今日は演劇をやめよう
ここはとある高校の演劇部。夏休みももうすぐ終わり、1日練習と合宿と…それからそれから色々ある中で心配が一つ…?
帆花:おはようございます!あ、今日はもういるのね。
昴:たまたまですよ。それにしても部長も今日は早いですね。まだ8時48分ですよ?
帆花:いつもはもう少しいるんだけどね…
海美・早苗:おはようございます!
帆花:おはよう、今日はどうしたの?
早苗:先生に呼び止められてしまって…宿題の件です…
帆花:宿題?
由依:おはよ〜
エミ:確かにできてるか心配だったの。練習とか真面目にやっていたからね。
帆花:そうですね。あ、一年は衣装とか全て持ってきてもらってます。
由依:…くるみちゃん、一年を手伝っているわよ。
早苗:すみません…遅かったばかりに…
海美:面目ないです。
エミ:あとで労ってあげてね。
きらりん:おはようございます!これで全て終わりました!
由依:おつかれさま。じゃあ、練習始め…ようと思ったけど、今日は聞きたいことがあるの。
わたぼう:なんでしょうか?
由依:みんな真面目に練習をしていて、私とエミはとっても感激しているの。ただ…
クロエ:ただ?
由依:宿題、終わったの?
きらりん:お、おわりましたよー
わたぼう:きらりちゃん、素直になりましょう。
きらりん:…終わってないです!
エミ:…さっき早苗と海美が先生に捕まっていたの。きっと宿題が終わっているかどうかだと思うの。
海美:その通り。今日は練習より宿題の日にしよう!
帆花:というわけで教室と先生を借りてきました!
モニカ:とりあえず私が教えられるところは教えるけど…できるだけ自力でやってね!
由依:私たちも教えるから。あ、モニカ先生は昼ご飯の準備をお願いしてもらっても…?
こうして和気あいあいな部活が真面目な勉強会に変わっていった。
モニカ:お昼…できたわよ…
帆花:先生!?何がどうしてどうなったの!?
エミ:彼女は君たちのためにお昼を全身全霊込めて作ってたから…
早苗:生き返ってください!先生!
海美:それで…できたのはハンバーグ定食と…
くるみ:…美味い!
わたぼう:本当です!美味しいです!
きらりん:先輩たちも一緒に食べましょう?
帆花:これは嬉しい…よし、このあとも勉強だ!
わたぼう:実は…
早苗:私たち終わったんですよ。
由依:本当!?
クロエ:早いねぇ~…
くるみ:まだ終わらないよ~
帆花:じゃあ今日は宿題が終わった人次第帰宅ってことで~
わたぼう:わたしはきらりんとクロエが終わり次第帰ります!
早苗:海美、くるみに教えましょう!
海美:昴~逃げるな~
昴:げげ!もうすぐ終わるから!
こうして勉強会は夜まで続いたとさ。