です」
「ああ わかった
この書類が終わり次第
会議室に向かおう」
静寂〜〜〜〜〜〜〜〜
「よし 終わったぞ
行こうか」
「はい わかりました
では」
ガチャ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ガヤガヤ ワイワイ
「ジール殿 すごく変わりましたね〜」
「え? そうでしょうか?」
「ええ すごく変わってますよ?
特に体が・・・」
「う〜ん そんなに変わるようなことを
した覚えはないですけどねぇ?」
「まぁ いいですよ
自覚がないなら
ないで うん うん」
「大臣の方々!
そろそろいらっしゃいますので
席にお座りください!」
・・・
ガチャ
バタン
ガタッ
「さて 始めようか?
報告は?」
「では まずは軍部からよろしいでしょうか?」
「ああ わかった
どうぞ?」
「はい
最近の好景気
そして 大陸間での貿易によって
商船の往来が増え 海軍の護衛任務が多くなってまいりました
そして そろそろ軍艦が足りなくなってきたので
追加予算をお願いしたいのですが・・・」
「ああ・・・
・・・・わかった
どのくらい必要なんだ?」
「はい 軍艦建造費に1兆ユキリほどお願いしたいです」
「内訳は?」
「はい まずは 空母の最新型 煌龍型を20隻ほど追加で
次に潜水艦を40隻 戦艦を2隻
巡洋艦 駆逐艦を20隻お願いしたいです」
「なるほど?
陸軍はどうするつもりだ?
不満が出るぞ?空軍には?」
「はい 陸軍にも1兆ユキリのうち1000億ユキリほどで
拡張したいと思っています
空軍もそのくらいで拡張します」
「わかった それがいいのかはわからんが
いいだろう 持ってけ」
「ありがとうございます」
「後でな?」
「はっ!」
「他には?」
「では 私からよろしいでしょうか?」
「ああ トクリアか・・いいぞ
なんだ?」
「はい やはり好景気によって物価が徐々に上がっています
また 貧富の差が少しずつ出てきています
人口の爆発的増加により学校が足らなくなってきています」
「わかった それは 2兆ユキリほどで解決してくれ
貧富の差は仕方ない
だが 中流階層がいなくなるのは何としてでも止めてくれ」
「わかりました
ありがとうございます」
「よし 次は?
・・・・ないのか?
開発は?
外交は?」
「はっ!すみません
忘れてました」
「ジール・・・」
「申し訳ありません
報告してもよろしいでしょうか?」
「ああ まぁ
いいだろう・・・なんでそんな見た目なんだ?」
「はっ? 何か言いましたか?」
「いや なんでもない
報告してくれ・・・見た目が・・・」
「・・・?
わかりました
では 報告させていただきます」
「ああ」
「まず 貿易ですが
これは 商業ギルドに一任してます
収入は 20億ユキリほどになりそうです
黒字ですね」
「ああ よかった
しかし 金のレートはどうやって決めてるんだ?」
「はい 我々の1ユキリに対し
彼らのお金は10です」
「ほう つまりは1:10ってことだな?」
「はい そうですね
経済力はこちらが勝っていますので」
「経済力以外は?」
「いえ まだ見たこともないし
戦ったこともないので わからないというところですね」
「そうか 続けてくれ」
「はい 会議についてですが
次はフラジュール帝国のところでしたいようですが
どうしましょうか」
「まぁ いいだろう
日程は?」
「はい 相手側は3週間後と言ってますが
どうしましょうか?」
「わかった まだ 敵に回すのは良くないからな
行ってやろう
予定に入れとけ」
「はい」
「では これで報告を終わらせていただきます」
「ああ ありがとう
他には?・・・
ないみたいだな
よしこれで会議を終わる
解散!」
ガチャ
バタン
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ふぅ〜 疲れた〜〜〜
よし また 仕事しないとこの量はやばい・・・・
なんでだよ〜〜
楽がしたかったなぁ
今日も1日が終わってゆく
次話は日曜日の19時です
ここまで読んでくださりありがとうございます
よければブクマ 評価などよろしくお願いします