第41話 幼馴染と大規模包囲
今日もよろしくお願いします
「はい それなんですが
なぜ 私どものような孤児や異端児に
情報という戦争や様々な場面で
優位に働くものを操る省につけたのでしょうか?
もちろん忠誠心などの面から
私どもの方が育てやすかったのかもしれませんが・・・
もともと私は言葉もあまり上手ではなかったのに
なぜですか?」
「そんなことか・・・・
もちろんそういう面もあるだろう
そういう忠誠心が大事になってくる職だからな
だが 俺がお前たちを俺の近くにおいたのは
そんな理由ではない」
「では なんなのでしょうか?」
「そうだなぁ
お前には幼馴染っているか?」
「はい 一応いますが?」
「俺にもな
幼馴染がいたんだ・・・・
そいつはな いじめられてな個性を失ってしまった奴だったんだよ・・・・
そしてな 俺はな この世界に来てからずっとそのことだけは
ずっと忘れてないんだ ずっと気がかりなんだ・・・・
でもな 俺にはやらなければならないことがあるんだ
そんなことをくよくよしてられなかったんだ
だがな 昔に視察をした時にな
お前らを見つけて
最初はお前が言ったことぐらいしか考えてなかったがな
そこにはな お前がいたんだ
俺はな 言葉があまりうまくできてなかったのも
あいつにお前を重ねていたんだ
あいつあまりはきはきしゃべれない奴だったからな
だがな きずいたんだこれは失礼なことだってな
すまんな・・・・
お前にあいつをかさねてしまって悪かった」
「そうですか
最低ですね・・」
「そうだよな こんな奴軽蔑するよな」
「はい
ですが 私たちを助けてくれたのは
間違いなくあなたです
なので 私はこのことを胸のうちに
秘めておきます」
「ああ すまん・・・
悪かったな・・・
質問はこのくらいか?・・・」
「はい では失礼しますね」
ガチャ
バタン
ふぅ〜〜
きつかった・・・・
しかし 騙すのも一苦労だな・・・
敵を騙すにはまず味方からってな
しかし 俺の幼馴染はどうしてるんだろうな・・・
嘘以外にも本当のこともあるからな
昔のことを話すのはきついな やっぱり
もしかしたら幼馴染もこっちに来てたりしてな
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
オルコトス帝国戦線
『さて 今回の作戦は実にシンプルだ!!
敵を囲んでボッコボッコにすればいいんだからな!
まずは機甲第10〜20師団のものが
敵戦線に穴を開ける
そのままダール海岸に上陸している我々の味方兵士に向かって
直進し敵の分断に成功したのなら第1段階は完了だ!!
この間歩兵第20〜70師団は陣地占領に努めるように!!
残りの機甲師団も同じだ
だが機甲師団の進行方向は敵首都方面への警戒をしといてくれ!!
質問はあるか!!』
『・・・・・
ないようだな!!
次の第二段階は機甲師団に縦割りをしてもらい
さらに細かく分断しその後敵師団を殲滅する!!
またこの間 首都方面を警戒を行っていたものたちには
そのまま攻め込んどいてくれ!!
これで作戦説明を終わる!!
いいな!! よし!! 作戦開始!!』
『『『『了解!!!!』』』』
ここまで読んでいただきありがとうございます
よければブクマ 評価などよろしくお願いします