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あーあ。どうしたもんかなぁ。
「……暇だなぁ」
精霊の苦手なものを考え、諦めてから5分。することが本格的になくなった。
「んー……どーしよっかなぁ……。ひとり遊びとか寂しいしなぁ……」
精霊に守られた壁を壊すなんて、不可能に近いだろう。私にできるとは思えない。
精霊の苦手なもの、もしくは……精霊にとって不利な状況……的な?
多分精霊が命令されたのは、この部屋から私を出さないこと、だろう。
そのために壁を壊されないこと、を追加命令として入れてる。あとはー……。
あ、いいこと思いついた、かも。
「えー、でもなぁ……まぁいっか……あー、でも……うん、まぁいいや」
ダラダラとしていたベッドから勢いよく飛び起き、床に立つ。
「……もうすることも、ない。
生きる価値も、私にあるとは思わない。
そして……誰も、助けることは、出来ない。
なら……」
私は自分の前に、火球を作る。
「……生きる理由は、ない」
私はそう呟き、勢いよく火球を私に放った。
……が。
すぐに何かの光に火球が包まれ、かき消えた。
それを見た瞬間、私はすぐに詠唱をする。
「火球!!」
私は複数の火球を即座に作り、壁に打ち込む。
すると、一部の壁がドゴンッと音を立てて崩れた。
そのまま穴の空いた壁に集中的に火球を放つ。
すると、パリンッと何かが割れる音。
それに構わず穴をさらに大きくする。
「……あれ?」
穴から外を見れば、そこは見慣れた場所。
そして自分の部屋を見ると、窓やドアがある。
「んーっと……。もしかして結界……?」
転移させられたんじゃなくて、部屋に結界を張ってたのか。
「私の死を阻止するために壁を守った精霊が手薄になって結界も弱くなってしまった、ってところかな。わーい、出るぞ出るぞ〜」
私は穴からヒョイっと出る。
「おわっ、やべっ」
そして自分の部屋が2階だということを普通に忘れていた。
間一髪で風魔法で着地する。
「あ、危な……セーフセーフ。よし……。とりあえず逃げる……!!」
私はそういうや否や、すぐに走り出したのだった。
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やべー、適当に走ってるせいでどこ向かえばいいのかわかんない。
とりあえず……カトレアさんのところに行こう!! どこにいるかな……まぁ見つかるか!!
私はそう決めて、すぐにカトレアさんを探し出す。
「えーっと、カトレアさんのいそうなところはーっと」
先生の部屋とかかなー、あ、エルのところ……。
よし、保健室に行ってみるか……。
すぐに校舎に入り、私は保健室に向かう。
走っているのと、半分適当に走っている私は、思い出して、足を止めた。
「……保健室って、どこだっけ……?」
きり良くすると短くなり、長くすると、きりがあんまり良くない……。ので、あんま長くできませんでした……。来週は……長くなる……かな?




