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 さて、どーしたもんか……。


 私はいまだトイレの中でどこに行こうか悩んでいた。


 あはは、今や私はトイレとお友達だよっ!


 ……なんつって。


 さて、虚しい茶番はまぁ置いておいて。


 ルイさんに気づかれず、かつ逃げ切ってまた監禁されない方法は何かないだろうか……。


 ……まず気づかれず、ってところが無理な気がする。


 いや、もしかしたら……


 ……うん、無理だな。


 自問自答し、不可能だと悟った私は逃げ切ることを考えることに。


 いや、逃げ切れるか……?


 うーん……魔法を使えばいける気がしなくもない……って感じだな……。


 ひたすら考えていた私、ふと、足音が聞こえてくるのに気づいた。


 足音……? 誰だろう……あ、入ってきた。


 あ、今入ってきた人にさりげなく今日の日付聞けばいいんじゃない……?


 やばい、私冴えてるぅ!!


 同じタイミングぐらいで出たら聞けるはず……!!


 私は意気揚々と決断し、早速待つ。


 ……が、トイレに入った足音がしたきり、なにも聞こえなくなってしまった。


 ……え?


 音消えたぞ……??


 まさかあれか……





 幽霊的な……!!



 いやいやいやいや無理無理無理心霊現象反対!!


 え、本当にどこ行ったんだ……?


 私が怯えていると、コンコン、と戸を叩く音。


 ひぇ……ノックされたよ……幽霊怖いよ……。


 私は戸が閉まって中にいるのは一目瞭然にもかからず、居留守を使いこむ。


 このトイレの中には誰もいない……っ!!


 怯えながらなにもしないでいると、もう一度ノックされた。


 なんでノックするんだよぉ!!


 怖いよ無理だよなんで来るんだよ!!


 誰かどうにかしてくれよ……!


 逃げたいのに逃げれないし……!!


 私はどうにか逃げる方法を考え始める。その時。


「マリーナ様」


 声が、かかった。


 こ、この声は……


 ルイさん。




 ……いやいや、待て待て。


 ここ一応女子トイレだぞ? 「女子」トイレだぞ?


 なんで入ってきてるんだよ!!!!


 っていうかなんでここにいるのが私って知ってるんだよ!!


 怖いよ!! まじで幽霊並みに怖いよ!!



 ……さて。



 どうやって対応しようか……。

流石に短いので、今週っていうか来週?の平日にも一度更新します!

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