第99話 ロブリン共和国 ⑤
宜しくお願いします
「閣下!
前線部隊からの報告です!」
「早く言って!」
「はい 敵部隊の打通に成功!
我が軍 敵首都に突撃!
敵首都を電撃的に落とすことに成功しました!」
「本当!?
じゃあ これでこの戦争は終わり?」
「いえ そこまで甘くはいかないようです」
「・・・何があった・・・」
「はい 敵 首脳陣は首都アンヘルダルムから
すでに脱出しており確保できなかったため
対話に失敗し 講和はまだできません
また敵首相は軍に徹底抗戦を命令し
この大陸の真ん中を縦断するようにある
ラウル山脈を越えて
西部最大の都市ウラジットにこもっているようです・・・」
「そうか・・・
そこまで行くのにどれくらいかかりそうなんだ?」
「はい 行くだけなら
3週間ほどで行けるのですが
敵軍の妨害などを加味すると
2ヶ月から3ヶ月かかるかと」
「そうか・・・・
まぁ 仕方ない
全軍にそのまま前進するように伝えて」
「はい 分かりました
しかし 閣下
どうしたんですか?
今日は随分と落ちついていますね」
「なんだ? いつもは違うってか?」
「はい」
「肯定するな・・・
まぁ 気にするな
普通に疲れただけだ」
「そうですか・・・
まぁ いいですよ」
「お前に許可される思いはないが・・・」
「とりあえず
これからも作戦ちゃんと立ててくださいね」
「ああ わかったよ・・・」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「そろそろ 着くぞ
見えたな・・・
あれが 我々の最終目標
都市 ウラジットだ」
「そうですね・・・
やっと この戦いにも終わりが見え始めましたね
これが終われば我が国は世界を支配したことになるんですね・・・」
「ああ そうだ
気を引き締めて行くぞ」
「「「はい!!」」」
「まずは 準備砲撃から行くか・・・」
「いつもどうりですね」
「いつもと違うことしてどうするんだ・・・
準備できたか?」
「・・・・・・はい できました」
「よし ・・・テェーーー!!!!」
ドドドドドドドドドドーーーーーン!!!!
「はっはははは!!!
これが圧倒的というものだぁ!!!!」
「本当にいつもどうりですね・・・」
「だから違うことをやってどうするんだ!?
我が兵よ!!その足で敵都市を蹂躙せよぉ!!!!」
「最後くらい直してくれると思ったんですがねぇ・・・」
「何をなおすというんだぁ!?
悪いことなどふぉないだっろぉ!!」
「何ですかそれ・・・」
「最近寒いからなぁ!!
手が滑ったんだぁ!」
「それをいうなら口じゃないですかねぇ・・・」
「そうだ それにしとこう!!
で 今の戦況はどうなってるんだ?」
「へ? あ
・・・え〜と敵首相を捕まえたらしいです」
「・・・圧倒的ではないかぁ!!!
我が軍はぁ!!!」
「はい はい 講和しますよ・・・」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「陛下ぁ!!
ロブリンが降伏しました!!」
「おお!! そうか!!
よし これでこの星は俺のものだぁ!!
そうだろう?」
「・・・そうかもね・・・」
「はぁ〜〜
お前も喜んでもいいんだぞ?」
「・・・そうだね・・・」
「はぁ〜〜〜
まぁいい 民衆を集めてくれ」
「分かりました!!
では私はこれで!!」
「ああ!! 頼んだぞぉ〜〜!!」
ここまで読んでいただきありがとうございます
よければブクマ 評価など宜しくお願いします
次回!ついに最終回!
明日投稿します!