新フェス
ここはとある高校の演劇部。突然始まった新人デビューフェスティバルとは何なのか…
くるみ:…と、いうわけで新フェスはメインを新人にしないといけないんです!
帆花:…今回何人来たんだっけ…
海美:先輩、女子が3人です。
早苗:それじゃあ…ほんわかぷっぷーな感じでどうでしょう。
くるみ:捌いていくッ!って感じですか!?
昴:…新フェスの脚本、書かなくては…でも、どういう感じのものがいいんだろう…
こうして決まった(?)脚本を配布して練習をしていく。
くるみ:…で、新入生は本入部なんですか!?
早苗:どうした…記憶力がどうかしてるぞー?
海美:仕方ない、くるみの記憶容量は1MBだから仕方ないよ。
くるみ:でも友だちの名前は忘れたことないよ!
帆花:いや、ドヤ顔するところじゃないよ。
昴:さぁ、一緒に練習しましょうか…あんな先輩になっちゃダメですよ。
クロエ:うぃ!
きらりん:はい!
わたぼう:わかりました!
こうして新フェスの練習がひっそりと始まった。次第に先輩たちがやってきて本番のような演技になってくる。
帆花:わたぼうちゃんその場所はもっと派手にしよう、きらりんはもっとちゃんと間を大切に!クロエは棒立ちしない!
くるみ:海美、おなかから声出せる?早苗は…って私たち今回は舞台芸術だったね。
早苗:くるみはまだ音響で声出すからいいじゃないですか…私は何にも…
海美:おい、裏方は大事な仕事だ。万年裏方の昴を見ろ、真剣に…昴?
昴:あ、ごめん効果音作ってた。フリー素材だといいのがなくて…
海美:それは仕方ないな。
昴:えへっ!
こうしてゆるゆると練習が終わり、帰りの支度に入る。
帆花:はい今日の練習はこれで終わりです。明日は新フェス本番です。何か質問ある人はいますか?
わたぼう:…ちょっと待ってください!明日本番なんですか!?
帆花:確かそうだったんじゃないかな…
モニカ:明日じゃなくて来週の土曜日ですよ!まだ助かる…マダガスカル!
わたぼう:ありがとうございます!
クロエ:きらりんちゃん…寒くない?
きらりん:これは寒いので…ストーブありませんか?
帆花:え?あ、はい。明日も練習頑張りましょう…!他に連絡はありませんか?
みんな:大丈夫じゃないでーす!
帆花:どうして!?
早苗:自分たち自己紹介してないじゃないですか!
きらりん:そうですよ!先輩たちのこと…もっと知りたいです!
帆花:そっかぁ…じゃあ自己紹介しましょうか。私は伏見帆花。3年で部長をやってるの。好きなものは…やっぱりおばあちゃんのいなり寿司だね。
くるみ:次は私だね!
早苗:いや私が!
海美:番号的に次は私が!
昴:…私がやるわ。
くるみ・早苗・海美:どーぞどーぞ
昴:…私は天ヶ瀬昴。2年生。脚本とか裏方がメインだけど、演技で困ったことがあったら聞いてほしいなぁ。こんな雰囲気だけど、よろしく。
海美:こほん。私は蟹江海美よ。2年で一応副部長だ。態度が冷たいってよく言われるが、その…話しかけてほしい。よろしくね…
くるみ:待ってました!私は桃園くるみ!
早苗:で、私が森中早苗。よろしくね!
きらりん・クロエ・わたぼう:よろしくお願いします!
帆花:はい!これで今日の活動を終わります!
みんな:ありがとうございました!