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神に成る

…精神体だからってやり過ぎた…

精神世界にて。

「七次元に行ったら神に成れるみたいなんだがどんな神に成るのが正しいか?」

『強さを度外視したらだが…全の神様は前提条件だ…全を司った上で何を重点的に司るかを決めるのが正しい…二つ三つ以下が基本だからな創造とか維持とか破壊とかのが有名処はそんなところか…』

「前は自分のテーマとしては線を扱ってたんだが…」

『二次元変換で扱えるから止めときな』

「なら…どうしたものか…折角ルドの神様の語源を弄った名前を貰ったんだし【界】で行くか…ワールド、つまり世界の後だけの名なのだから」

『+α空間と内容が似てるぞ?』

「同じ奴の方が他の奴に対する説明は楽で良いよ…どうせこれで全てが締め切られる訳じゃ無いんだから…あ…今良いのを思い付いた…【間】を司るのはどうだろう?」

『またへんなのを司ろうと思うね…』

「武器と敵の間を消せば武器は直撃する。敵と間を滅茶苦茶開ければ光等以外は当たらなくなる…移動が楽で済む…界と界を繋げる時だって活躍出来るはず…いや…【喰】が良いかな」

『関連性が見当たらないな…』

「零次元に世界をした時残るのは光だけ…なら光を破壊出来る何かが必要…闇ではより明るい光で駄目だ…吸収じゃオーバーフローする…消去消滅抹消には限界が有る…なら喰らい尽くして魔力等のエネルギーに変えてやる…さて…どうだろう?」

『一度に喰らうエネルギーや魔力にも限界が有るだろうし…魔力等のエネルギーにして貯蓄するにも限界が有るはずだよ』

「では喰らった魔力等のエネルギーを魔力やエネルギー等の補給用の錠剤に変換するってのはどうだろう?魔力やエネルギー等の補給の錠剤は色んな場面で使えるはずだ」

『それなら有りだな…それで行こう』


そして俺の司る物が【喰】に決まった。

「よし七次元に行こう」

『一瞬だけ行って神に成ったら直ぐに帰ってきな…其処は敵の総本山だからな』

「解った」

そして俺は七次元へと足を踏み入れる。

神としての情報の奔流が頭の中に襲い掛かってくるが、他次元に並列して存在させている自分の身体に並列で読み取りをさせる事で何とか動けなく成る事態は避ける。

辺りを見回すが特に何もない。

「何もない場所だな…念のため+α空間を使っておくか」

現実時間の約二年間と精神世界での約一年間の鍛練で身体を覆う程度まで範囲を広げた空間を発動し不死の付与はどうせ貫かれるだろうが発動しておき、それと復原の力を付与しておく。

そして情報の奔流が収まるまで待つ。

…何かの気配は感じるが…襲い掛かってくる様子は無い…。

もっぱら情報の奔流で動けなく成っていた所をやるつもりだったのだろうがお生憎様。

それごときでは俺の動きは止まりませんよっと…まあ何時もより脳の反応は遅くは有るが許容範囲だし問題無い問題無い。

…そして情報の奔流が流れるスピードが遅くなり始めたころに敵が顕れた。

先ずは相手の出方を見よう。


すると銃弾を撃ってきた。

だがそれはノロノロとしか動いて居ない。

他次元に並列して存在させている自分が居る場合一つの景色を過剰に読み取る性質が発生する為だ。そしてその間は一秒を百秒と認識する。

…つまり擬似思考加速である。

身体が成れるまで相当苦労したが、この擬似思考加速の間は通常行動も加速する事が可能だ…スパコンとは言わないまでも色々な次元に適応したスペックの奴七人が一子乱れず七個の身体で一つの身体を動かす様な暴挙なのだから…だから加速する部分を分業出来るのだ。

故に一秒が百秒の世界に於いてもパワーもスピードもそれなりに高い…加速世界で無くてもだ。

…まあこれは六個の身体を先に使っておいた防御の物を除けば無防備にさらす様な物だから多用は出来ないが、神の世界で使わないで何時使うのか?って言えるので問題無いのであった。

それに精神体なのもあって無茶も問題無く出来る。

結果として目にも止まらぬ速さ×百倍速である。

結果として銃弾は弾かれ暴風と風圧が辺りを席巻し前方に異常な威力の空気砲が放たれた。

すると…。

「銃弾を撃った奴の気配が消えた?…逃げたか…いやそれは可笑しい速すぎる…気絶したが正解だろうな…情報の奔流も収まったし帰るとするか…」


…そして流導は神化した精神と共に七次元から帰るのであった。

そしてもう一人の自分に直ぐに帰って来なかったのをどやされるがそれは別の話である。

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