山のように高く、風のようにすすめ!
ここはとある高校の演劇部の合宿会場。なんだかドタバタな合宿が開幕か?
帆花:やっと着いたわ。
海美:ここ…ここって…
早苗:もしかしてシェアハウスですか!?
帆花:大丈夫、家主には5日で2万ペソの契約で許してくれたから。
くるみ:いやそういう問題じゃないですよ!
昴:というかここはどこですか?
帆花:…話聞いてた?
早苗:さて、まずは荷物をおろしますよ!
海美:まって。一年が…
帆花:昴、一年にアイスを!
昴:…わかりました!
帆花:とりあえず一年を室内に!
合宿前から夏バテしている一年生。このままではいけないので先輩たちはちゃんと休ませてあげることにした。
帆花:おはよう、気が付いたかな。
わたぼう:わたぁ…あ、おはようございます!
きらりん:いつの間に気を失ってたんですか?
海美:たぶん休憩なしで登ったからだと思うの。
早苗:今日は練習なしでゆっくりしててください!
クロエ:うぃ!
わたぼう:先輩たちはどうしますか?
帆花:今日は練習しないよ。その分明日からビシバシ行くよ!
きらりん:は…はい!
わたぼう:聞かなきゃ良かった…
早苗:そろそろ夕飯づくりしますよ!
くるみ:みんな!一緒にピザ作ろう!
こうしてみんな夕飯づくりを始めた。
帆花:くるみ!火加減はどう?
くるみ:全く問題ありません!
早苗:生地ももうすぐですか?
海美:生地は問題ないよ!具材は…一年は食べたいピザってある?
わたぼう:先輩と食べれるならなんでもですねぇ…
きらりん:テリヤキ…マルゲリータ…お腹空きました…
クロエ:とりあえず1枚ごとに変えてみてはどうでしょうか!
海美:ありがとう!昴!具材をのっけるのは任せた!
昴:任された!
帆花:よし、準備できたらオーブンに入れて!
くるみ:はい!
ピザの焼いている時間、それは心が踊る時間。焼き上がるまで料理をするもの、じっと見ているもの、演技の練習をするものと三者三様の風景を見せる。
帆花:さぁ、手作りピザの完成よ!
わたぼう:わぁ!こっちはマルゲリータだ!
きらりん:テリヤキにクアトロ・フォルマッジ!
クロエ:こっちには色々な料理が!
帆花:さぁ、頂きましょう!
くるみ:みんな手を合わせて!
みんな:いただきます!
こうして幸せな食事時間が始まった。終わる頃には時計の針が2つほど進んでいた。
帆花:それでは明日の連絡とこの後のスケジュールについてを説明します。今日の夜から部屋ごとの3班に分かれて行動します。食事係は6時に食堂にお願いします。明日の朝食は7時15分です。あとは少し前に渡したしおりを読んでください。
くるみ:しおり?
帆花:…あ。渡すの忘れてた。ごめんなさい!このあと配布します!あと昴、脚本はできましたか?
昴:もちのろんです!明日から練習ですので…みなさん頑張りましょう!
帆花:ではみなさんこのあと部屋に各自お願いします!
みんな:\はい!お疲れ様でした!/