其の一
この話は完全にオリジナル。完全に趣味で作りました。
1
空から女子が落ちてきた。僕の真上から。飛び降りてきた。彼女は髪の毛が短い。僕は持っていたバックを投げ捨てて、落ちてくる彼女を受け止めるため、手を伸ばし、彼女を受け止めた。彼女の名前は「凍鶴 御伽」。彼女は、全てを飛
び落とさなかった。
2
次の日。
「凍鶴御伽さん? ああ。たしか二組の女の子だよね?」
僕は昨日のことを、クラスメイトで、席が僕の席の後ろの、「天野 使奈」に話した。
「昨日、飛び降り自殺をしようとしたんだよね?でも、それを十神谷くんが助けたんでしょ。やるじゃん!でも、、、十神谷くんの力のことがバレたかな?」
「かもしれないな。でもおかしいんだよ。僕が彼女を手で受け止めた時。彼女はそこにいなかった。」
そう。僕でもわからない。わけがわからない。落ちてくるのをみて、手で受け止めようとして、彼女が僕の腕に乗るとき、彼女の存在を感じなかった。
「ん?どうゆうこと?それって、十神谷くんが力持ちだから、人間程度の重さは感じなかったってこと?」
「いやいや、さすがの僕でも、人間が四階から落ちてきて、手で受け止めたら重さを感じるよ。」
というのも、最近は、たくさん漫画を買って、それを本屋から家に持ち帰るとき、その漫画をそこそこ重いと思ったから。僕はそれほどちからもちではない。だから、重さも感触も、何も感じなかったことに違和感がある。僕は確実に手で受け止めたはず。なぜなら、彼女をお姫様だっこをしていたからだ。彼女はそこから、無言でおりて、校舎に戻った。
「凍鶴さんってね、噂なんだけど、クラスでいじめられてるらしいよ。」
「ん?いじめられてるらしい?確実じゃないのか?」
「うん。でも、他の人は明るくて仲良しらしいっていってる人もいる。」
凍鶴御伽は、よくクラスにいないらしい。性格は暗いらしい。部活にははいってないらしい。他人を傷つける人らしい。「らしい」「らしい」と、僕も聞く話し全てが曖昧なのだ。二年二組では、そうとう孤立しているのか。だから、彼女のことを正確に知っている人はいないらしい。
「どうするの?凍鶴さんの所にいってみるの?」
「あたりまえさ。凍鶴御伽をこのまま、わけのわからないまま、ほっとけるわけない。」
「それでこそ!十神谷くんらしいね!」
僕は早速その日の放課後に凍鶴御伽を探した。僕は放課後の誰もいない時に二年二組に向かった。当然、教室の中を除いてもいない。うっ!?後ろから、、、。あああぁぁぁっっっっ!!!!僕は倒れこんだ。血が廊下に溢れている。僕は後ろをみた。
「このほうが、手っ取り早いでしょ。私は誰にも助けてほしい何て言ってないのに。」
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御伽話の其の一を読んでくれてありがとうございます。もし、あなたの空から女の子が落ちてきたらどうしますか?やっぱり、潰されたくないからかわしますかね?逆に幸せって人っているんですかね?次回は、十神谷くん大丈夫なのかな。