第五回 「ライバル登場に候」
(ナレーション)「犬、雉、そして猿を従えた(?)桃太郎は第五回目にしてついに、安土の地を踏むのでした…」
桃太郎「すっごいこれが安土か~!やっぱりロータリーには、織田信長像だよね~!あっ、レンタサイクルもやってるみたいだ~、そうだ後で二人でソフトクリーム食べながらツーリングしようか犬千穂姫。それで安土城まで行こう石垣しかないけども」
(犬千穂、完全無視)
雉田「というか、いつの安土の話してるんでござるか殿!安土町の観光大使にでもなったんですか、そんなの選ばれる気配ゼロでしょう!」
桃「だってーほら一応、大河だから」
雉「そう言うのは次回予告の後とかにちょろっとやればいいんですよ『大河桃太郎紀行』とか、ナレーションだけ入れて。殿はとにかく本編頑張ってくださいよ、山場薄いんだから」
桃「やっややや山場薄いとはなんだ!?」
雉「うっすいでござろう!?もー殿の見せ場なんて、織田信長公に会えたらほぼほぼ終わりでしょう!?」
秀吉「あのー、お前らどうでもいいけど、本当に官兵衛の代わりとか出来るんだろうな。それで連れて来ちゃうわしもわしだけど、下手するとリアルにわしら全員生きて帰れないとかそう言う展開になるの忘れんでくれよ」
桃「何を仰る水くさい。桃太郎一行には猿…いや羽柴さまがついておられるではないですか。羽柴さまこそ、織田家きってのファンタジスタ!信長公の前に出ればも~常に爆笑!必笑確定!身体を張った芸では不動の評価のある人じゃないですか!!」
秀「うるさいわ!芸人扱いするなッ!わしは武士だぞ?身体どころか毎回命張ってるわ!…大体黙って聞いてりゃわし、なんでお前ら側なんだよ!?なんでお前らのためにわしが、命がけでファンタジスタしなきゃいけないわけ?こちとら出世街道まっしぐらだっつの!ただで危ない橋なんで渡らにゃならんのだ!?」
桃「まあまあ…ほら。なんならきび団子あげますから」
秀「いるかこんなもん( ;゜皿゜)ノシ猿扱いするなあっ!大体なあ、猿は猿でもお前らの言う猿とは、わしレベル違うからね!?…そもそも、本来なら、わしのとこでお前ら終わりだよ?さっさと地元帰れって何度も言ったじゃろうが!?」
犬「(ぶりっこ)…いやん、そんなこと言わないで下さいまし秀さま☆このわたくしがいけめんセレブを射止められるように…もとい、桃太郎さまが信長公から気に入って頂けるように、お助けいただける、と言ってくれたじゃありませんか☆」
秀「(デレ)そりゃあまー、言ったか言わなかったかと言えば、それは嘘になるのじゃがー♪ねー君本当にわしの愛人になる気ないわけ?」
犬(とってもいい笑顔で)「ありませんわ♪」
秀「あ~ないんだあ♪でもそこが萌えるよね~☆」
雉「(呆れた顔で)ドMのファンタジスタでござるな…(何かに気づく)あっ!そんなことより殿!我々より先に、誰かが安土城に!」
(真っ赤な羽織を着た真っ赤な侍、こっちを向く)
鬼蔵「はっはっはあ~!オニ久しぶりでオニなあっ、オニ桃太郎!」
桃「あっ、お前は鬼ヶ島の赤島鬼蔵!」
秀「なんだあいつ( ; ゜Д゜)何て言うか…全体的に赤っかッ!」
雉「あれこそ赤島鬼蔵!我らが敵、鬼ヶ島の総大将にござる!」
桃「どうしてこんなところに!まさか、我ら桃太郎一行の動きを知って、先んじて信長様に会うつもりだなあっ!?」
鬼「ええ!?いや、別にそうじゃないオニけど、まあ結果そうなってるけど…まあそれは置いておいて!ふふふふふう、人間どもめ、ちょっと勝てないからって織田信長呼ぶとかまじあり得ないからなオニ!お前らに先んじて織田家に取り入って、むしろお前たちを滅ぼしてやるオニ!焼き討ちだオニ!」
桃「なッ、なんて姑息なことを!大体さっきから人間どもとか言ってたのに、人間側の信長公に取り入ろうなんて!色々しっちゃかめっちゃかじゃないか!」
鬼「うるさいオニ( ;`Д´)オニ太郎!あ、オニ!」
桃「それになんだその、しゃべり方は!下手にキャラ付けで始めたんだろうけど、定着してないしな!そんなんで最強猿を味方につけた私たちに勝てると思っているのかッ!」
秀「最強猿ってわしか!?わし味方じゃないからな!?」
鬼「ふふふふっ、馬鹿めえッオニ!このオニだってなあ、最強の後ろ楯を味方にしてるんだ!そんな猿なんか相手にならないんだからな!…オニ!」
雉「なにい( `Д´)こっ、この鬼めっ!一体誰を味方につけおったのかあッ!」
鬼「ふふふふふっ…聞いて驚けえッ…あっ、オニ!オニの後ろ楯はなあ、なんと近江坂本城主、明智光秀さまだあッ!」
(青白い顔の瀕死な男、ぶつぶつ言いながら後ろから現れる)
光秀「はーッこんなベタな鬼で大丈夫かなあ…この前もおもんないって蹴られたしなあ…困るよおれ、面白いやつ連れてこいって言ったって、これが限界だよう…( -д-)」
一同「ああ~…(何かを察した顔)」
鬼「なんだよお前らオニ、そんな死んだ魚みたいな目えして『ああ~』って!」
桃「鬼蔵、お前…日本史苦手だろ?」
鬼「だっ、だからどうしたオニ!」
犬「(妙に優しい顔)大丈夫だから。そうだ、わたくしたちなんかに構っているより、先に行ってきなさいな」
鬼「なんだよお前ら!気持ち悪いな急にオニ!なんでそんなに優しいんだよ!」
一同「別に~(全員知らん顔)」
秀「(そ知らぬ顔)ああ明智殿、じゃ、用事一緒ですな。ぜひお手柔らかによろしくお願いします」
光秀「ああっ、羽柴殿!私ねえ、すっごく不安なんだけど!大丈夫かなあこれで!」
秀「明智殿は細かいこと気にしすぎでござるよ。(テキトー)大丈夫、大丈夫でござるから」
光「ギャグとかおもろいとか、そう言うのすっごい苦手なんだよね( ノД`)……(重たいため息)」
一同「頼りにならねぇ~…(ToT)」
鬼「頼りならねぇ~(ToT)とか、言うな!明智さま、大丈夫!オニ大丈夫ですから!」
光「いや、そーんな、血圧高そうな真っ赤な顔で言われてもさ…(ぶつぶつ)」
秀「(こっそりと)ふふっ、おい!しめたぞお前ら!」
桃「えっ、なんすか急に」
秀「馬鹿、これなら勝てると言っておるのだ!…出世敵の明智があの鬼を担ぐんだったら、わしはお前らを全力で勝たせてやるからな!ふふふっ、明智めっ、あのキャラがブレブレの鬼を連れていって四国九州どころか沖の島とか奄美大島に左遷されるがいい!」
桃「はっ、はあ。何か急にやる気になられて怖いけど、ちゃんと信長公にご紹介頂けるなら…」
(ナレーション)「どす黒い大人の本音を、無修正でぶちまけられた桃太郎はついに信長公との謁見に挑むのでございます…」