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「怖がりな私が影の世界に踏み込んだ理由」

作者: 結晶蜘蛛


 アイは電脳過敏症ですの。

 電脳への感覚が過敏すぎて、意識ごと電脳へと没入すると頭が痛くなってきますの。

 ですから、いまどき古いキーボードでタイピングを行っておりますの。

 でも、意識で入れる人間がうらやましくて……ですから、ハンドルネームは「I」……「私はここにいる」という意味で「アイ」ですの。 

 世界中にネットワークが張り巡らされ、目覚まし時計の中にもAIが入ってるのが珍しくない時世、意識ごと電脳へと意識を没入させるのは当たり前の技術ですの。

 ですが、アイは電脳過敏症ですからそれができませんの。

 だから、それについて学校でよく馬鹿にされていましたの。

 そんなとき、助けてくれたのが今の友人ですの。

 二人がおすすめしてくれた、電磁波遮断ヘルメットをつけてるおかげで頭痛がせずにプログラミングができるようになりましの。

 そうしたら、電脳への過敏さから感覚的にプログラミングを行えるようになりまして……アイはハッキングプログラムを自作で売れるほど腕前が上がりましたの。

 そんなとき、二人がいきなり学校に来なくなりましたの。

 二人の家族の家に強盗が押し入ったようで……とても落ち込んでいまして、アイも電磁遮断ヘルメットについて教えてもらいましたから悲しかったですの。

 そのあと、少しして二人と連絡が取れなくなって、学校にも来なくなりましたの。

 ですから、アイはサーチプログラムやハッキングを駆使して、二人を探しました。

 すると、驚愕の事実が発覚しましたの!

 なんと二人は非合法な仕事――影の請負人になってましたの。

 お金と引き換えに法の外の仕事を受けおう仕事。当然、危ないですの。

 ですが、家族を殺した強盗を探すために、遺産を使って身体をサイバネ化までして行ってましたの。

 もちろん、恨みを買うこともありますし、それで何が起きても自己責任ですの。

 アイも知り合いだとばれれば、狙われるかもしれません。

 ……当然、怖いですの。

 ですが、アイに声をかけてくれて助けてくれたのもあの二人。

 アイはハッカーとして二人に仕事の手伝いをさせてほしいと頼みましたが断られましたの。

 何度も頼みましたが、それでも答えは変わりませんでしたの。

 きっとアイを巻き込みたくない……友人だったからわかりますの。

 ですから、正体を隠して二人に接触することにしましたの。

 最初は疑われましたが、まじめに仕事をこなしていったので今は信頼されてますの。

 裏社会にかかわってわかりましたが、この業界、まじめに仕事をしている人が少ないですから、まじめにハッキングをこなして情報を渡すのが一番の近道でしたの。

 3人で1つのチームとして、これからも事件の真相を探りますの!

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