第40話 報告
今日もよろしくお願いします
コンコン
「皇帝陛下 情報大臣のトリスです」
「ああ わかった
入ってくれ」
「失礼します」
ガチャ
「それで なんのようだ?」
「はい 最近の各戦線の様子と
一つ質問したいことがあったのでいいですか?」
「ああ わかった
では 各戦線の様子から聞こうか?」
「はい わかりました
まず 陛下が1番心配していた
エルドニア帝国戦線ですが
ジーク要塞の攻略に敵が手こずっているようで
まだまだ耐えられそうです
また 我々が コールドニア連邦共和国を脱落させたことで
敵は動揺しており しばらく陸からの攻撃はしてきていません
しかし 航空からの攻撃は続いているので
まだ油断はできません
要塞が空からの攻撃で崩れないように努力しています」
「そうか
空からの攻撃以外にやっかいなことはしてきていないんだな?」
「はい」
「わかった では1回だけ
敵側に航空機を送って
敵がどのようなことをしているのか
敵はどのような兵器をどのくらい持っているのか
何もなければそのまま敵司令部を壊しに行ってきてくれ」
「わかりました 伝えておきます
次にコールドニア連邦共和国でのレジスタンスの活動が
活発になっています
工場などに被害が出ており 兵器生産 民間の経済に
少々の支障をきたしています
また 調べたところによると
コールドニア連邦共和国議員4名と
大統領のルントシュタッティが中心人物となって動いているようです
今後の被害を抑えるため全力でレジスタンスの本拠地を
見つけます」
「ああ よろしく頼む
だがまだ工場だけなのか?
人には被害は出ていないのか?」
「はい 探索した範囲だとまだ人の死体などは
見つかっていません」
「そうか ありがとう報告を
続けてくれ」
「はい ありがとうございます
次はエルドニアが脱落したことにより
新たに国境となった
トタストル帝国国境
エルドニア帝国国境
オルコトス帝国国境では
いずれも我々が軍を貼り付けていますが
どの国も反応はありません
オルコトス帝国の大規模包囲もうまくいきそうです」
「そうか ありがとう
戦線の報告は以上でおしまいか?」
「はい では次のしつも・・・・
コンコン
「開発省のレヴァリエです 入ってもいいですか?」
「いいか?」
「はい 大丈夫です」
「いいぞ」
「ありがとうございます」
ガチャ
「失礼します
電子工学が研究が発展したので
報告に・・・っと
あなたもいたんですね?」
「私だって報告することがあるんだ」
「そうですか
今回は私の報告の方がいいみたいですけどね」
「あっ そう
まぁ いいんじゃない?
どうぞ?」
「はい ありがとうございますね
では 陛下
まずは 電子機器の研究結果ですが
開発できたのは
電波探信機と電信機の開発に成功しました
これと同時並行し暗号なども作っていきます
また 新たに発見した物質があります
我々の空気中にはあまりないもようですが
我々より北の大陸ではより多くのその物質が見つけられます
現地のものはそれを使い魔法と呼ばれる
不可思議なものを使って戦っていました
また 現地民はこの物質のことを魔法の素となるので
魔素と呼んでいました
我々もこれに習い 魔素と呼び
魔素について研究していきたいと思います」
「そうか ありがとう
そのまま 頑張って
研究を続けていってくれ
我々は技術では遅れてはいけない
遅れたなら強大な何処かの国に食われてしまう
そうならないように
君たちが努力してくれ
頼んだぞ」
「はい ありがとうございます
これで我々の報告は終わったので
失礼します」
ガチャ
「さて 質問だったかな?
何についてだ?」
「はい それなんですが・・・・・・
次回は火曜日の19時になると思います
ここまで読んでいただきありがとうございます
よければブクマ 評価などよろしくお願いします