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2・始動

二話目です

俺は時間の読みを間違え早く来過ぎてしまったようだ


俺の試験開始の時間までまだ一時間もある


エスペランサ適性試験


それが今から俺が受ける試験の名前だ


文字通り特殊機関エスペランサに入る為の適性試験なのだが…


これがとんでもなく緩い試験なのだ


どれくらい緩いものかというと


世間ではとりあえず試験用紙に名前書いておけば受かると言われているくらいに緩い


まあ、理由は単純なものだ


この特殊機関の死亡率の高さが原因だろう


なんせ入隊してから次の年にまで新人が生き残る確率は約30%ていど


おおよそ三人中二人は入隊してから死んでしまうということだ


誰だって死にたくはないだろう


その結果は毎年の試験の希望者の人数に如実に現れている


つまり、単純にエスペランサは人手不足だということで


試験の受かりやすさはその一点につきるということ


そのために基本的にエスペランサの試験を受けに来るのは


お金に困った貧困者かよっぽどの物好きくらいしかいないのが現状だ


「……はぁー」


その事を思うと自然にオヤジのようなため息がこぼれた


まったく、俺はまだ18だってのに…


まあ、そんなことはどうでもいい


どうして俺がオヤジくさいため息ついてしまったかというと


俺はそのどちらでもない強い意志があってこの特殊機関に入隊したいからだ


なぜ俺がそのような気持ちを抱いているのか


その理由を説明するには、時間は俺のガキの頃の話しにまでさかのぼらないといけない


俺の名前は、大和神夜(やまとしんや)


たしかあれはまだ10月のくせにクソ寒い秋のことだった…

すこし文章をひぐらしを参考にしているため

似ている場所があるかもしれません

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