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前章
「なぜ、ヒトの味方をする?この惑星の事を分かっていない、ヒトは滅ぶべきだ」
「あんたこそ、何も分かってない。確かに、俺たち人間は今の地球の事を分かっていない。だが、人間は失敗と成功を繰り返す生き物だ。手遅れになる前に気付くはずだ!」
「ならば言っておこう。もう既に手遅れだ。この惑星はヒトの手によって、美しさが失われた。失われすぎた。まだ取り戻せる段階だが、ヒトがいては失われていくだけだ。それは、ヒトの歴史が証明している。ヒトは破壊と侵略を繰り返してきたからな」
そう言われて、剱仕は妖刀・赤鱏を抜いた。そのまま構えた彼は、こう言い放った。
「やっぱり、俺はあんたの事が分からない。確かに俺たち人間は、破壊と侵略を繰り返してきた。だがその反面、再生も行ってきた。それに、破壊と侵略はあんたらもやってる事だ。あんたらは人間とは違う種族だが、人間と同じことをやってる。違うか?」
そう言うと、――――も刀を抜き、答えた。
「私達がやっているのは、戒めだ。破壊や侵略ではない」
そう言った瞬間、2人の刀が交わっていた。




